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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』13
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読書メモ
第2章 具体と抽象とは何か?
具体⇔抽象ピラミッド
具体と抽象の関係性を抽象化して端的に表現したもの(図11)
川上から川下へという流れ
具体:抽象はN:1の関係
抽象化すればするほどシンプルになる
理解できる人の数の多寡
抽象レベルが高い事象になればなるほど、理解できる人の数も少なくなっていく
抽象化とはメタの上位視点を持つこと
抽象度が上がる=全体を見る
水は低きに流れる
人間の思考は具体的に考えるほうが楽で自然
抽象概念を操ることは意識しないとなかなか実践できない
具体:抽象は1:Mの関係
抽象化の仕方は一通りではない
「時と場合によって(=目的によって)」抽象化の方向性は異なる
感想
具体と抽象の関係も、さまざまな表現ができることがわかりました。ということは、具体と抽象の関係そのものも、また抽象的なもので、そこから具体的な喩えで表現することが無限にできるといえそうです。
ものを教えていると、初心者であるほど、話している内容が具体的でないと理解してもらえません。知っている人だと、抽象的な話でも理解してもらえますし、具体だけだと、かえって誤解を生むことさえあります。(その事例でしか通用しないと理解されてしまう)
確かに、動物がそうであるように、人間も現実に眼の前にある具体から考えると思います。しかし、思考が具体だけにとどまる人と、具体と抽象を行き来できるひととでは、思考方法にどんな違いがあるのか、思考を鍛える訓練にどんな違いがあるのかなどを、知りたいところです。
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