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チームでリモートワークを12年つづけてきた結果

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NarrativeBASEの12年 -「はたらく」をかたる、つくる、つながる。 この3つにこだわって、チーム×リモートワークをひたすら続けてきたナラティブベース の12年の軌跡…
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記事一覧

#14 ‘会社育て’ は ‘子育て’

#14 ‘会社育て’ は ‘子育て’

思い通りにはいきません。いつも思うのだが、会社は子どもに似ている。
どんなに「こうあってほしい」と願っても、そんな思う通りにはいかないのである。特に初期は、なんでこんなことを始めたんだっけ?というくらい大変でも、始めてしまったのだから投げ出すわけにもいかない感じが、乳幼児期の小さな赤子を投げ出すわけにはいかないのとよく似ていた。生まれちゃったんだからしかたない!のだ。
2016年から2017年ごろ

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#13 劇場のセオリー

#13 劇場のセオリー

板付きのセリフ客席が観客で埋まり始めた開演5分前。定刻通りか、5分押すか、舞台裏に確認が入る。「定刻通り」と指示を出すと、最後の客入りの曲がゆっくりと大きくなり、照明とクロスするように真っ暗な空間に音が溢れる。一転、静まり返ると同時に舞台にスポットライトが当たる。浮かび上がった一人の役者が静かに語り始める。

舞台の専門用語だと思うが、お芝居の明転にすでに役者が定位置に立っていることを板付き(いた

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#12 ビジョンは立ち昇る

#12 ビジョンは立ち昇る

多様でいい、多様だからいい2015年、会社というより「コミュニティ」だったナラティブベースは、ビジョンらしきビジョンも持たず、事業らしき事業もないまま、すでに会社としては4年目に突入していた。それぞれのワークスタイルを実現するためのしくみづくりに邁進しつつも、私はこのコミュニティの求心力がなんなのか?それを言語化しなければ…とモヤモヤしつつ、一端の会社になるためにもそれらしいビジョンを掲げなければ

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#11 沈下と浮上の摂理

#11 沈下と浮上の摂理

パラレルをどう表す?協業をするためのプラットフォーム(仕組み)が立ち上がりはじめ、仕事も増え始めた2014年ごろ、人を増やすためにメンバー募集を行った。今までは、「ママのキャリアを考える会」(前述)で知り合った人や、私の元同僚、その知人を中心に紹介でつながってきていた。このときは、10数名だったメンバーを5名ほど増やす計画で、募集文などを書いて、既存メンバーそれぞれがSNSなどを通じてメンバーを募

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#10 目に見えないオフィスをつくる

#10 目に見えないオフィスをつくる

同じ空気を吸うには?ナラティブベースはオフィスを持たない。だから共通するしくみを使うということは、同じオフィスに席を並べることと同じ効果が必要だった。インフラやルールは目に見える確かなしくみとしてもちろん必要だが、それ以上に、しくみが織りなす空気感を一緒に感じることが大切だった。つまり必要性をもって生まれ、それをみんなが理解しているという共通・共創意識だ。

当初(2011年〜2013ごろ)は今の

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#09 2つのアプローチ

#09 2つのアプローチ

怒っていなければ、いい起業はできない?!演出家、故・蜷川幸雄は俳優に「不幸でなければ、いい演技はできない!」と言ったそうな。その言葉をオマージュするならば、「怒っていなければ、いい起業はできない!」のではないか、そう思う。私がいい起業をできたのか定かではないが、(この文章を書こうと)遡ってみると最初の方は相当お怒りだったご様子(笑)。

7年前の全体会議の発表資料では、やれ「『働き方の希望』と『働

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#08 「働き方」のショーケース

#08 「働き方」のショーケース

こんなのもあり。あんなのもあり。「ひとりでスーパーマンになれないのなら…」と同様、創業期に別のメンバーが言ってくれた印象的な言葉があった。「ナラティブベースは働き方のショーケースみたい」。まわりの働き方や、キャリアの積み方をみていると、「あんなのもありかな?」「こんなのもあるんだ!」とワクワクするし、勉強になると。

