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週刊少年松山洋

家庭用ゲームソフト開発を行うゲーム会社・株式会社サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋の継続課金マガジン。ゲーム・漫画・アニメ・映画などエンターテインメント業界の話を中心に毎週記… もっと読む
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2020年1月の記事一覧

第232号『最初の10年の仕事の仕方③』

第232号『最初の10年の仕事の仕方③』

『最初の10年の仕事の仕方』シリーズ『①』『②』が更に大きな反響がありましたので、引き続き続編記事をお送りしたいと思います。

前回までの記事はこちら(↑)からご確認いただくとして。今回も“最初の10年”にスポットを当てて記事をお送りしていこうと思います。

2001年当時のサイバーコネクトツーは全社をあげてプレイステーション2専用ゲームソフト=オリジナルRPG『.hack』全4巻の開発を行ってい

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第231号『最初の10年の仕事の仕方②』

第231号『最初の10年の仕事の仕方②』

前回の記事があまりにも反響があったので続編記事を書くことにしました。

“最初の10年”というのは“どんな業種であれ”という意味が含まれています。

それがゲームクリエイターであれイラストレーターであれ声優や役者であれ、誰にでも“最初の10年”は存在します。

“企業に入って1年目”とか“フリーランスのイラストレーターとしてやっていこうと思っている人”や“声優として事務所に所属して2年目”などの皆

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第230号『最初の10年の仕事の仕方①』

第230号『最初の10年の仕事の仕方①』

弊社の場合=ゲーム開発会社サイバーコネクトツーは(有限会社サイバーコネクト時代から数えても)最初の10年の仕事はこんな感じでした。

会社を設立して4年くらいプレイステーション専用ゲームソフト『テイルコンチェルト』『サイレントボマー』の開発を行って、1999年の秋くらいからプレイステーション2の開発機をバンダイから支給していただいて『.hack』の開発を始めようと準備していました。

その時ちょう

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第229号『鬼舞辻無惨の倒し方』

第229号『鬼舞辻無惨の倒し方』

面白いですねぇ『鬼滅の刃』。

昨年のテレビアニメの大ヒットから漫画の単行本の売上も爆増して正に大ブームと言ってよい社会現象になりつつあると思います。

*一部の報道では“『鬼滅の刃』が『ワンピース』を抜いた”という表現がなされていますが、アレは私は違和感があるというか普通に間違った報道だと思います。確かに『鬼滅の刃』の単行本18巻は初版100万部を突破して更に重版も決定してそれに電子書籍の売上が

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第228号『退屈が人を殺す』

第228号『退屈が人を殺す』

『はじめの一歩』の作中で“なぜイジメが起きるか?”ってエピソードがあって、その中で(イジメる側がそういったことをやるのは)“ヒマだから”という恐ろしい理由が明示されます。

漫画本編でこのエピソードを読んだ時は“身も蓋も無いなぁ”と思いましたし、もう少しマシな表現はないのか?とすら思いました。

だってイジメられてる側の視点から見るととんでもないフザケた理由じゃないですか?自分自身に降りかかる(降

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第227号『仕事は続けないと面白くならない』

第227号『仕事は続けないと面白くならない』

先日アニメ『SHIROBAKO』を全話観返していて改めて感銘を受けたセリフがありました。

“仕事は続けないと面白くならない”

2014年当時『SHIROBAKO』をリアルタイムで観ていた時も心に刺さっていたセリフだったのですが、改めて全24話を観返した中で全く同じセリフが胸に刺さったのでやっぱり好きなセリフなんだなと思いました。

“そう”思ったので今回改めてこのセリフについて考えてみました。

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