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【詩】〇〇はつとめて

懐かしさじゃない
心が「子ども」になれる時が
1年にたった1度
それもほんの一瞬だけあります
分かりますか

季節の終わりを
それははっきり教えてくれます
おいしそうに見えたり
何の変哲もない私の街を
1つの絵画のようにしてくれます
もう、分かりましたか

とある日の朝
その気配をきっと感じるでしょう
パジャマのままで
暖房をつけるより先に
カーテンを開けてご覧なさい
そう、それは雪
そう、初雪の朝

★ココア共和国 2022年3月号 投稿詩傑作集IIに自作詩「○○はつとめて」が選ばれました!

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