見出し画像

ひきこもりのゴールは就労?外に出ること? ~ひきこもったまま生きていく 手作りおやつ工房とさか~

お店という私の居場所

今日は仕込みがないので、午後はこたつでパソコンに向かうぞと準備したところ、モゾモゾと猫ちゃんたちが膝に上ってきて身動きがとれなくなり…。諦めて撫でていたらいつの間にか眠って気づいたら夕方(^_^;)
こんな日もありますが、工房は年中無休で営業しています♪お客様には来たらインターホンを押して頂いているので、仕込みがない時は家事や読書をしたり、疲れてたら昼寝をしたり…。ご来店予約がない時は、予告なく出かけることもあります。
深夜まで製造が忙しい時もあるし、お菓子作り以外で取り組んでいることもあるので、休める時は休む。じっとしていられない質なのでぼんやり店番なんて耐えられないです…(^_^;)

手作りおやつ工房とさかは、お店というかたちの居場所です。それはまず私(登坂真代)が私らしくいられる居場所。開業当初は、色んなお客さんの声に応えなきゃと思ってボロボロになりました。対人恐怖や自責の念に駆られ、ひきこもり状態からやっと希望を見つけたのに、また自分を見失って自分を傷つけようとしました。大半のお客さんは私のそんな状態をきっと知らない。そして私の存在なんて忘れているだろうに…。だから、今工房を大切にして下さっている方のために私らしくいようと切り替えました(^-^)

ひきこもりの方が安心できる居場所で、自分の得意なことで役割をもち、「ありがとう」と言われる社会をつくる

昨年末からホームページ作成の準備をしています。当初自分で無料の作成サイトでやってみるつもりでいたのですが、COMOLYというひきこもり当事者の在宅ワークやコミュニティづくりをしているプラットフォームを知り、そちらに依頼することにしました。ただ今リモートで打ち合わせを重ねています!
COMOLYの情報を見てみるhttps://comoly.jp/

生きづらさを抱えた方に安心できる居場所と役割のある社会にしたいと、工房開業当初、いつか店舗付きシェアハウスを運営したいと考えていました。

でも、よくよく考えてみると、生きづらさを抱えているからといってその人が住み慣れた場所から離れてシェアハウスに住みたいかも分からないし、私だけの力ではどんなに頑張っても死ぬまでにシェアハウス1棟を運営するのが限界で、その立地にニーズがあるかも分からない。そもそも、人との関わり方って様々で共同生活がいいとは限らない。さらに、店舗付きシェアハウスって、どんな業種の店舗かによって適切な仕事がないかもしれない。

自分の作るものに人をはめ込むのではなく、一人一人の人を軸に考えていこう。社会は広いのだから。そこで私は、私の力だけで何とかしようとすることを辞めました。私自身が同じ想いの人たちとたくさんつながっていこう。そして自分の時間やお金を応援したい人たちのために使っていこう。そうすれば、選択肢も可能性も無限だ(^-^)

今、ひきこもっていて「何かしたいけど外に出られない」「働くのは不安」「体調が不安定…」色んな事情の方が、安心して何か自分の得意なことや好きなことで誰かの役に立ち、「やってみてよかった!」「こんなに喜んでもらえた!」って幸せを重ねていけたらな(^-^)

ひきこもる人の理由は様々ですが、それまでに「自分なんて価値のない人間だ」とか「みんなに迷惑かけてばかりだ」と追い詰められる体験をたくさん受けてきた人は少なくありません。いじめ、虐待、パワハラ、セクハラ、人格否定、人権侵害…そんな中、死を選ばずにひきこもることで生きててくれた。ありがとう。生きててくれて本当にありがとう。

ひきこもっている人が安心して出て行ける社会であるように。私達一人一人が今の社会のあり方を見直していく。「失敗しても大丈夫だよ」「そもそも失敗なんてないよ、またやってみればいいよ」っていえる社会になるように。

手作りおやつ工房とさか
横浜市港南区日野8-31-15
08052439954
oyatsukobo.tosaka@gmail.com

☆手作りおやつを食べて応援する(Creemaよりご注文頂けます)→ https://www.creema.jp/creator/3608884/item/onsale

☆Facebookでもおすすめの手作りおやつをご覧頂けます→
http://facebook.com/TezukuriOyatsukoboTosaka/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?