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社会人芸大生4年目を終えて

あっという間に年度末ですね・・・!!!

2019年に編入した 京都芸術大学 通信教育部 芸術学科 アートライティング(AW)コースでの学びも ついに4年目を終えようとしています。

2022年度も思うところがあり、2021年度に続いて ”締切が1年後に設定された膨大な自習時間” という名の休学をしました。


ということで今回は、休学2年目のわたしが、この1年一体何をしていたのか、を振り返ります。


ちなみに1年目の振り返りはこちら
(公開からだいぶ経つ今も、多くの方に読んでいただけて嬉しいです)


2年目の振り返りはこちらです。





●2年続けて休学して何してた?


2年目の休学、実はわりとぎりぎりまで迷って決断しました。

2019年にAW1期として編入し2年学び、休憩を入れたくなって2021年度は休学。
2022年の年明け頃は、卒業に向けて復学だ!と、大学へ復学申請もして、だいぶ意気込んでいたのです。

が、その後の2か月の間にいろんな巡り会わせがありまして、短時間ながらも熟慮の結果、もう1年休学することにしました。

※事の顛末は「社会人芸大生3年目を終えて」内、舞台裏&後日談に、簡単にまとめてます。



とはいえ、数年ぶりに開催された 対面での特別講義には参加してきました。新年度からの気合いも入りました。


さて、わざわざもう1年休んで何をしていたのか。
大変僭越ですが、ご紹介させてください。


●2022年度の目標

1.引き続き、フリーランスとして巡ってくるお仕事のチャンスに できる限り全てチャレンジしていきたい


本当におかげさまで、この1年でより一層、お仕事の幅が広がりました。
大きくわけると、この3つ、でしょうか。

  • 美術作家やデザイナーの方へのインタビュー取材・執筆

  • アートやデザインに関するイベント・内覧会などの取材・撮影・執筆

  • オウンドメディアの運用サポート/公式note立ち上げサポート


アートやデザインのテーマやクライアント様を中心に、"取材(&スチール撮影も)して、書いて伝える"さまざまなお取り組みの機会をいただき、非常にありがたかったです。


フリーランスは、本当に、1回1回のお仕事が勝負。会社員だった頃よりも一層、常にベストを尽くすことを大切にしています。

また、この1年はこれまで以上に、『自分の仕事は自分でつくろうキャンペーン』を勝手に展開していました。

"このイベント/この企画展/この方について、こんな切り口でこんな風に書いてご紹介するの、いかがですか?"と、自分で提案・営業して仕事にする、ってことを積極的にしてきたんです。

会社員として、採用広報やWebメディアのディレクターをしていたときにも、"企画を考える"って常にしてたことですが、ますます毎日、書き手として・参加者として・企画する側として、メディアの書き手として、などなど、いろんな視点で世の中をみて考え、これはご紹介したいな!とか、どう伝えると伝わるかな、などと、気づいたら企画を考えている、という習慣もできました。

全てが自分次第なので、非常にシビアですが、いい意味で結果がわかりやすく、やりがいがあって楽しい。これが今のわたしの素直な心境です。

先日、初対面の方との雑談で、お互いの趣味や好きなことの話になりました。
「ご趣味は?」と聞かれ、「うーん、今は趣味がそのままお仕事になっている…かも」と笑って答えていて、自分で自分にちょっと驚きました。

恵まれた境遇だと思います。いろんなところでいろんな方々に良くしていただいて、お声がけいただけるのも非常にありがたい限りです。

ただ、まだまだ課題は山積してるし、もっとこうだったらいいのにな!は尽きませんし、趣味や好きなことを仕事にする“いろんなしんどさ“ を、一緒に引き受けることもセットの日々です。

それでも、限られた人生の持ち時間で、自分が得意なことのうち 何でお役に立てそうか、を考え、それがお仕事になっているって、良き日々だな、と思っています。

だからこそ、ご縁あって関わる方々や場所、チャンスを本当に大事にしたいな、と。

特にインタビュー取材の機会をいただけた方とは、その後もずっとご縁が続いたら嬉しいなぁ、応援し続けていたいなぁ と、SNSをフォローしたり、メールをやりとりしたり、と、細く長く、何かしらのコミュニケーションを続けています。

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ここからさらにちょっと余談です。
※さくっと仕事の話を読みたい方はスクロールください  ↓


思い返せば、2019年に大学に編入して半年後くらいからでしょうか。
無謀にも、せっかく大学で勉強しているなら、アートにまつわるインタビュー取材や、ライターとして書いて伝える仕事がしたい!と考えました。


