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「推しキャラ」という名の「推しむし」【クリエイターフェス特別お題】

みなさん、こんばんは。禧螺です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


連日推し語りが続いていますが、本日から、今週末にある面接授業の準備をしたいので、短い文章または写真たくさんで更新して参ります。

蝶の幼虫さんたちも、冬支度本気モードなのか、ついに蛹で越冬組が出てきました。

それでも、まだまだ小さな子たちはたくさんいて、元気に葉っぱを食べています。

本日は、リアルな方じゃない、絵の方での「#私の推しキャラ」を語ります。

よろしければ、お付き合いいただけると嬉しいです。



🐛

私の推しキャラは、あの温かな色遣いとぷにぷにしたフォルムがかわいい

はらぺこあおむし

です。


はらぺこあおむしに本格的にはまっていったのは、去年の夏から。

そう、蝶の世界に足を踏み入れた頃、よく目にするようになっていきました。

はらぺこあおむしは、絵本作家のカール・エリックさんが描かれたお話です。

蝶の卵時代から成虫になるまでを、温かな色遣いと、豊かな表現盛りだくさんの文章で楽しみながら見守ることができます。


実際の蝶の幼虫は、絵本よりも遥かに厳しい環境の中で育ち、成虫になるのですが、ふにふに歩いて行く感じや、葉っぱを夢中で食べる姿は、まさしく「はらぺこあおむし」そのものです。

いつまでも見ていられる。


はらぺこあおむしは、自分の身体を大きくするために、果物をはじめ、ケーキやソーセージまで食べてしまいます。

おなかがいたくなるまで食べるなんて、なんだか人間ぽいところもあってかわいいです。

生物としては違う種族ですが、親近感が湧きます。


好奇心旺盛で、いろいろなところへと、その足を使って歩いて行くところが、とても愛しく感じます。

早いとか遅いとか関係なくて、気になった場所へ、自分の行きたいところに向かって一歩ずつ歩いて行く姿は、本来の自分の「こう生きたい」という姿を思い出させてくれるようで、胸を打たれます。


人間社会に生きていると、ある程度のスピードや合理的判断、理論が求められる時が多いです。

今の時代は、多分、人が総じて、社会や経済や周囲が要求する生き方に、疲れ果てているのかもしれません。

だからこそ、自分ができて当たり前のことでも、それを夢中に追いかける誰かの・何かの姿が、人に「生きたい」という気持ちを呼び起こし、共感したり嫉妬したりする。

「面倒くさいなぁ」と思われる方がいるかもですが、その面倒くささが、生きることに対して、愛しさを感じるものなのだと、思うのです。

来年の春も、きっとたくさんのはらぺこあおむしたちが、うちにやって来ます。

絵にある、はらぺこあおむしたちが、美しい素敵な蝶になったように、また、命の循環を始めるでしょう。


生命の流れを共に眺めてくれる、かわいくも大きな温かさを持った、むしさんなのです。



🦋

みなさんに、ここで出逢えて嬉しいです。

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。


それでは、今日はここまでです。

みなさんの本日が、素敵なものでありますように。



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