初めて覚えた短歌【クリエイターフェス特別お題】
みなさん、こんばんは。禧螺です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
レディースウィークでの体調を調節したいので、HSP記事の掲載が、週明けになりますことをご了承ください。
その決定を後押ししてくれるかのように、本日のお題タグが「#今日の短歌」ときました。
ここは思い切って、大いにお題について語りたいと思います。
短歌で思い出すのは、小学校の頃の、ある一時期に夢中になった百人一首。
みなさんは、今までの人生のどこかで、百人一首を経験されたことはありますでしょうか?
🌊
小学校の高学年でのこと。
この時期、授業はいっぱいいっぱい、覚えることもたくさん増えてきて、とにかく疲れていたことは記憶にあります。
授業の内容よりも、授業の雰囲気や、周囲の同級生達が取り交わす内緒の手紙のやり取りを見てぐったり。
気にしなくてもいいのに、そこに誰かの悪口が書かれているのではないかと思うと、余計に授業に集中できなくて、疲れていました。
そんな嫌な疲れを吹き飛ばしてくれる、楽しみな授業がありました。
百人一首です。
かるたの百人一首では、先生が短歌の札を読み上げ、児童が読み上げられる短歌の下の句が書かれた札を取る遊び。
短歌の数を覚えれば覚えるほど、取れる札の枚数も増えます。
また、坊主めくりも流行りました。
絵札を財に見立てて札を取り、侍を引けばそのままその一枚は自分の財となる。
また、姫を引けば行く当てのない財を引き取ることができ、坊主を引けば持っている財をすべて没収されるというもので、札の山がなくなった時点で、誰が一番財を持っているかを競うものです。
そんな中で、たった一度だけあった、好きな時間。
好きな百人一首の歌を選んで自分で札を作るというものでした。
一番好きな歌でかつ、十何年も経った今でも覚えていられる、ちょっと不思議な縁を感じる歌。
当時から、世界全体に関心があった私は「世」の漢字が入った歌がないか、探していました。
この歌は93番目に収録されているのですが、それまで読んできた歌に、自分の感覚が全然反応しませんでした。
どれもその時の心情や景色の美しさが歌われた、素晴らしいものであるのは間違いないのですが「ふぅーん……いいね」という感覚で止まる。
「いいね」以上は、別になにも感じない。
歌をみてきて、残り10枚の時に「えー……この中から、どうしても探さないとダメ?」と思いかけていた時でした。
文字の並びや単語の並び、歌のリズムがなんとなく聞いていて心地良い。
なんだか海の優しい情景が浮かんでくる気がする。
なんとなく優しい眼差しを感じる。
よくわからないけれど、私この人の感じ、好きかもしれない。
そんな「いい感じ」を感じ取って、この歌は絶対にかるたで取りたいと強く思い、覚えました。
詳しい解説や作者の紹介の紹介は、こちらのサイト様をご参考ください↓
今、解説を見ると、この歌は、私が小学生の時点で、未来の私が何を目指し生きていくのかを、知っていたような気がしてなりません。
だから今でも思い出せるし、ふと意識にも登ってきてくれる。
ご本人に直接言えるわけないけれど、それでも伝えたい。
あなたの歌が、私と百人一首を繋いでくれているおかげで、毎年お正月に、いとこたちと百人一首を楽しめています。
そんなごく普通の情景が切なくいとしいと、思います。
と。
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トップ画像は Paulo 写真家 時々 ヘブライ語通訳様 からお借りしました!
ありがとうございました。
みなさんに、ここで出逢えて嬉しいです。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
みなさんの本日が、素敵なものでありますように。
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