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黒い庭

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私の過去や自分の外見、性格などについての記事です。
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12歳の平方根

12歳の平方根

小学校の頃の記憶はほとんどないが、1人だけ凄く印象深い人がいる。

幼いながらも集団に属するということをぼんやりと理解し始めた1年生、当時の私には何がしたいの全くかわからない行動を取るクラスメイトがいた。彼女をRちゃんとする。
Rちゃんは学校の配布物ではなく、自分の家庭で用意した算数の問題用紙をクラスの複数人に配っていた。時計の絵と時間がかいてあって、その何分後は何時何分かという内容だったと思う。

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やがてそれが、私になる

人は自分が自分である事をどのようにして認識するのか。どこまでが自分だと思えるのか。
最近読んだ記事2本に呼応して書く。

自他の境界線自分を認識するための行動としてよくあるのは、鏡を見る、自分の両手を見る、顔を触る等だと思う。
手というのは最も感覚が鋭い器官で、繊細な作業を行う時の使用頻度は言わずもがなトップレベルであるからアイデンティティが強く感じられるであろう。
そして顔に関しては手よりも強力

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ナトリウム色の黒い毛が舞う

ナトリウム色の黒い毛が舞う

アウトプットができない。
できないというよりしたくないのかも知れない。

9月1日からなんだか脳の動き方が違う。回転速度はそのままに、ひらめきのなり損ないのような幻影が高速で目の前を横切る。
もったりと喋る癖があるのは前々から自覚しているが、最近は時と場合によって思考と言語としてのアウトプットの速度にあまりにも差が大きく生じている。
言語化と自覚が同時に起きることも多く、自覚への驚きで冷静さを失い

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エヴァ、子供を絶望させる大人達

エヴァ、子供を絶望させる大人達

「碇シンジの悩みは極めて抽象的に描写されている。しかしそれが多くのファンを惹きつける要因となっている。抽象的だからこそ人それぞれによって解釈が分岐し視聴者はシンジの中に己の悩みを見る」

何で見た考察か忘れてしまったがこんな風にエヴァを捉えている人がいた。

そうか、と私は感心した後思い当たる節が強烈に迫ってきた。

※この記事は以下ネタバレを含みます。

初めてエヴァを観た夏私が初めてエヴァにき

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小顔を褒められる私は本当に小顔なのか

小顔の概念を知る「あなた顔が小さいのね!」
人生で初めて自分の外見をこう評価されたのはいつだったか。
正確には思い出せないが高校2年生だったと思う。

普通なトーンで、少し感心したり驚いたりしながら、羨ましそうに、興味深そうに
今まで何度言われたかわからない。
様々な人がいたが最も大げさだったのは、初対面の私を見るなり「あの子めちゃくちゃ顔小さい!!」
と叫ばれたケースだ。

「顔が小さい」なぜそ

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笑わない子供

笑わない子供

小学校を卒業するまでは、私は普通の人間だった。

ではなぜ中学入学以降が普通ではないか、というと「感情が覚醒してしまった」という表現を思いつく。

私という人間の異常性を語る上で鍵となるエピソードがある。中学に入学したての頃起きた、感情が覚醒するきっかけになった話と言ってもいい。

彼は、今思えば特殊な方法で生徒の気を引く国語教師だった。
初めての国語の授業。彼は教室に入るや否や、自分に質問をする

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