マガジンのカバー画像

農業×環境Picks

5
運営しているクリエイター

記事一覧

農業が切り開く脱炭素社会

農業が切り開く脱炭素社会

こんにちは、こんばんは。

雇われ有機農家の Notariです。

2020年10月に菅総理は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と表明しました。

いよいよ国が本腰をいれて気候変動の対応にあたります。

有機農家の僕も気候変動により被害を受けているので、有難いことです。

グリーンな産業に思える農業ですが、実際には世界の温室効果ガス排出量の約四分の一を占めています。

もっとみる
2030年、農家に求められる事。予測

2030年、農家に求められる事。予測

こんにちは、こんばんは、雇われ有機農家 Notari です。

2020年はコロナウィルスの年になりましたが、

今回は遠いようで近い2030年に、農家に求められる事を綴ろうと思います。

2030年までに農業界で起こる変化まず、2030年までに農業界で起こる変化をザっと上げます。

農業人口の減少、農業法人の増加は当然考えられますが、

「2030年のフード&アグリテック~農業の未来を変える世界

もっとみる
実践向け!日本一わかりやすい有機肥料の肥料計算・施肥設計 基礎編

実践向け!日本一わかりやすい有機肥料の肥料計算・施肥設計 基礎編

こんにちは、こんばんは。雇われ有機農家の Notariです。

今回は有機肥料の肥料計算を日本一わかりやすく解説します!

否、、、わかりやすく解説する予定です(笑)

まず前提となる知識を説明してから肥料計算の方法を綴ります。

前提を知らなくても計算できますので、お急ぎの方や玄人の方はすっ飛ばして超簡略!肥料計算からお読みください。

前置き~肥料計算に必要な知識~①施肥基準作物の成長には窒素

もっとみる
有機栽培で安定生産するには?

有機栽培で安定生産するには?

こんにちは、こんばんは、雇われ有機農家 Notari です。

今回は2018年9月に発表された

「A global meta-analysis of yield stability in organic and conservation agriculture Samuel Knapp & Marcel G. A. van der Heijden」(有機農業・不耕起栽培・慣行農業における収量安

もっとみる

高収量農業こそ環境に良い?

こんにちは、こんばんわ。

雇われ有機農家の Notari です。

今回は2020年4月に発表された論文The global cropland-sparing potential of high-yield farming(高収量農業の世界的な農地節約の可能性)を紹介します。

人口増加による環境破壊世界の人口は歴史上かつてないほど増加しています。

人口が増えれば食糧が必要で、農地を広げなけれ

もっとみる