あれだけ気に食わない母から 出てった癖に 困ると母を尋ねて戻る あれだけ遊び歩いてた人が これが愛だったと言い 突然元の鞘に戻る あれだけ長く都会に居た人が 最後の…
ゴミを漁るように 勝手な記憶を 掘りこし 悔いだけ 持ち歩き 長い夜を過ごす どうにか悔いを 焼き払いたい 寿命がいくばかり消えても 君との商店街は まるで シャンゼリ…
不幸で誰かが亡くなった 今日が終わりと 知らなかったろうさ だからって かけがえのない 今日を生きろと言われてもさ そうはいかない 立ち上がれない事情が 人には…
花が咲くから春なんだ 蝉が鳴くから夏なんだ 葉が落ちるから秋なんだ 霜が降りるから冬なんだ 光があるから宇宙なんだ 大気があるから地球なんだ 波があるから海なんだ …
無垢 ゴロ 雲は水蒸気 そう教わっても 空から見ると 足をつけて 世界を渡れると 信じてる 月に兎はいない そう教わっても 望遠鏡で見ると 杵を持つ兎が 餅をついて 住ん…
友を羨む日に 妻と花を愛でると 詠む者がいて 花を一緒に愛でる 愛する人がいない 私がいて 花育つ陽気に 種を植える さる人がいて 花開く時に そんな2人を出会わす 粋…
冬の底に芽を出す 春の気配 風よ、マドラーとなって 逆巻く感傷を晴らしておくれ 冬なのに君が頼んだ アイスカフェ・ラテは 少しも混ざらず ミルクと珈琲で分かれていた …
豪華で高価な もの食べて 何やらめでたい そう言われても 暦が勝手に 過ぎただけ そんなひねくれ者が 願うこと 「今年こそは良い事ありますように」
風のにおいは ここ何年か しっくりしない 春なのに何も 希望はなくて 夏なのにどこか 楽しくなくて 秋なのにあまり お腹は空かなかった プラットホームに 降り立った瞬…
帯分数 分からなくて嫌いで苦手で 悲しくなった日々だったけど あれから二度と出会っていない 帯分数って何だったんだろう 愛していて好きで大好きで 長いこと一緒にいた…
増上慢 夜のうちに誰かが そっと差したのだろうか その花の名を知った その花の別名も多く知った その花の種類も知った その花の特性も知った 私はその花を知ったつも…
こじんの宛先 いらなくなって 消しても大丈夫 あの人にはどこかで また会えるから 嫌いになって 消しちゃっても大丈夫 縁があるならきっと また会えるから いくなって …
真夏の暑い日が続いておりますが、その後どうお過ごしでしょうか。 春先に見たあなたはいつもより粧しこんでいて何だか、今までで1番綺麗に見えました。 風の噂で、あれ…
懐かしさじゃない 心が「子ども」になれる時が 1年にたった1度 それもほんの一瞬だけあります 分かりますか 季節の終わりを それははっきり教えてくれます おいしそうに見…
花が咲くから春なんだ 炎天だから夏なんだ 葉が落ちるから秋なんだ 霜が降りるから冬なんだ 光があるから宇宙なんだ 大気があるから空なんだ 土があるから山なんだ 波が…
お別れには花束をください 花が生き生きしてる頃 花の艶やかさが私を明るくして あなたを少しだけ懐かしむ お別れには花束をください 花の元気が無くなった頃 慣れない新…
ゴロ
2024年1月3日 23:18
あれだけ気に食わない母から出てった癖に困ると母を尋ねて戻るあれだけ遊び歩いてた人がこれが愛だったと言い突然元の鞘に戻るあれだけ長く都会に居た人が最後の時に願うのは故郷に戻ること始まりに戻るそう願い、私はあなたから去る
2023年11月17日 20:44
ゴミを漁るように勝手な記憶を掘りこし悔いだけ持ち歩き長い夜を過ごすどうにか悔いを焼き払いたい寿命がいくばかり消えても君との商店街はまるでシャンゼリゼ通り寂しいお好み焼きが食べたい向かい合わせに
2023年9月2日 22:11
不幸で誰かが亡くなった今日が終わりと知らなかったろうさだからってかけがえのない今日を生きろと言われてもさそうはいかない立ち上がれない事情が人にはあるってことさアリでもセミでもいいいっそノミでもいいさ他の何かになりたいブーンっときたクマンバチがさ自分に正気を運んできた★ココア共和国 2023年9月号(電子版のみ)に掲載されました!
