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《適当雑記82》2022年1月21日(金)【いざという時に失う冷静さ】

〚1299文字〛
こんばんわ。入谷です。
大変恥ずかしながら、そういった経験あります。
人生で初めて冷静さを失ったのは空き巣に入られた時だったでしょう。

20年前の今頃、高校生だった自分は、学校が終わって友達と遊んで夜、家に帰ると、空き巣に入られていたことを知ります。
異変に気付いたのは駐車場に入った時。家の方を見ると暗闇の中に白いカーテンがひらひらとハタめいていました。
電気は消えているので親の帰宅はまだ。おかしい

慌てて玄関に入って電気を付けると、床には一面の足跡が無数に広がっています。登山靴のような型の大きな足跡です。
最初はパニックで何が起こっているのか分からず呆然しました。

その後すぐ更なる異変に気付きます。
明らかに自分の家には無い変な臭いが漂っていたのです。
それはどうも人の体臭のようであり、家の中にまだ犯人が潜んでいると直感した自分は何を思ったのか、家の中に入って確認しようとしました。
直接見たわけでないのでいたと断言はできませんが、今思うと、対峙したらどうするつもりだったのか。
武道をやっていた経験はありますが、自分が得体の知れない人間に勝てるとでも思っていたのでしょうか。

動揺と混乱の中、見て回るほどに荒らされた部屋の惨状に驚されます。どの部屋も滅茶苦茶にひっくり返され、強引に物を探していたようでした。
トイレやクローゼット、仏間の下の引き戸に至るまで、武器も持たずに見て回りました。
自分も余程興奮して我を忘れていたのでしょう。
やがて台所の収納を開けた時、ふと、自分のやっていることが危険極まりないことだと気付いてハッとします。
鉢合わせでもしたら何されるか分からない。急に怖くなり、一目散に勝手口から外へ飛び出しました。基本チキンくんなんです。

それから庭からぐるりと確認してから、警察と親に連絡しました。
警察や親よりも先に親の職場の上司が心配して来てくれましたが、多少複雑に思いながらも、心細かったので非常に助けられました。
その後で親と警察が一緒のタイミングでやって来ました。

自分が入った時には気付かなかったのですが、パソコン現金から、親の私物、お金になりそうなものが全部ごっそりと盗られていました。
パソコンは当時バイトで貯めて買ったもので、現金も自分の部屋に置いてあったお金でした。子供の頃から集めていた古銭キザ十までも根こそぎなくなっていました。
ミニマリストになったこともこれら経験に一因があるのでしょう。

被害を聞いて脱力しましたが、
酷い荒らされようだったのにも関わらず、部屋にあったサボテンや多肉植物の類は丁寧にどかされ、隅に並べて置かれていたのです。
そこが印象的でした。

その後でお巡りさんから注意を受けました。
自分が動き回ったせいで泥棒の足跡と自分の足跡が混ざり、現場検証の時にてこずらせてしまっていたのです。
非常に申し訳なく思って反省しています。


いざという時には冷静さを失う。
今ならもっとまともな対応が出来ると思いますが、コロナ感染大規模自然災害・・、まだまだ人生には経験し得ない出来事があり、どうか冷静で理性的な対応をていきたいものです。


ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そして今日と明日が皆様にとって素晴らしい1日になりますように。。


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