【イタリア国立大学】大学のシステム
① 大学の各過程
イタリアの大学は主に、
3年制の学士課程(Triennale)
2年制の修士課程(Magistrale)
3年以上の博士課程(Dottorato)
で構成。
② 滞在許可(Permesso di soggiorno)の更新期限
外国人学生がこれらの過程に在籍する場合、
基本的に最長「+3年」の滞在許可が認可される。
Triennale → 3年+3年
Magistrale → 2年+3年
滞在許可の種類は『就学(Studio)』であり、
就学滞在許可は1年ごとに更新。
※私立の語学学校であっても国立の教育機関であっても、同じく1年更新。
毎年の更新では、
年度内で
最低何科目の試験合格が必須という規定がある。
③ 試験方法
イタリアの大学では、
各試験、基本的に全て口述試験。
試験によっては、
筆記試験に合格してからでないと
口述試験に進めない場合もある。
そして口述試験は、
同じ教室内で順番を待つ
他学生達の目の前で行われる。
※個人的に、これを「公開処刑」と呼ぶ。
④ 出欠による試験方法の違い
イタリアの大学は、
体調、仕事など様々な理由によって
授業に出席せず自宅学習で試験に挑む事も可能。
非通学(Non frequentante)学生は、
通学(Frequentante)学生よりも
指定書籍が多かったり
小論文などの課題が増えるが、
試験の合格点数が
最低18点~最高30点という事には変わらない。
⑤ 各単位と試験の合格点数
毎学年60点ずつの単位点(Crediti)が必要で、
3年制学士課程(Triennale)では合計180 Crediti(60×3学年)
2年制修士課程(Magistrale)では合計120 Crediti(60×2学年)
が、卒業に必要。
各科目によって単位点が異なり、
その試験を合格して初めて単位点を獲得となる。
各試験の合格点数は
最高30点
最低18点
であり、
日本の100点満点とは感覚が異なるので注意。
※各科目試験の点数(Voti)と、Creditiは別物。1試験で30点満点でも、30 Creditiにはならない。
各試験の合格点数は、
合計平均が最終卒業点数に影響する。
⑥ 卒業論文(Tesi)
卒業論文を作成するには、
自分で方向性を選んでから専門の教授に相談する、
もしくは指示を仰ぎたい教授に内容を選んでもらう。
一般的に
学士課程(Triennale)は30~50ページ
修士課程(Magistrale)は100~150ページ
が、必要ページ数と言われている。
⑦ 最終卒業点数
各課程全ての最高卒業点数は、110点。
特に優秀な成績を修めた学生には、
110点+賛辞(Lode)という功績を授与される。
最終点数は、
全試験の平均点から更に
「×11÷3」という計算を重ねた上で、
論文内容に対するボーナス点(最大7点)の有無で算出される。
注意
当noteで紹介する
イタリア国立大学正規留学情報
滞在許可の新規申請、更新、及び変更手続き情報
現地銀行口座開設情報
などは、個人の経験に基づく情報であり、
最新の情報は
各個人でご確認頂きますようお願いします。
▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」
【イタリア国立大学正規留学】目次
▷▷大学のシステム
学士/修士/博士課程 ←今ここ。
▷▷申請手続き
・渡航前
① 準備(1)
② 準備(2)
③ ビザ(1)
④ ビザ(2)
⑤ 住居証明
⑥ 学費納入
⑦ 海外保険
⑧ ビザ申請予約
・渡航後
⑨ 滞在許可(1)
⑩ 滞在許可(2)
⑪ 滞在許可(3)
⑫ 滞在許可(4)
⑬ オンライン入学登録
▷▷大学生活
① 授業期間
② 授業と復習
③ 期末試験
▷▷卒業論文・大学卒業
① ラウレア
② 始め方
③ 進め方
④ 完成後
⑤ ラウレア当日
▷▷番外編
卒論執筆の裏話
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