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モラトリアム、問題意識持つ

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#最近の学び

「競争ではない」響いたオードリー・タンの言葉

筋トレをしながらニュースを見ていたら、あの台湾のIT担当大臣のオードリー・タンが、福島県の学生たちと対話を行なったというニュースがやっていた。

学生たちの質問に、分かりやすく、そして丁寧に解答する彼の姿は、彼が大人物たる所以を強く表現しているように見えた。

一人の学生がこんな質問をした。

「私はコンピュータ関係の勉強をしているが、周りには私よりもコンピュータが好きな人や、技術面で優れている人

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自己は肯定も否定もしなくていい

自己は肯定も否定もしなくていい

”自己肯定感”

自己啓発書やインターネットサイトなどでよく見かけるこの言葉。意味は、読んでそのまま「自己を肯定する感情」である。

巷では、「自己肯定感を高める」だったり、「自己肯定感が低い」といった言い回しで使われることが多いようで、そのための”方法”なるものを伝授すると題した出版物も多く見受けられる。

しかし、私はこのような「自己肯定感」に対して、大きな違和感を持っている。

その違和感の

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『いじめられる方が悪い』なんてことは絶対にない

『いじめられる方が悪い』なんてことは絶対にない

社会問題を議論する場面で、必ずと言って良いほど出現する「〇〇される方が悪い」という主張。一見すると説得力があるように思われるこの主張だが、実際は根本から間違っていることがほとんどだ。その間違いを指摘し、社会問題についてより正確な議論ができるようになるために、この主張を論破する術を手に入れよう。

いじめられる方にも問題がある?大きな社会問題の一つに、"いじめ"というものがある。この問題は主に学生時

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『ガイジ』は日本の『Nワード』である

『ガイジ』は日本の『Nワード』である

「ガイジ」

この言葉を聞いたことがあるでしょうか?SNSやネット掲示板などでよく目に入る言葉です。今回はこの言葉と、アメリカで黒人差別をする際に用いられる『ニグロ』という言葉とを関連付けながら考察していきます。

『ガイジ』とはこれは「知的障害児」という言葉を略して作られた造語で、元々は関西圏の小中学生を中心に使われていたものだそう。しかし、この言葉を使っていた小中学生も大人になり、いわゆる”死

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