マガジンのカバー画像

エッセイ

5
普段の生活で疑問に思ったことなどを綴ります。
運営しているクリエイター

記事一覧

"正解"についての考察

"正解"についての考察

ある友人の話だ。私はこの友人に強烈な違和感を覚えている。

彼は私と地元が同じで田舎出身だ。彼の高校時代は自分の身なりに無頓着で髪の毛はボサボサ、服はジャージ一択であった。
彼は大学進学を機に上京した。上京後は服に興味を持ち始め、オシャレに気を使うようになった。それはとても良いことだと思う。

彼は高校時代の友人のインスタグラムを見ては、自分より劣っていると思う点を私に言ってくる。人の粗探しをして

もっとみる

無題

後悔の多い人生だったと思うことはあるだろうか?

僕は後悔は沢山ある。だが、ここまで生きてきて、後悔しているだけであって、これから先、その出来事がどう働くかは全く想像もつかない。そうは思わないだろうか?

僕の人生はまだ二十年そこらで、まだとてもではないが長く生きたとは言えない。しかし、決してこの二十数年間は短かったわけではない。なぜなら僕はこの二十数年しか人生を経験したことがないし、他人の人生を

もっとみる
脆弱な私

脆弱な私

私の身には時々、漠然とした不安を抱えることがある。例えば受験の時期、今日学んだことを覚えているのは、自分の脳だけで、他になにもよりどころがないという漠然とした不安だったり、コンタクトをつけている時に、自分はこのまま視力がわるくなっていずれは失明してしまうのではないかという不安だったり。

太宰治が「将来に対するぼんやりとした不安」によって自死を遂げたことは有名だが、私も日常における不安を抱えている

もっとみる
生きづらさ

生きづらさ

夜中に起きていると、ふと自分という存在がなんなのかわからなくなることがある。

昼間は明るく振る舞っていても、それが本当の自分であるのかと言われたらそうではないと思う。誰かが自分のことを分かったような言い方をすると、違うのになと思ったりする。それって本当に嫌な奴みたいに聞こえるけど、嫌な奴みたいって思えるだけまだマシだと思って慰める。

思ったことや普段から思っていることを文字化して残しておかない

もっとみる
現代人の病

現代人の病

自分を表現するのが苦手なのかもしれない。そう気づいたのは最近のことだった。

他人が自分のことを気に入ってくれる。これによって自分はやっとその人と仲良くなっていいんだというような感情になることがある。なんとなく気持ちが悪い表現だが、この表現がしっくりくる。

自分のことを表現するのが苦手だから、(( 普段の会話で思ってないことを言っているわけではなく、(ほとんどの人がそうだと思うが)本当に本当の本

もっとみる