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モラトリアム、問題意識持つ

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2021年2月の記事一覧

スマホ恋人白書

スマホ恋人白書

世界中でベストセラーになっている、アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』にこんなことが書いてあった。あのマイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツは、自分の子供が14歳になるまでスマホを与えなかったのだ。

それはスマホの危険性を知っていたからだ。ビル・ゲイツだけではない。あのスティーブ・ジョブズも、自分の子供に対してスマホを与えるということに慎重であったという。

まったく、その危険性をよく分かっていな

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私たちはなぜ自粛しているのか ーコロナ禍の大学生、不要不急について考えるー

私たちはなぜ自粛しているのか ーコロナ禍の大学生、不要不急について考えるー

コロナが世界を変えてしまってから、もうすぐ一年が経とうとしている。もう梅の花が咲き始め、虫たちもそろそろ出てき始めたのに、我々は未だに自粛生活を続けている。

まるで人間だけが季節に置いて行かれるように。

どうして我々は、自粛生活を続けているのか。

どうして我々は自粛しなければいけないのか。

「そんなの、もう分かりきっているよ。コロナだから。」こう思われる方がほとんどだと思います。

でも、

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つまらない中傷と嫉妬の仕組み

つまらない中傷と嫉妬の仕組み

中傷、嫉妬とは個性の顕現である。さらに言えば、彼自身の所属する環境の表出でもある。

そもそも、人はむやみに自身を否定しない生き物だろう。と言うところは自身の否定は、普段それが良い、悪いの意味を持たないものであるにも関わらずあえて、それに悪いという意味を持たせる行為であるからだ。

それならば、もし、目の前に自身とは真逆の性質を持つ人があったらどうなるだろうか。眼前の彼を認め、賞賛することは自身の

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『いじめられる方が悪い』なんてことは絶対にない

『いじめられる方が悪い』なんてことは絶対にない

社会問題を議論する場面で、必ずと言って良いほど出現する「〇〇される方が悪い」という主張。一見すると説得力があるように思われるこの主張だが、実際は根本から間違っていることがほとんどだ。その間違いを指摘し、社会問題についてより正確な議論ができるようになるために、この主張を論破する術を手に入れよう。

いじめられる方にも問題がある?大きな社会問題の一つに、"いじめ"というものがある。この問題は主に学生時

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『ガイジ』は日本の『Nワード』である

『ガイジ』は日本の『Nワード』である

「ガイジ」

この言葉を聞いたことがあるでしょうか?SNSやネット掲示板などでよく目に入る言葉です。今回はこの言葉と、アメリカで黒人差別をする際に用いられる『ニグロ』という言葉とを関連付けながら考察していきます。

『ガイジ』とはこれは「知的障害児」という言葉を略して作られた造語で、元々は関西圏の小中学生を中心に使われていたものだそう。しかし、この言葉を使っていた小中学生も大人になり、いわゆる”死

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