#71:いつもニコニコ
ストレスと免疫機能、やっぱり関係あるの?
人間だけでなく生物は、体が病気にならないように、体内に侵入したり発生したりする不適切な因子を攻撃、排除する機能である、『免疫力』という力を持っています。
例えば、体内に侵入したウィルス:細菌類、または体内で変質により形成されたガン細胞などは、免疫力が正常に働いているうちは、そう簡単に発症することはありませんが、ひとたび免疫力が低下すると身体が脅威にさらされることになります。
この免疫力の低下の原因として、医学的にも唱えられているのは、ストレスと生活習慣の不摂生といわれています。
ストレスについては、カナダのセリエ博士による『ストレス学説』で、ストレスの詳細な分類がなされていますが、度を越したストレスが継続することで、体の防衛機能は破壊されてしまうことがわかっています。
さらに生活習慣の不摂生も結果的には身体へのストレスに繋がってきます。過度の飲食や喫煙、睡眠不足などが直接体の免疫力低下として影響するので特に注意が必要です。
また最近では、『よく笑い、感動する』ことも免疫力の要であるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化するということがわかってきました。ガンの患者さんに対して積極的に笑いの指導をしたり、一緒に登山をしたりして共に感動と喜びを分かち合い、病気の進行を遅らせる方法を取り入れている医師の話しや、そのような趣旨の集まりもあるそうです。
普通ならかからない病気も、不摂生して疲れているときにかかる場合がとても多いことから、普段からの生活習慣の見直しと、いつもニコニコをこころがけるようにしましょう。
現下のコロナウイルスにも対抗できそうです。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
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