2023年8月16日 22:58
花が咲くから春なんだ蝉が鳴くから夏なんだ葉が落ちるから秋なんだ霜が降りるから冬なんだ光があるから宇宙なんだ大気があるから地球なんだ 波があるから海なんだ土があるから大地なんだ悔いがあるから過去なんだ壁があるから夢なんだ夢ががあるから明日なんだ苦悩があるから人生だ
2023年6月26日 20:11
無垢ゴロ雲は水蒸気そう教わっても空から見ると足をつけて世界を渡れると信じてる月に兎はいないそう教わっても望遠鏡で見ると杵を持つ兎が餅をついて住んでいる安定した人生がいいそう教わっても得意なことをすると日の目を浴びて世界に羽ばたく私が生きている
2023年5月7日 17:08
友を羨む日に妻と花を愛でると詠む者がいて花を一緒に愛でる愛する人がいない私がいて花育つ陽気に種を植えるさる人がいて花開く時にそんな2人を出会わす粋な時季が来る
2023年3月4日 09:39
冬の底に芽を出す春の気配風よ、マドラーとなって逆巻く感傷を晴らしておくれ冬なのに君が頼んだアイスカフェ・ラテは少しも混ざらずミルクと珈琲で分かれていた冬なのにアイスは可笑しいねそう呟くと君は苦い顔その日、あまり話さず君と別れた冬の苦きを溶かす春の気配風よ、マドラーとなって浮き立つ予感で満たしておくれ★ココア共和国 2023年3月号 投稿詩傑作集Ⅱ(電子版のみ
2023年2月11日 16:45
豪華で高価なもの食べて何やらめでたいそう言われても暦が勝手に過ぎただけそんなひねくれ者が願うこと「今年こそは良い事ありますように」
2023年1月3日 19:54
風のにおいはここ何年かしっくりしない春なのに何も希望はなくて夏なのにどこか楽しくなくて秋なのにあまりお腹は空かなかったプラットホームに降り立った瞬間だった風のにおいがここ何年か振りにピタリとはまったこれが冬冬は今来た3年ぶりに冬が来た※ココア共和国に投稿しましたが不掲載でした!
2022年12月4日 21:47
帯分数分からなくて嫌いで苦手で悲しくなった日々だったけどあれから二度と出会っていない帯分数って何だったんだろう愛していて好きで大好きで長いこと一緒にいたけれどあれから二度と会っていないあの人って何だったんだろう辛くて悔しくて苦しくてすぐに消えたいけれどあれから二度と泣かないあの悩みは何だったんだろう帯分数が教えてくれた辛くて悲しくて耐えられなくてもすぐにきっと
2022年11月10日 21:19
増上慢夜のうちに誰かがそっと差したのだろうかその花の名を知ったその花の別名も多く知ったその花の種類も知ったその花の特性も知った私はその花を知ったつもりだが他に何を知っているのだろうか夏の暑さを耐え抜いたこと冬の寒さ孤独を耐えたこと私はそれに気づいていたのだろうか私はそれを知っていたのだろうか血の滲むような時を経て咲いたこの花を愛でる資格は私にあるのだろか
2022年11月10日 21:17
こじんの宛先いらなくなって消しても大丈夫あの人にはどこかでまた会えるから嫌いになって消しちゃっても大丈夫縁があるならきっとまた会えるからいくなって消したら駄目どう足掻いたところでもう会えないから★ココア共和国 10月号 投稿詩佳作集Ⅱに選ばれました
2022年8月22日 23:08
真夏の暑い日が続いておりますが、その後どうお過ごしでしょうか。春先に見たあなたはいつもより粧しこんでいて何だか、今までで1番綺麗に見えました。風の噂で、あれから枯れるほど泣いていたと聞きましたが、前に見かけたあなたはいつも通り凛としてました。聞くところによると、春先に出会った彼が忘れられないようですね。あなたが粧しこんでいる、そんなときにしか寄ってこない人など早く忘れましょう。
2022年2月28日 21:33
懐かしさじゃない心が「子ども」になれる時が1年にたった1度それもほんの一瞬だけあります分かりますか季節の終わりをそれははっきり教えてくれますおいしそうに見えたり何の変哲もない私の街を1つの絵画のようにしてくれますもう、分かりましたかとある日の朝その気配をきっと感じるでしょうパジャマのままで暖房をつけるより先にカーテンを開けてご覧なさいそう、それは雪そう、初雪の
2022年2月11日 11:28
花が咲くから春なんだ炎天だから夏なんだ葉が落ちるから秋なんだ霜が降りるから冬なんだ光があるから宇宙なんだ大気があるから空なんだ 土があるから山なんだ波があるから海なんだ悔いがあるから過去なんだ壁があるから夢なんだ夢ががあるから明日なんだ苦悩があるから人生だ
2022年1月27日 22:02
お別れには花束をください花が生き生きしてる頃花の艶やかさが私を明るくしてあなたを少しだけ懐かしむお別れには花束をください花の元気が無くなった頃慣れない新地で気疲れしている私にあなたが私にエールをくれるお別れには花束をください花が茶色く枯れる頃新地にも少し慣れてきた私はあなたを少しだけ忘れてるお別れには花束を花を捨ててしまう頃楽しい日々は私の思い出となりあなたに感