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古賀院長のリフレッシュコーナー

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東京西新宿・中野坂上治療院、古賀院長の「リフレッシュコーナー」です。 「あ~、ここ!ここを押すとすごく気持ちいいよね~」 疲れているときや、体調の悪いときに、気が付いたら自分で体… もっと読む
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2022年2月の記事一覧

#78:寝る前の一杯の水が・・・

#78:寝る前の一杯の水が・・・

私たちは、起きているときはもちろん、寝ているときでも結構たくさんの汗をかいています。起きているときは積極的に水分補給ができるからいいのですが、寝ているときはなかなか意識的にはそれができないので、就寝中の脱水は、ときに体に多大な負担を及ぼすことがあります(特に中高年の場合)。

これは、就寝中の汗により、体の水分が減り、血液の粘性が高まるからです。中年以降で動脈硬化や、血圧が高いなどの既往症があると

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#77:外反母指趾

#77:外反母指趾

足の親指が人さし指側に曲がって、親指の根元が突出するように変形してしまうのが『外反母趾』です。
リウマチなどの病気から起こる場合もありますが、ほとんどの原因は、ハイヒールなどの自分に合わない靴で長時間いたためといわれています。
親指の変形に気がついたら、まずは自分に合わない靴をはくのはやめて、症状が進行しないように注意しましょう。そして入浴後には、両足の親指に太めの輪ゴムを2~3本ひっかけて、かか

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#76:リウマチ

#76:リウマチ

慢性関節リウマチは、特に関節が強い痛みに侵される炎症性の疾患で、難病で原因が不明であり(免疫異常の関与が大きいと考えられる)、初期症状では関節の痛み、腫れ、起床時の朝のこわばり(関節が痛んで、こわばってしまい動かしにくくなる)が特徴的で、年数がたつにつれ、関節の骨が癒着したり変形したりして動かせなくなってきます。

東洋医学では、慢性関節リウマチなどの関節の痛みは、『痺の病(風・寒・湿の三つの邪が

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#75:顔のむくみと目のクマ

#75:顔のむくみと目のクマ

疫病感染拡大以前の飲み会の翌朝や、就寝前に多量の水分を取ったときなど、朝起きて自分の顔のむくみにびっくりすることがあります。また、涙で枕を濡らして寝たために(?)、目が腫れて目の下におぞましいクマがくっきりということもあります。

実際に、飲み過ぎたり、前の晩に泣いたりしなくても顔のむくみや目のクマは起こるものです。これは、体内中の水分の循環や排泄がうまくいかず、体に不要な水分が溜まってしまう状態

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#74:三叉神経痛

#74:三叉神経痛

顔面に現れる痛みのことをよく、『顔面神経痛』といいますが、正しくは、『三叉神経痛』といいます(三叉神経は、『眼神経』・『上顎神経』・『下顎神経』の三つの知覚神経の枝が顔に広く分布していることから由来します)。

この痛みは激痛で、焼けるような、刺すような痛みなど、さまざまな表現がされ、痛みのために食事も睡眠もできず、心身ともに衰弱してしまいます。特に、上顎、下顎の神経が侵されることが多く、発症の原

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#73:糖尿病

#73:糖尿病

糖尿病・・・よく耳にする病気ですが、どういう病気で何に気をつければよいのでしょうか。糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの量が少なくなったり、作用しなくなったりする病気です。
食物中の糖質は、体内でブドウ糖に分解されます。インスリンは、このブドウ糖の血糖値を下げる働きをするのですが、インスリンの効果が低下すると血糖値が上昇し、糖尿病になるのです。

糖尿病が怖いといわれるのは、血糖

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#72:体温はどこで作られるの?

#72:体温はどこで作られるの?

人間を含めてホ乳類と鳥類は、常に体温をほぼ一定に保つように体の仕組みがなされていて、たとえ寝ているときでも最低限のエネルギーを消費しながら熱をつくり、体温を維持しています(恒温動物)。
ところで、体温をつくり出すための燃料の方は体内に取り入れた食べ物であろうことは見当がつきますが、では、その燃料によって熱はいったいどこでつくられるのでしょうか?

