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どうして他人と比較してしまうのか

なぜ、他人と比較してしまうのか。いつまで経ってもこの癖がやめられずに嫉妬を繰り返してしまうのか。

あなたは考えたことがありますか?

自分と誰かと比べてしまう理由は、大きく分けて2つあります。

①自分を理解するため
②社会のなかで生き残るため

それぞれ詳しく解説していきます。

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①自分を理解するため

①は想像がつきやすいのではないでしょうか。

もし世界にたった一人だったとしたら、自分の背が高いのか低いのかはもちろん、人間なのか動物なのか、もはや生命体なのかどうかも認識することができませんよね。

わたしたちは他人との比較のなかで生きています。

それは違いを見出して自分を認識するための行為であり、自然なことです。

では、どんなときに比較して苦しくなってしまうのでしょうか。

それは、世間一般の価値観に合わせて自分をジャッジをしたときなのです。

例えば、太っているのはだらしないと世間では言われている。
⇒だから、自分は「だらしない」んだ。
と批判するとき、他人との比較がネガティブな感情を呼び起こします。

ジャッジを手放しましょう。
これはセルフ・コンパッションを持つことで手放せます。

比較する意味がないことに、気付けるからです。

セルフ・コンパッションってなに?いう方は、以前の記事をご覧ください。


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②社会のなかで生き残るため

わたしたちは本能的に、嫌われることを恐れています。

現代でそんなことはありませんが、かつて、コミュニティに所属できないことは死に直結していたからです。(群れにとどまれない=食糧にありつけない)

拒絶されたり見捨てられることは避けなければならない。

「自分はあなたを脅かす存在ではありません」と周りに伝える必要がありました。

そのために、他人と比較して
‘’ 自分の評価を低く見積もること ‘’で

「わたしなんて大したことないですよ、無害ですよ」と
いつでも伝えられるようにしたのです。

「他人と自分を比べること」は、群れの中で生き残るための処世術なのです。死の危険から自分を守るために、自然とそういった思考をしてしまうのですね。

メリットは他にもあります。

自分の欠点をよく理解しておくことで、それを誰かから指摘されて傷付くのを予防できるということ。

「え、わたしのことそんなふうに思ってたんだ…。」とショックを受けるダメージを軽減し、「言われなくても分かってますよ!」と言い返せます。

さらに、「わたしはこういうところがダメなんです」とあらかじめ伝えることで、同情を買うこともできます。

自分への評価のハードルを下げておくことで、採点を甘くしてもらえるのですね。

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いかがでしたしょうか。

誰かと比較することで、わたしたちは恩恵を受けていたのですね。

ただ、これは心の自然な防御反応であるものの、あまり気持ちのいいものとは言えないですよね。

自分の性質にバツをつけて、否定し続けることになってしまいます。

まずは、「誰かと比較するのは、自分を守るための自然な反応なんだ」と理解しましょう。

そして、誰かと比較して落ち込んでしまいそうなとき、

「そうだ、自分のなかでこういう機能が自然と働いているんだった!」

と思い出して、それ以上に‘’ 嫉妬したり ‘’、‘’ 落ち込んだり ‘’する必要はないことを思い出してください


どんなものごとも、改善するにはまず「現状に気付くこと」から。

今回の記事を、現状理解に役立てていただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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