私という説明書に加えられたことば
自分のことを本名以外で説明してみる。
書きだしてみるといろいろある。誰かと一つでも同じものがあると嬉しい。
ポジティブなものも、ネガティブなものも全て私を構成する要素だ。
現代では病気や性格、症状まで事細かく名付けられ、分かれている。
脳いっ血と呼ばれていたものは脳梗塞やくも膜下出血
シャイ、内気な性格はHSS, HSP と分類分けできる。(もっと細かくなるかも)
分類が細かくなればなるほど、より多くの人が必ずどこかのカテゴリーに所属することになる。
私は性格においてこの細分化で生きやすくなった。
HSP
Highly Sensitive Person の略で、 繊細さや敏感さが人一倍な人のことをさす。
HSP は気分転換や体力回復に一人の時間が必要だったりと弱弱しいイメージを持たれることがあるが、私のように旅行へ行くなど外に刺激を求める、一見アウトドアで好奇心旺盛な人もいる。また心配性や几帳面といった性格により、確実に丁寧に仕事をこなしたり計画立てに優れていたりする。
私はこの性格を直す、改善しようとは思っていない。しかしHSPと名前をつけられたことで、
・他にも同じ性格の人がたくさんいること(安心感)
・HSPを強みにどう生きていくか(生活、仕事、人間関係)
を深く考え、自分をより肯定的に受け止めることができるようになった。
周囲の人に「私はHSPだから」と言いまわるつもりはない。
気にかけたり、遠慮したりされるほうが気まずい。
公言するならば、「こういう人もいるんだ」と頭の片隅に置いてくれるだけでいい。
性格診断
16に分類されるパーソナリティ診断によると、私は「提唱者」。
人間関係を大切にしながら深い関係を築くことを好む。
また人助けが生きがいでもある。
自分に、自分の性格や症状に、名前をつけてあげること。
それだけで生活が劇的に変わるわけではないが、以前と比べて格段に生きやすくなったと感じている。
自分のことを説明する明確な言葉が増えることは、新しい自分を発見したり、自分とゆっくり向き合う機会を持つことができ、ちょっと嬉しい。
本名以外の自分だけの自分の説明書。そこに次はどんな言葉が加えられるのだろう。
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