実は、最も多くの割合で熱をつくり出すのは筋肉なので

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#71:いつもニコニコ

#71:いつもニコニコ

ストレスと免疫機能、やっぱり関係あるの?

人間だけでなく生物は、体が病気にならないように、体内に侵入したり発生したりする不適切な因子を攻撃、排除する機能である、『免疫力』という力を持っています。
例えば、体内に侵入したウィルス:細菌類、または体内で変質により形成されたガン細胞などは、免疫力が正常に働いているうちは、そう簡単に発症することはありませんが、ひとたび免疫力が低下すると身体が脅威にさらさ

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#70:帯状疱疹

#70:帯状疱疹

帯状疱疹・・・からだの皮膚(特に側胸部に多い)が赤くはれて、ブツブツの水泡ができ、ときにその水泡は、衣服が触れてだけでも飛び上がるほどの痛みを伴って体も衰弱します。
帯状疱疹は、皮膚病である『ヘルペス』の一種ですが(大きく分けて、帯状ヘルペスと単純ヘルペスの二種があり、いずれもヘルペスウィルスの感染が原因),帯状ヘルペスの方の原因ウィルスは、子供のときにかかった水痘(みずぼうそう)のウィルスで、そ

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#69:ふくらはぎ周辺の痛みに・・・

一日中歩いたり、または立っていたりしていると、足が極度に疲れるあまり、ふくらはぎやその周辺の筋肉が痙攣したり、痛みを起こすことがありますね。ふくらはぎは触るとわかりますが、前の『すね』に比べると弾力があり、筋肉がとても豊富についた造りになっています。もともとふくらはぎとは、『ふくらんだ・はぎ(すねのこと)』なのだそうですが、この弾力によって体重を支えたり、歩行の時のバランスをとったりする大切な部分

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#68:にきび・吹き出物

#68:にきび・吹き出物

にきびや吹き出物は、顔の毛穴に老廃物や皮脂がつまってしまい、そこに最近などがついて炎症をおこしてしまう状態です。
若い頃のにきびは、新陳代謝が盛んで皮脂の分泌も過剰になってしまうために起こりやすくなってしまうものですが、ある程度年齢が上になってからのそれは、ビタミン不足や胃腸の不調、不摂生による心身のストレスなどが原因になってきます。

まずは洗顔をしっかりして肌をいつも清潔に保つことでが大事で、

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#67:足の陥入爪の原因は・・・

#67:足の陥入爪の原因は・・・

足の爪の角が変形して、その周辺の皮膚に爪が食い込んだことで、痛みや化膿を引き起こす症状を陥入爪といいます。主に足の親指にできることが多いのですが、稀に他の指にも起こることがあり、痛みで歩くのもままならなくなる場合もあります。

足先に重心がかかるハイヒールを長時間履いているのが大きな原因とされていましたが、本当の理由は、『深爪』ではないかといわれています(ハイヒールを履かない中学生以下の男女に若干

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#66:股関節の痛みには

#66:股関節の痛みには

股関節の痛みは、もともと高齢による筋肉の衰えによって起こる場合が多かったのですが、最近は、『歩く』という行為が少なくなった中年や若年層にもみられるようになってきました。

股関節は、いろいろな方向に動かせる関節で、体の大部分の重さを支えなければなりません。そのため、『腸腰筋・大殿筋・中殿筋』などの大きな筋肉がその周囲を取り囲み保護しています。しかし先に述べたようにあまり歩いたりすることが少なくなっ

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#65:『雑巾がけ』が肩コリと部分やせに効く

#65:『雑巾がけ』が肩コリと部分やせに効く

『雑巾がけ』:小学校の頃、掃除の時に廊下を誰が一番早くぞうきんがけできるか競争した記憶をもつ人も多いと思いますが(最近の小学生はモップがけだとか・・)、この雑巾がけ、以外に肩コリ解消に効果があるみたいです。

肩コリの原因はいろいろですが、両腕の重さが直接肩にかかることが一因として挙げられます。平均で6~7キログラムといわれる両腕を支える肩は、それだけでも相当な負担になります。
では、何故雑巾がけ

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