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予測ができないなら対応するだけ!『アダプティブ戦略』とは?

アダプティブ戦略とは、予測しがたい事業環境変化に迅速対応することを「競争力」とした戦略です。

アパレル業界では、洋服の流行が読めず企画・生産・流通までの流れを毎回対応することになるのでZARAやH&Mは『アダプティブ戦略』を活用しています。

今回は、予測ができないなら対応する『アダプティブ戦略』について紹介していきます。

『アダプティブ戦略』とは?



『アダプティブ戦略』とは、コンサルティング会社BCGのマーティン・リーブスが提唱した概念で「予測しがたい事業環境変化に迅速に対応することを競争力にする」戦略です。

マーティン・リーブスは、東京大学で学んだ経験もあり、イギリス人ながら尺八が趣味という日本通の人物です。

『アダプティブ戦略』は最終手段



『アダプティブ戦略』は、BCGのマーティンらが分類した5つの戦略の内の1つです。

BCGは、自社が事業環境を支配できるのか?を考えるための戦略を5つに分類しましたが、『アダプティブ戦略』は環境が予測困難で支配もできないなら使用する最終手段として紹介されました。

①「サバイバル戦略」:環境があまりに過酷ならとる戦略

②「クラシカル戦略」:環境が予測可能でも支配できないのならとる戦略

③「ビジョナリー戦略」:環境が予測可能で支配できるのならとる戦略

④「シェイピング戦略」:環境が予測困難でも支配できるのならとる戦略

⑤「アダプティブ戦略」:環境が予測困難で支配もできないならとる戦略

アパレル業界は環境を予測できず支配できない



アパレル業界は「環境を予測できず支配できない」業界です。

その年の流行も、自社で決めることができませんし、先を読めないので流行カラーや流行の服などが決まってから、企画して生産、流通させるしかありません。

とくにZARAやH&Mは、予測しがたい事業環境変化に迅速に対応することを競争力にする『アダプティブ戦略』をとっています。

ZARAは、流行色が決まってから2週間という短いサイクルで新商品を店頭に並べます。

ZARAは「予測ができないなら対応するだけ!」と開き直った『アダプティブ戦略』が強みとなってGAPを抜きアパレル業界一位の座を獲得しました。

最後に

今回は、予測ができないなら対応する『アダプティブ戦略』について紹介しました。


アダプティブ戦略とは、予測しがたい事業環境変化に迅速対応することを「競争力」とした戦略です。


コンサルティング会社BCGは、自社が事業環境を支配できるのか?を考えるために戦略を5つに分類し、環境が予測困難で支配もできないなら使用する最終手段として『アダプティブ戦略』を紹介しています。

アパレル業界では、洋服の流行が読めず企画・生産・流通までの流れを毎回対応することになるのでZARAやH&Mは『アダプティブ戦略』を活用しています。


ZARAは「予測ができないなら対応するだけ!」と開き直った『アダプティブ戦略』が強みとなってGAPを抜きアパレル業界一位の座を獲得しました。

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