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【詩】古い知り合いの優れた美人さん

真夏の暑い日が続いておりますが、その後どうお過ごしでしょうか。

春先に見たあなたはいつもより粧しこんでいて何だか、今までで1番綺麗に見えました。

風の噂で、あれから枯れるほど泣いていたと聞きましたが、前に見かけたあなたはいつも通り凛としてました。

聞くところによると、春先に出会った彼が忘れられないようですね。

あなたが粧しこんでいる、そんなときにしか寄ってこない人など早く忘れましょう。

雨の日雪の日晴れの日、いついかなるときもあなたを愛でる、そんな人を大切にしましょう。

そうですね、私もあなたと同じように、ずっと昔、そうやって泣いていました。一緒ですね。

今は悔しいけれど、また一緒に頑張りましょう。
いつもあなたを見つめる人に出会うべく、ね。


敬具 数十年前からの知り合い

★ココア共和国 2022年9月号 投稿詩傑作集Ⅲ(電子版のみ)に掲載されます!

しばらくサボっていたので、書籍版には載りませんね。当然ですわな。

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