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#008 極意、強弱記号の音量は3段階で作れ!
今回のテーマは、「強弱記号」について「奥村式演奏法」オリジナルのアプローチです。
一般的な「強弱記号」の概論の解説ではありません。
しかし、これを知っていれば、演奏に抜群の威力と効果を発揮しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【pp,p,mp,mf,f,ff この強弱記号の音量についてどのように考えるのか?】作曲家によっては、ppp、pppp、ppppp … や、fff、ffff、fffff
#005 スタッカートの奏法
はじめに
以下に記す奏法はあくまで私の基本的な考え方であり、すべてにおいてその奏法が正しいわけではありません。
なぜならば作曲者の記号に対する解釈の仕方、また、その国や地域、時代、音楽家の解釈等により奏法が変わるからです。
【スタッカート】staccato スタッカート(イタリア語)
スタッカートは「短く切って」という音楽用語です。
どの程度に短く演奏するのかというと、おおよそ音価の1/2の長
英国音楽史に見るコロナウイルスと芸術の向き合い方
4月15日に「こんな時こそたくさん考えることに時間を使おう。」という記事を投稿しましたが、今日はこのような状況の中、どのようにして音楽に、芸術に向き合って行ったら良いか僕なりにまとめてみました。
2月24日に行われたコンサートの2日後に政府よりイベントの自粛要請があり、よもや、そのコンサート以降演奏が出来なくなるなどと、その時はまったく想像もしませんでした。
それまで当たり前のように演奏していた
#004 アクセントの奏法
はじめに
以下に記す奏法はあくまで私の基本的な考え方であり、すべてにおいてその奏法が正しいわけではありません。
なぜならば作曲者の記号に対する解釈の仕方、また、その国や地域、時代、音楽家の解釈等により奏法が変わるからです。
【アクセント】accent アクツェント(ドイツ語)、アクサン(フランス語)、アクセント(英語)/accento アクセント(イタリア語)
アクセントは「強調」という意味を
こんな時こそたくさん考えることに時間を使おう。
先日、英国音楽史について調べ物をしていた時、ふと昔の人々はどのように今日のような困難を乗り越えてきたのかと思い歴史に学ぼうと検索したら、1665年のロンドンでの「ペストの流行」について興味深い記述が出てきた。
およそ7万人が亡くなり、ロンドンでは人が多く集まる大学が閉鎖され、学生は疎開させられたとのこと。
なお、当時ケンブリッジ大学で学位を得たばかりのアイザック・ニュートンも故郷に疎開することに