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【睡眠読書会#2】 『睡眠の常識はウソだらけ』を読む

今日は第1章について、書きます。

目からうろこです。記事を書いている私が言うのもなんですが、こんな記事を読まずに本を読んでほしい笑

この章を貫いているのは、「睡眠実験というエビデンス」の捉え方です。

睡眠に関する実験自体は「事実」ですが、データの「解釈」や「公表」には人の思惑が付きまといます。

世の中の実験を、著者がどのように解釈しているのかが書いてあります。

1.ピッツバーグの睡眠質問票

睡眠調査のエビデンスとしては凄く有名なものだそうです。

Googleで調べるとすぐに出てくると本に書いてあったので、さっそく調べてみました。

検索の一番上にでたのが、こちらです。

なんと、読むだけでなく実際に判定してくれるようなので、
試してみました。


実際に試してみると、こんな感じです。
「あ、危ない…。6点に近いです。」

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ちなみに、実際にやると分かりますが、
この質問票は、
「お前、睡眠に問題あるやろ〜」
と言わんばかりに、グイグイ責めてきます。

ちょっとでも不安があると、見事に6点を超えると思います。

また、日本人一般人と書いてありますが、このサイトの調査人数は、
1,170名のようです。

この数字が統計的に有意かどうかは分かりませんが、
日本人は1億人以上います。

また、書籍によると、この実験は「1989年のもの」のようです。
私が3歳の頃の実験です。

windows95も発売していません。
神戸大震災よりも、オウム真理教事件よりも、前の話です。

ただ、この実験が古い、というよりも睡眠に関する実験のエビデンス自体が古いものが多いらしいです。


2.厚生労働省の報告

次に続くのは、厚生労働省に関する睡眠指針です。
2014年なので、一気に新しくなりました。

なんだ、新しい報告があるじゃないですか!?

そう思って読みすすめると、書いてあるのがこちら。

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分かるようで、分からないような...。

「指針」なので抽象度が上がるのはしょうがないことなのかもしれないのですが、「喧嘩をしないで仲良くしましょう」レベルのことしか書いてないです。

なので、気持ちとしては、
「私はその「喧嘩」をしない方法を求めているのだ」
といった感じです。

こうして見ると、自分自身が予想していた以上に、「睡眠」については、何も判明していないぞ、と気づくようになります。


大切なのは、この「気づき」です。

意外と何にも知らないまま「睡眠」を捉えていたな、と気づくことが大切です。

「無知の知」
分からないことが多い、という事実を謙虚に受け止めて、誰かからの情報を鵜呑みにするのではなく、自分の思考回路を働かせるように意識していきましょう。


3.まとめ

・ピッツバーグの睡眠質問票をやってみよう
・厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」を読んでみよう


それでは、睡眠を取り戻して朝から日本を変えていきましょう!
目指せ!「1億総睡眠資産化社会」!!

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