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なさじ復活への道のり

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頚椎の手術で入院。半月の予定が、手術の後遺症で左腕が上がらない事態に。入院は二ヶ月半に延び、リハビリは継続中。回復までの道のりを綴ります!
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#エッセイ

note丸四年。

note丸四年。

noteを始めてから、丸四年となりました。

これは、876通目のnoteです。

一つ一つの感情の浮き沈みをnoteに書きながら、ここまで来ました。この積み重ねが、日常になり、始めたときには考えられないほどの多くのnoteを投稿してきました。

noteを始めたのは、首の手術で入院する直前でした。入院中の思いを綴りながら、手術、再手術の苦しみや、後遺症で左腕が上がらなくなった驚きや不安をここに書

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【note】三年が経過しました。

【note】三年が経過しました。

noteを始めてから、昨日で三年がたちました。

これは、767通目のnoteです。

一つ一つの感情の浮き沈みをnoteに書きながら、ここまで来ました。この積み重ねが、日常になり、始めたときには考えられないほどの多くのnoteを投稿してきました。

noteを始めたのは、首の手術で入院する直前でした。入院中の思いを綴りながら、手術、再手術の苦しみや、後遺症で左腕が上がらなくなった驚きや不安をここ

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今回ばかりは無理だろうとあきらめていた。

今回ばかりは無理だろうとあきらめていた。

首の手術の後遺症で、左腕が動かなくなったことがある。

左腕が垂れ下がり、自力で上げることが出来ない状態。そこからは成果が見えにくいリハビリの日々。それでも、少しずつ、出来ることは増え、一年後、ついに元通りの状態を取り戻すことが出来た。

腕が動かなくなったときは、医師も看護師もうろたえて見えたし、私の周りも「大変なことになった」「これからどうするのか」と騒がしくなったけれど、私自身は、時間を掛け

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二年経って、あの曲がり角に母がいたことに気がついた。

二年経って、あの曲がり角に母がいたことに気がついた。

首にはコルセットを巻き、左腕がダランと垂れ下がった状態で仕事復帰となったあの日から、二年が経ちました。

今は、完全に回復し、思い出すこともめっきり減りましたが、今日、過去のnoteを振り返っていたら、こんなnoteを見つけました。

「会社に行かないという選択肢は無いのか」

「働かないと、本当にダメなのか」

私は、そんな自問自答を繰り広げていました。仕事復帰をしたものの、長期離脱で私の存在意

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昨日のことのように思い出されます。

昨日のことのように思い出されます。

昔のnoteを見返していた。

ちょうど二年前の投稿。

面白おかしく書いているが、退院までのカウントダウンに、社会に出る怖さを持ち始めていた記憶がよみがえる。二ヶ月半入院したが、前半は、四度にもわたる手術と身体の異変に困惑し、後半はリハビリのつらさと、左腕が動かない状態で社会に放り出される心許なさで、埋め尽くされていた。

それでも、そんな状況をnoteに書くことで発散し、読んでいただき反応をい

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まだ、彼は知らない。

まだ、彼は知らない。

ちょうど二年前の今日。

こんなことをつぶやいていました。

入院初日の夜。次の日には首の手術を控えている彼は、このあと順調にいかないことを、まだ知りません。手術は一回で終わると思っているし、10日ぐらいで退院して、すぐに復帰できると思っています。ま、大きな進化を遂げるのは間違いないですけどね。ふふ。

長いことnoteを書いていると、その時々の心境を振り返ることができて楽しいですね。

この、n

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ころなぶとりからもどしているところ。

ころなぶとりからもどしているところ。

実は去年の初めに比べると6キロ以上増えていた。

去年は、退院明けの解放感と、不自由な左腕を抱えたまま社会復帰したストレスなどで、食べ放題、飲み放題の日々。そこからじわじわじわじわときて、今年に入ってはステイホーム絡みで、見事にお腹まわりがふっくらななさじが完成した。

