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【イタリア国立大学】③卒業論文・大学卒業 進め方


聖ドメニコ教会は、圧倒の存在感

はじめに

以前公開していた2018年~19年の記事に
加筆、改訂を加えてまとめました。
ただし当時の手続き事項なので、
最新の情報は
各自でお調べ頂きますようお願い致します。

イタリアの大学へ正規留学するには、
まず▶東京イタリア文化会館にお問い合わせ下さい。
下記情報は、国立の教育機関に
外国人枠として正規入学する事を目的とした、
個人の経験による
入学手続きや大学生活のまとめ(2012年当時)です。


卒論制作の進め方

担当教授から具体的にテーマを指示されたら
各章の割り振りを考え、その内容に沿った資料を探す。
教授から読むべき系統の書籍を指示される場合もあるが、
不明であれば具体的に書籍のタイトルや著者を訊く。
研究資料が集まれば、執筆を始める。


目次(Indice)

構想した各章本論の他に必要なのは、

  • 目次(Indice:インディチェ)

  • 序章(Introduzione:イントロドゥツィオーネ)

  • 結論(Conclusione:コンクルズィオーネ)

  • 参考文献(Bibliografia:ビブリオグラフィーア)

  • 参考サイト(Sitografia:スィトグラフィーア)

など。

目次例

目次

  • 序章

  • 1章~必要数

  • 結論

  • 参考文献、参考サイト

  • 謝辞

これらの一般的な卒論の内容の他、
個人例として
結論の後に
全体の日本語要約(イタリア語が分からない日本の家族用)と
各章内での図表を番号順に一覧も挿入。

※論文制作の内容については、担当教授との相談次第です。


進め方

序章は最後に書く。
第1章から着手する事。
一般的に、章ごと、もしくは節や項ごとに
教授に添削をしてもらう。
卒論を書くには、普段の日常イタリア語とは異なる
学術的な言葉選びや言い回しが必要である。
イタリア母語話者の友人がいれば、
教授の添削前に一度見てもらってから
教授へ提出する事を勧める。
担当の教授によって
各章ごとに細かく訂正を求められ
大きくやり直さなければならない場合もあれば
特に問題が無ければとにかく先へ進めさせる場合もある。
全ては各学生の書き方によりけり。

序章は論文全体の紹介となる為、全章、結論も書き終えた後に書く。


参考文献、参考サイト(Bibliografia、Sitografia)

参考にした文献やサイトは、全て書き留めておく事。
下記の事項を記す必要がある。

参考文献一覧

  • 著者

  • 出版年

  • タイトル

  • 出版都市と出版社

参考サイト一覧

  • 差し込み章

  • 著者

  • 出版年

  • サイト上ページのタイトル

  • 該当URL

論文内へ直接差し込む引用文

  • 著者

  • 出版年

  • 該当ページ

図形や参考文献の図案の差し込み

  • 番号

  • 図が示す内容

  • 文献のタイトル、出版年、該当ページ


不明な場合、担当教授へ質問したり
既に卒業したイタリア人学生の卒論を見せてもらうのも良い。


注意点

論文を制作するにあたり、
全て理論や他の文献等に基づかなければいけない。
個人の感情は不要であり、
持論の展開にもその他の明確な理論が必要である。


各大学、学科の授業詳細については、
希望大学のHPで各自ご確認下さい。



在日イタリア大使館(東京)
在大阪イタリア総領事館(大阪)
もしくは留学エージェント会社などに問い合わせる等、
最新の情報は必ずご自身でご確認下さい。

▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」


【イタリア国立大学正規留学】目次

▷▷大学のシステム
学士/修士/博士課程

▷▷申請手続き
・渡航前
① 準備(1)
② 準備(2)
③ ビザ(1)
④ ビザ(2)
⑤ 住居証明
⑥ 学費納入
⑦ 海外保険
⑧ ビザ申請予約

・渡航後
⑨ 滞在許可(1)
⑩ 滞在許可(2)
⑪ 滞在許可(3)
⑫ 滞在許可(4)
⑬ オンライン入学登録

▷▷大学生活
① 授業期間
② 授業と復習
③ 期末試験

▷▷卒業論文・大学卒業
① ラウレア
② 始め方
③ 進め方  ←今ここ。
④ 完成後
⑤ ラウレア当日

▷▷番外編
卒論執筆の裏話


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