信頼関係でつながっている人を誘い、その人ができることを依頼するというスタイルから

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#07 社名決定 「ナラティブベース」

#07 社名決定 「ナラティブベース」

パッチワーク型集合体人材?!法人化を決めたころは、まだ4、5名のチームだった。それぞれができることを持ち寄りながら、子育てや別の仕事などの制約の中で互いをフォローしながら成果を出していた。そして、仕事を通して互いのスキルを学び合い、できることを増やして、次の仕事に繋げた。いわば、ひとりひとりが明確な役割とスキルを約束し協力しあうというよりも、融合して学び合いながら成果を出していくパッチワーク型集合

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#06 無人島脱出!

#06 無人島脱出!

渡りに船ここまで、わたしがどんな内容の仕事をしていたか書いてこなかったが、もともとはWebサイトの立ち上げ屋だった。Webサイトといっても情報発信を中心としたコーポレイトサイトやメディアサイトではなく、双方向性をもってユーザー同士がやりとりするコミュニティサイト(*)だ。企業の依頼を受け、Q&Aやレビュー、掲示板(フォーラム)などコミュニケーション機能をもったサイトをコンセプトやコミュニケーション

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#05 無人島サバイバル2

#05 無人島サバイバル2

無人島のこっち側かくしてわたしは、とある無人島のこっち側に着いた。もしかしたら無人島と思っていた島の向こう側には同じような人たちがいたかもしれないし、はたまた別の海にも同じような島があったかもしれない。ただ、言えることはわたしはわたしの流れ着いた場所で良くも悪くも独自にやっていたということだ。ときどき「こっちに来てみない?」と人を誘っていっしょに働いた。仲間には、なるべく勇気と好奇心のありそうな人

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#04 無人島サバイバル

#04 無人島サバイバル

生き残るための戦略へ話を仕事に戻そう。

株価暴落を味わったわたしは、戦略を変えるしかなかった。つまり、今までの「わたし、やるといったことはやりますから!」と積極的に責任を負い「勝ちに行く」スタイルから、降りざるを得なかったのである。わたしはこのやり方でしか成功体験を得たことがなかったので、ふつうに考えたら相当な意識改革が必要だ。しかし、どう考えても「そうせざるを得ない」状況で、意識とかなんとか言

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#03 逃げ道がキラーパスに!

#03 逃げ道がキラーパスに!

なぜ人は追い込まれると関係ないことをしてまうのか?はなしは変わるが、人はなぜか焦っているときに限ってまったく無駄と思われることに積極的に時間を使ってしまう。

わたしも、育児と仕事で1秒たりとも隙間がないと言いながら、もーどうしよう!というときほどついついSNSのタイムラインに浸っていた(笑)。今は当たり前となったSNSだが、当初(14年前?)はちょうど流行り始めたばかりで、感度が高いアーリーアダ

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#02 株価暴落と5の2乗

#02 株価暴落と5の2乗

約束が守れない。もってこいの働き方を手に入れたはずだったわたしだが、初めての子育てはそう簡単にはいかなかった。涙が出ちゃうような心配事やウルトラ大変だった事件のようなことは人並みにあるが、ここでは本題から逸れるのでスキップしておこう。

とにかく、赤子を抱えて働きはじめて痛感したのは「仕事とは約束だ」という当たり前のこと。そして、「他に優先すべきことがあれば、その約束が守れないことがある」というこ

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#01 フリーランス、はじめました。

#01 フリーランス、はじめました。

「フリーランスになろう!」と思ったことはない。これは、18年も前の話。ただ、転職しようとしていた矢先、まわりに「仕事を探している」と話していたら魅力的な2つのお誘いを受けた。どうしても両方やりたかったわたしは、片方には週2、片方には週3行くことにした。つまりフリーランスになったのは、好奇心ゆえのなりゆきだった。やっと仕事が面白くなり始めた20代が終わるころのこと。

当時はまだパラレルワーカーなど

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