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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』23

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読書メモ

第3章 抽象とは?

  • 抽象化とは「Whyを問う」こと

    • 抽象が表す関係性
      →「なぜ?」という疑問視(因果関係、手段と目的)

    • Whyは他の4Wとは次元が異なる
      →Whyのみが2次元(ほかは1次元)

  • 抽象化は「メタで考える」こと

    • メタ:対象を離れたところから眺めること

    • 抽象化とは具体のレベルのメタ認知

  • 抽象化とは「全体を俯瞰する」こと

    • 抽象:個別事象の集合体があって初めて成立する

    • 個別事象の関係性を考えているうちに、必然的にある系の全体像まで見なければ意味がなくなることになる

    • 全体を見ようとすれば、必然的に視点はメタへと上がる

感想

Whyは背景・理由を深堀りする、他の4Wは具体的な事例を出すための問いだと聞いたことがあります。イメージは、まさしく、縦方向の思考と横方向の思考です。

ここまで読んで思ったのですが、個々の具体的な事例・事象に何かしらの関係性を見出さないことには、抽象化はできないのだと思います。だとすれば、その関係性を見つけるには、どういうトレーニングをすればいいのでしょうか。

波頭亮『論理的思考のコアスキル』では、「繋げる」スキルの一つに「コロケーションで繋ぐ(=共通項で繋ぐ)」とあり、「豊かなコロケーションのスキルは、どれだけ多様な観点・切り口から考察対象を見ることができるか、…」(p.120)とあるので、細かく見る観察眼を日頃から養うことが大切なのではないかと思いました。


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