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ゲーム歴史と随筆と・徒然なる話

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2024年2月の記事一覧

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(1)

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(1)

重要な注意:これからこの連作記事に書いていく「4つのゲーム」はすべて1985年頃に日本語で出版された「ルイス・キャロルの人物像に迫るという書きっぷりの表題と内容だった書籍」から引用しています。出版当時にガキンチョだった私が図書館にて、手書きで自分のノートに書き写したものを元にしています。書籍名はメモを取らなかったため不明(出典不明)です。

こうなると、この記事に書かれる4つのゲームは、本当にルイ

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ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(2)

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(2)

この記事には重要な注意点があります。必ず(1)の記事文頭に記した注意書きをお読みの上でお楽しみください。

画像ならびに、ルイス・キャロルに関する研究成果等は、主としてwikipediaの英語版から引用しています。それに加えて、彼の友人らの記述等も一部引用していますが、すべてwikipediaの文末に参考文献リストとして書かれている書籍類に基づきます。

前回の記事で紹介した「Natural Se

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投稿予定記事(未完成で、参考文献待ち、あるいは、推敲待ち)が40本を超えました。それらが相互に「ーーを参照されたし」「以前の記事にも書きましたが・・」になってこんがらがってる。
そっちの方面で、てんやわんやになりました。
記事本体の完成度を上げるだけでも苦労してんのに。

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(3)

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(3)

この記事には重要な注意点があります。必ず(1)の記事文頭に記した注意書きをお読みの上でお楽しみください。

画像ならびに、ルイス・キャロルに関する研究成果等は、主としてwikipediaの英語版から引用しています。

さて、昨日の記事からの続きです。

「ロリコン野郎」とか、「ルイス・キャロルは少女にしか欲情しないんだー。変態だー。」と1985年頃は言われ続けていたわけですが、これ、実は時代考証が

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ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(4)

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(4)

この記事には重要な注意点があります。必ず(1)の記事文頭に記した注意書きをお読みの上でお楽しみください。

画像ならびに、ルイス・キャロルに関する研究成果等は、主としてwikipediaの英語版から引用しています。

Charles Lutwidge Dodgson(ペンネーム:ルイス・キャロル)さんのゲーム作品2つめの紹介です。今日紹介するゲームは、たぶんnimを意識したものなのでしょう。何と言

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ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(5)

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(5)

この記事には重要な注意点があります。必ず(1)の記事文頭に記した注意書きをお読みの上でお楽しみください。

画像ならびに、ルイス・キャロルに関する研究成果等は、主としてwikipediaの英語版から引用しています。それに加えて、彼の友人らの記述等も一部引用していますが、すべてwikipediaの文末に参考文献リストとして書かれている書籍類に基づきます。

今回は、ルイス・キャロル氏のカードゲーム

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ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(6)

ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」。この人がゲーム作ってた事、知ってました?(6)

この記事には重要な注意点があります。必ず(1)の記事文頭に記した注意書きをお読みの上でお楽しみください。

画像ならびに、ルイス・キャロルに関する研究成果等は、主としてwikipediaの英語版から引用しています。それに加えて、彼の友人らの記述等も一部引用していますが、すべてwikipediaの文末に参考文献リストとして書かれている書籍類に基づきます。

今回は「この連作記事」における最後のゲーム

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ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(1)

ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(1)

画像は、すべてこの書籍から引用しました。使用している画像は、私の記事とは直接には関係ないです。
The Universe in a Handkerchief by Martin Gardner(邦題:ルイス・キャロル 遊びの宇宙)

ルイス・キャロルのワードパズル&ワードゲーム、そしてついでにちょっとボードゲームも紹介している本「ルイス・キャロル 遊びの宇宙」(マーティン・ガードナー著)。この本の

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ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(2)

ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(2)

画像は、すべてこの書籍から引用しました。使用している画像は、私の記事とは直接には関係ないです。
The Universe in a Handkerchief by Martin Gardner(邦題:ルイス・キャロル 遊びの宇宙)

このLanrickゲームの1987~1988年版、どうして「マーカー」をサイコロ任せにしたのか、ひっかかります。
だって、サイコロで「かなりいい目」が出てしまった場合

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ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(3)

ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(3)

画像は、すべてこの書籍から引用しました。使用している画像は、私の記事とは直接には関係ないです。
The Universe in a Handkerchief by Martin Gardner(邦題:ルイス・キャロル 遊びの宇宙)

Lanrickという名のボードゲーム。ルールの英語原文の書き方が「詩歌レトリック」を用いています。
奇妙なところで韻を踏むなど、実はとっても読みにくい文章構成になって

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ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(4)

ルイス・キャロルの人物像に迫る!ー彼のボドゲ製作の手法からー(4)

画像は、すべてこの書籍から引用しました。使用している画像は、私の記事とは直接には関係ないです。
The Universe in a Handkerchief by Martin Gardner(邦題:ルイス・キャロル 遊びの宇宙)

Lanrickは何度も改訂され続けました。
「第3改訂」になると、私が「Natural Selection」に対して発言した「批判」の数々が、ほぼ解消されています。

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1980~1985年のデパート屋上。ラッキーボール

1980~1985年のデパート屋上。ラッキーボール

古い話で恐縮です。先日、テレビをだらーっと見ていたら、群馬県にある「個人経営の博物館」が紹介されていました。
そこは、昭和をテーマにいろんな物品を展示しているとのこと。
その番組中に2秒ほど流れた「ラッキーボール」で楽しそうに遊ぶ、来館者たちの映像に私は深い印象を受けました。

そう、ラッキーボールです。
ラッキーボールはスマートボールから派生したゲームです。同じくスマートボールから派生した、もっ

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回転の魔術師、オスカー・ファン・ディフェンターさん(1)

回転の魔術師、オスカー・ファン・ディフェンターさん(1)

オスカーさんは、本当に美しい回転パズルを作る人です。ラジくまるは、すっかりファンになってしましました。
ラジくまるが一番最初に触った彼の作品はオーギアです。

オーギアは、部品をしっかり観察すると、「ああ、矢印のココ、と、四角型のここの穴、これらを合わせれば外れんじゃん」「うん、目標はわかったぞ。」として、解決の大きな目標はすぐに立てられます。

しかし、「あれれ、矢印のココが、何回回転させても、

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回転の魔術師、オスカー・ファン・ディフェンターさん(2)

回転の魔術師、オスカー・ファン・ディフェンターさん(2)

せっかくオスカーさんの作品の話題が出ていますので、この際、ラジくまるが「好き」と思ったオスカー作品を、さらに追加でご紹介します。

オスカーさんは、作品のほとんどが立体パズルです。
その中でも傑作だと言ってしまいたいモノは、どれもこれも「回転アクション」ものです。
ボドゲのほうは、たまーに「余暇」として作ってる感じです。

やはり、どうしてもご紹介しておきたいのはBinary Arts社(現Thi

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