6月。クールビズで、薄着になったし、これはまずい!と思い、周りがざわつく前に(既にざわついてるかもしれないけど)戻すことを決意し

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おかげ様で問題なく過ごせています。

おかげ様で問題なく過ごせています。

先週、「半年後の検査」ということで、久々に病院へ行きました。

レントゲンと診察を終えて、受付前で名前が呼ばれるのを待っていると、普段はあまり見かけない事務局長が、わざわざ挨拶に来られました。

「その後、お変わりありませんか?」

私は、満面の笑みで、「はい。おかげ様で、特に問題なく過ごせています。」と答え、左腕をピッと上げて、ぐるぐると回して見せました。

事務局長は、笑顔。

笑顔から少し緊

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覆水盆に返らず。

覆水盆に返らず。

片腕が、動かなくなったことがある。

元に戻ったのは、一年後だった。

私は、頚椎症の手術をするため、2018年11月、二週間の予定で入院をした。首の前と後ろを切り開いて、骨を矯正する手術だった。

「手術は問題なく終わりました」と医師から告げられた二日後、2リットルのペットボトルを持ったときに、力が入らず、持っていられないことに気が付いて、看護師さんを呼んだ。私は、そのとき、こう言われるんじゃな

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今年度は、「出世」とやらを狙ってみようかと思う。

今年度は、「出世」とやらを狙ってみようかと思う。

今日から新年度。

無事、新入社員も集まり、入社式も行われたようだ。さぁ!私も、新しい気持ちで突き進みたいと思う。

昨年度を振り返ると、一言でいうと「リハビリ期」だったように思う。

リハビリ期を経た今は、手術前の元気な頃よりも、かなり進化したのではないかと思っている。ゆっくりじっくり考えたり、書いたりできたしね。色々な経験を経て、強さも身に付けられたと思う。

noteの中で「なさじ思考」とし

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フッと浮くような感覚。

フッと浮くような感覚。

ちょっとした違いだったけど

あの大きな喜びは、今も鮮明に思い出すことができる。

「一年前、何を想っていたかな」と思い返す習慣が無ければ、忘れたままになっていただろうと思う。

そういうものは、想像以上に多くあることに気づく。

あんなにまっすぐだった左腕に、少しでも曲がりそうな雰囲気を感じて歓喜したあの頃。あれはあれで楽しかったと思える。あの頃は、仕事は週3ぐらいにして、リハビリに通い、そのま

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書くことは、自分の心の中のもやっとしたものを縁取りして、明らかにする行為だと思う。

書くことは、自分の心の中のもやっとしたものを縁取りして、明らかにする行為だと思う。

この二年間、ずっと考えてきた。二十五年働いたこの会社を去る選択肢があるのかどうかを。

一年前、三ヶ月近く入院し、休職をした。不自由で、心身ともに疲弊した状態で社会に放たれたとき、自分が職場にいなくても問題無いことを知った。そこから、さらに迷い始め、そもそも「働かない道は無いのか」を模索したけれど、「働いている自分の方がいい」ってことでひとまず落ち着いた。

その後、「どう働いていくか」を考え始め

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あのときの衝撃から一年が経った。

あのときの衝撃から一年が経った。

この日が来たら、振り返ろうと思っていたnoteがある。

去年の一月末まで私は入院していた。

首の手術の後遺症で左腕が上がらなくなり、ダランと垂れ下がって、ヒジは自力で曲げられない状態になった。そんな状態で二月から社会復帰した。リハビリに通いながら、たまに仕事をサボりながら。

そんな心身ともに不安定な状態の私に、それは訪れた。

二月中旬、母の体調が良くないと、高齢者住宅のスタッフから連絡があ

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自分がどうしたいかで決めるとしても。

自分がどうしたいかで決めるとしても。

あと何日でお別れになるのだろうか。

「今日ではないだろう」とは思っているけど、それは誰にもわからない。昨日、一緒に働いている方から、「仕事は誰かに渡して、お母さんについていてあげたら?」と言っていただいた。「けど、そしたら何十日も仕事しないことになるかもしれないし」と思いながら、「ありがとうございます。頃合いみてお休みをいただきます。」と返した。

昨日は、昼で仕事を終えて、母の諸々の手続きや終

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