マガジンのカバー画像

常識研究:睡眠

15
「睡眠」に関する書籍や記事の読書感想をシェアしています。 愛読書は、堀大輔先生の『睡眠の常識はウソだらけ』 かなりお勧めです!
運営しているクリエイター

#短眠

【睡眠読書会#7】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -レム睡眠・ノンレム睡眠-

【睡眠読書会#7】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -レム睡眠・ノンレム睡眠-

今日も引き続き、『睡眠の常識はウソだらけ』を読み込んでいきます!

今回は「レム睡眠」「ノンレム睡眠」についてです。深い眠り、といった時に、この言葉から避けて通ることは出来ないのではないでしょうか。

睡眠を改善して日中に頑張りたいことがある人にとって、何か気づきがある記事にします!

1.レム睡眠とノンレム睡眠レム睡眠中は、運動をつかさどる小脳と、メタ認知をつかさどる前頭前野以外は、脳は覚醒時よ

もっとみる
【睡眠読書会#6】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -睡眠時間は最重要ではない-

【睡眠読書会#6】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む -睡眠時間は最重要ではない-

『睡眠の常識はウソだらけ』を読む。
今日は、睡眠不足と睡眠時間との関係について考えてみます。

1.太陽と共に活動する現地人書籍内では、1908年のイギリスの旅作家エディス・ダーラムが、北部アルバニア山岳地帯で現地の人々を調査した結果が書かれています。

当時、現地の人は時計という概念がなく、日の出と共に目覚めて活動し、日の入りとともに就寝したそうです。こういう生活のため、夏と冬とでは睡眠時間が全

もっとみる
【睡眠読書会#5】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む ー生き物という視点を取り戻すー

【睡眠読書会#5】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む ー生き物という視点を取り戻すー

今日から第2章に突入します!!
ただ、第1章から引き続き、「自分の頭で考える」というコンセプトが貫かれている、と感じます。

情報を鵜呑みにする前に、自分で考えてみましょう!

1.玉腰教授による睡眠時間と死亡の関係玉腰暁子教授により、11万人を対象に、睡眠時間と寿命との関係を調査した「睡眠時間と死亡との関係」という報告です。
※書籍と違い、リンクで原点に飛びやすいのが、ネット記事の良いところです

もっとみる
【睡眠読書会#4】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む ー情報との向き合い方−

【睡眠読書会#4】『睡眠の常識はウソだらけ』を読む ー情報との向き合い方−

『睡眠の常識はウソだらけ』を読む、の第4段です。

今日は、ショートスリーバーは短命なのか?というエビデンスについてです(書籍的には、まだ第1章です)

1.ショートスリーパーが短命だったという研究結果ショートスリーパーが短命かどうかは、気になるところです。

この「ショートスリーパー」=「短命」ということがどのように示されたかというと、

「薬物を使って遺伝子に突然変異を起こさせて、無理やりショ

もっとみる
【睡眠読書会#2】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

【睡眠読書会#2】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

今日は第1章について、書きます。

目からうろこです。記事を書いている私が言うのもなんですが、こんな記事を読まずに本を読んでほしい笑

この章を貫いているのは、「睡眠実験というエビデンス」の捉え方です。

睡眠に関する実験自体は「事実」ですが、データの「解釈」や「公表」には人の思惑が付きまといます。

世の中の実験を、著者がどのように解釈しているのかが書いてあります。

1.ピッツバーグの睡眠質問

もっとみる
【睡眠読書会#1】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

【睡眠読書会#1】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

睡眠に関する本を読んで、内容のまとめや感想などをシェアしていきます。

しばらくは私の睡眠改善の原点となる堀大輔さんの著書『睡眠の常識はウソだらけ』を読み込んでいきます。まずは「まえがき」から。

1.睡眠に対する固定観念正直言って「まえがき」から熱いです。

「短眠は早死」
「寝れないことが悪」

そんな固定観念が世の中をどれだけ窮屈にしているか。

この常識が無くならないのは、
「睡眠の気持ち

もっとみる