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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』18

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読書メモ

第2章 具体と抽象とは何か?

  • 抽象化とは「線引する」こと

    • 抽象化:あるグループと別のグループの間に「線を引く」

    • 抽象化のゆがみも生じる
      →個別事例の特殊性を一切無視するため

    • 抽象化は、アナログからデジタルへの変換に似ている

  • 抽象化とは「一言で表現する」こと

    • 抽象化:対象物のさまざまな特徴のうち、ある目的に合致した特徴のみを抜き出すこと

    • まとめるという行為は「目的に応じて異なる」

感想

まとめるという行為(抽象化する行為)が目的に応じて異なるのは、目的によって分類の基準が変わってしまうからだと思います。目的を共有するということは、同時に、抽象化の基準を共有することとも考えられます。コミュニケーションギャップを感じたときは、このあたりを確認したほうがいいかもしれません。

虹の色の分け方が各国で違うこととも、抽象化のよい例なのかもしれません。虹の色は連続しているので、具体的に、何色(なんしょく)に分けるか、分けた色を何色(なにいろ)と定義するかは、その文化圏の基準によるものだと思います。(ただし、その基準しか知らないと虹の色は●●色である、という思い込んでしまう危険性はあります)

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