フォローしませんか?
シェア
ゆめいるか書房
2024年5月29日 17:42
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。※今回はまとめて5月号と6月号の俳句を紹介します。5月列島春秋自転車の補助輪外す立夏かな吉良香織第十五回現代俳句の風馬の仔の四肢にみなぎる好奇心神谷たくみすんなりと溶けぬマカロン春愁い徳見淳子逃水の水に笑はれゐたりけり田中葉月春
2024年4月13日 08:03
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。 そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。 ※今回はまとめて3月号と4月号の俳句を紹介します。2024年3月号列島春秋君のゐしあとに菜の花こぼれをり 五十嵐 進 第十五回現代俳句の風うららかやジユゴンと欠伸分かちをり 小路 裕子 やあと手を挙げし埴輪や蝶の昼 平山 北舟 柏餅どこか硬派
2024年2月21日 12:00
俳句を詠む時に大切なのは季語です。無季の俳句もありますが、俳句は初心者なのでまずは基本を押さえて有季定型で読みます。わざと口語にすることもありますが。さて、皆さんは季語はどう仕入れていますか。仕入れるという言い回しが適切かは分かりませんが、自分の感覚に近かったのでこう書きました。私の場合は以下2つが主です。※まとめは除く。読んでいた物から拾う。旧Twitterでも、note
2024年2月16日 12:00
こんな事ってありませんか。noteの記事を書いて、下書きをしばらくしてから見返すと「この言い回しは語弊がある」とか「わざわざ書き残さなくても良い」など、色々考えて記事を発表しないことがあります。二本の記事を書いて、下書き読み返していまいちだなと思って削除しました。一応下書きを残しておいて、使えるようにしておけば良かったです。ブログじゃないですけどね。
2024年2月14日 12:00
この文章のヘッダーの写真は上生菓子の「うぐいす」です。下手なピンぼけ写真で照れます。目の部分が胡麻で可愛らしいです。冷凍されていたのですが帰路で、クサフグのようになってしまって、お菓子に申し訳なかったです。味は抹茶味の餡子の中にこし餡、白い部分は白餡で、トリプル餡子で美味しかったです。餡子はこし餡なので口当たりがなめらかで、程よい甘さでした。美味しかった話はさておき、
2024年2月12日 12:00
句集『にもつは絵馬』(阿部完市氏)を読みました。第三句集の文庫化版にあたるそうです。作者の経歴この作者の異色の経歴はWikipediaをご覧下さい。五句選余談ご紹介した手元の句集は古本です。同出版社の句集文庫の俳人メンバーが豪華です。奥付裏広告より。当時の俳壇の雰囲気が伺えますので、ご覧ください。〔既刊〕後藤比奈夫 第三句集『祇園守』藤田湘子 第四句集『
2024年2月9日 12:00
句集『白熱灯』(東國人氏)を拝読しました。本の装丁白熱灯の写真と黒い背景、ハードカバーであるなど、重厚感があります。昭和から令和にかけての作者の俳句が収録されており、時間的な層の厚みも、デザインだけではない面での重厚感を生んでいるのだと思います。本のスピン(栞紐)がオレンジ色である点が、白熱灯を連想させます。五句選良い句や面白い句が多いので選に迷いました。今回は一言コメン
2024年2月5日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。百景共吟列島春秋第十五回 現代俳句の風翌檜篇図書館俳句ポスト感想身近な物事を意外な視点で捉えた句に惹かれました。そういう句が作れるようになれば、俳句をもっと楽しめるのようになるのではないかと思いました。他人には真似できない作者特有の視点もあり、俳
2024年1月5日 12:00
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。このたびの未曾有の災害に際し、皆様にお見舞い申し上げます。「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。列島春秋ほどほどの未来を買えり達磨市中村克子初春や救命ボートの裏きれい杢いう子第十五回現代俳句の風和菓子屋の死角を聖菓持ち帰る上野英一浮
2023年12月27日 12:00
先日、花林花句会の忘年会に参加させて頂きました。各人の自選20句があり、その場では言いそびれた感銘句を各人分から二句選でご紹介します。※各人の年間自選20句の全句は来年2月刊行の「年刊花林花2024」に掲載、とのことです。高澤晶子氏「デクレッシェンド」より言の葉を飾りて祝うお正月身ひとつ宙に浮かせて赤蜻蛉廣澤田を氏「空白」より待ち合わす人も黄蝶も風の中宙を打
2023年12月4日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。列島春秋ぷうぷうと猫のいびきや藪柑子金山 桜子作品10句むしパンの程良き甘味冬ぬくし古畑 和特集・永年会員記念作品鳥渡る二十グラムの封書の旅堀部 節子生きるとは今光ること初蛍片岡 寿子青葉雫地球を看取るのは誰か森田 千技子現代俳句の風見てをりて
2023年12月1日 12:00
前々から気になっている季語がある。それは「蜻蛉」だ。この表記で「カゲロウ」とも「トンボ」とも読める。カッコいい読み方で「せいれい」もあり、これはトンボの古語のようだ。カゲロウとトンボは違う。見た目は少し似ているかもしれないがカゲロウは儚いイメージでトンボは勝ち虫や、夏の虫捕りの思い出などを想起させる。すなわち、季語としての働きも違ってくる。トンボがどうして勝ち虫かというと、
2023年11月6日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。列島春秋(6〜8ページ)螺旋階段ゆっくりついてくる寒さ 石川美智子作品10句(12〜14ページ)赤蜻蛉群れてニアミスなどないか吹野仁子「翌檜篇」(43、44ページ)座布団も脱皮したがる暑さかな初霜若葉第15回現代俳句の風(50〜57ページ)死語あらば新語生
2023年10月4日 12:00
季語の持つストーリー性が良い。紅葉且つ散る季語の「紅葉且つ散る」の「且つ」がかっこいい。「紅葉かつ散る」も読みやすいので可。紅葉を認識する。↓それが散る。という認識の時間経過もリアリティーがあって趣がある。サイトによって季語の解釈にわずかに差がある。龍淵に潜む「龍淵に潜む」は、もはやファンタジーだと思う。そういえば漢方に「竜骨」があったなと思い出した。「大型