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【睡眠読書会#1】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

睡眠に関する本を読んで、内容のまとめや感想などをシェアしていきます。

しばらくは私の睡眠改善の原点となる堀大輔さんの著書『睡眠の常識はウソだらけ』を読み込んでいきます。まずは「まえがき」から。

1.睡眠に対する固定観念

正直言って「まえがき」から熱いです。

「短眠は早死」
「寝れないことが悪」

そんな固定観念が世の中をどれだけ窮屈にしているか。

この常識が無くならないのは、
「睡眠の気持ちよさ」が伴うから、のようです。

確かに、気持ちいものは良いものだ、と思いたくなりますよね。

でも、こってりとして美味しい料理を食べ過ぎたら身体を壊すように、
睡眠の甘い汁を貪り続けるとどうなってしまうのでしょうか。

そもそも、睡眠が気持ちいいと感じるのは「寝入り(入眠)」の瞬間か、寝起きに布団にくるまっている時だけで、眠っている最中に気持ちいいって感じたことはないのでは…?


2.睡眠不足とはなんぞや

「睡眠不足」と言いますが、どんな状態を睡眠不足と言っていますか?

「睡眠不足」=睡眠時間の不足でしょうか?
結構、電車内で寝ている人多いですけどね笑

この本では、著者の堀さんは
「睡眠不足」=「睡眠物質の一種(アデノシン)」の脳内蓄積が睡眠の最中に解決しきれていない状態
と明確にしています。

こう言うと「アデノシン」ってなんぞや?という疑問があるのですが、
この定義の最も大事なことは、実は次のことだと思います。

つまり、

「そもそも睡眠不足を曖昧に捉えていませんか?」

ということです。

蜃気楼をいくら目指していても、オアシスにたどり着くことはありません。「睡眠不足」を曖昧にしたまま、「睡眠不足の解消」という蜃気楼を目指していませんか?

 

3.ショートスリーパーとは?

「ショートスリーパー」というのも、世間では誤解が多い言葉です。

■ショートスリーパーとは
 × 短時間睡眠の人
 ○ 入眠・睡眠・起床・覚醒をコントロールできる人

です。

「いやいや短眠でしょ?」っていう人、違います。

そもそも「ショートスリーパー」って、日本ショートスリーパー育成協会に商標登録されてますから。

「ショートスリーパー」という言葉を使って睡眠を語ると、他人のふんどしで相撲とってるみたいな状態になっちゃいますので、ご注意を。


4.睡眠が害になる?

ところで睡眠は大事ですけど、「睡眠の理想」を追求することに意味はないと思います。

欲しいのは「非の打ち所が無い睡眠」なのか、それとも、「バリバリと活躍できる状態」なのでしょうか?

つまり、睡眠をベースにして考えた「睡眠の理想」と、人生をベースにした時に見えてくる「理想の睡眠」とは、全く別物である、ということです。

お金だったらどうでしょうか?
お金がたくさんあることは理想かもしれません。

しかし、自分の理想のライフスタイルに見合うだけあれば、実は十分ではありませんか?

睡眠もこれと同じで理想のライフスタイルに適した睡眠が取れれば良いわけで、睡眠自体の理想を追うことに何ら意味はありません。

睡眠を追求する時には、この点を忘れないようにしましょう。


5.今日の記事のまとめ

・睡眠が気持ちいいからといって、たくさん取ればいいとは限らない
・睡眠不足を曖昧にしたまま、解決策は語れない
・ショートスリーパーとは睡眠に関連する事象をコントロールできる人
・睡眠の理想型ではなく、人生の理想型から睡眠を考える


それでは、睡眠を取り戻して朝から日本を変えていきましょう!
「1億総睡眠資産化計画」


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