が!
当時は、アート業界でのコネクションなんて、一切なし。
そもそも、”ライター”の肩書きで、記名記事を書いた実績も皆無でした。

本当に無謀すぎるスタートでしたが、なんとかかんとか、このnoteを足掛かりに、2023年の現時点まで、コツコツと続けられてきております。

また、あれこれジョブホップしてきた経験が総動員されている、という感覚も、大いにあります。何事も無駄はないんだな、としみじみ。

誰も好んでしないような、紆余曲折なかなかの経歴(会社が突然倒産したこともあるし笑)ですが、"風の時代"になったからでしょうか、とてもレアで面白い経歴、と重宝していただくことが増えました。

しかも・・・詳細はまだ明かせないのですが、4月以降、とあるWebメディアで、著名人の方との連載コンテンツのお仕事も決まっております。
ありがたいです。

ということで、余談にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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さて、この1年でのお仕事の実績です。
掲載できるものだけ、なのですが、具体的にご紹介しますと・・・

▼美術作家やデザイナーの方へのインタビュー取材・執筆

この3月に、東京国際フォーラムで開催されていた、日本で最も大きなアートフェア「アートフェア東京2023」。
そこに出展したギャラリー・四季彩舎さまからの依頼で、作家3名へインタビューし、公式ホームページのCMS(Wix.com)を用いて記事を作成・公開しました。

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アートコレクターで 株式会社THE ART 代表の岩崎かおりさんのWebメディア連載で、京都を拠点に作家活動をしている20~30代の美術作家のアトリエへ伺い、インタビュー・執筆を担当しました。


画家 品川 亮 さん
脈々と続く「日本の絵画」を、現代の絵画として描き続ける意味

画家 西垣 肇也樹 さん
日本社会も自分自身をもシニカルに描き続ける

画家 松岡 柚歩 さん
色とは…形とは…。絵具がつくり出す”重なり”に心惹かれて

画家 三浦 光雅 さん
相反するものの狭間で“自分だけの絵画表現”を探り続けて

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パフォーマーでありテックエンタメレーベルHYTEK Inc.の代表でもある満永隆哉さんと、デザイナーであり自身のプロダクト制作も行う古舘壮真さんへのインタビューも。本当に、これからのご活躍が気になるお二人でした。

DESIGNART TOKYO 2022 UNDER30:デザインとアートの境界線
混ざり合う物事と境界を行き来しながら、今と未来を見据えて進む


まもなくこちらの記事も公開予定✨ 後日、追記します!
● 京都芸術大学の卒業・修了制作展のインタビュー取材・撮影・執筆
● 学生選抜展
「DOUBLE ANNUAL」のインタビュー取材・執筆

※メディア様の方針で、2か月ほど大事に温存されていました・・・


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▼アートやデザインに関するイベント・内覧会などの取材・撮影・執筆

1968 年にロンドンからスタートしたメディア「タイムアウト」の東京版で、アート・カルチャー担当として、お薦めしたいアート展をセレクトして毎月ご紹介しています。

また、展覧会などの内覧・報道発表会を取材し、執筆しています。
3月9〜12日に開催された「アートフェア東京2023」のレポート記事は、スチール撮影や画像レタッチも含め対応しました。

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東京各地で開催される「DESIGNART TOKYO 2022」の紹介記事を企画して書いたり、

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ミュージアムでの内覧会を取材・撮影し、レビューを書いたりも。

noteで書く柔らかい文体も、下記のような”である調”の文体も、それぞれに良さがあるし、リズムやトーンが全く異なるので、書いてて楽しいです。


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▼オウンドメディアの運用サポート/公式note立ち上げサポート


乃村工藝社さまのオウンドメディア「ノムログ」
にも、微力ながら。

編集部の方々とのお打ち合わせだけではなく、座談会のファシリテーターから執筆に関わる機会もいただきました。

チーム力で生み出したXRコンテンツ ~「じーずの森とあしあとのヒミツ」開発秘話~ ( 執筆・編集等 )

空間に置かれた”音”でミュージアムを楽しむ。
「oto rea」から生まれた新しいアートの鑑賞体験とは。
(ファシリテーション・執筆)

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アートギャラリー・四季彩舎さまの公式noteの立ち上げもサポート。
現在、アートギャラリー様でnoteを定期的に運用・更新しているところがほとんどないことや、一見すると敷居の高いイメージを持たれるギャラリーをもっと身近に感じていただけるように、という目的でスタートしました。

ギャラリーの自己紹介記事や、アートフェア東京への出展に関するご案内記事の作成を提案し、担当。
記事内容、文章の構成・執筆、画像の作成・選定、更新スケジュールも含め、全てをお任せいただいて、作成・公開しました。


冒頭から長くなりました、すみません。

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2.念願のイベントに、主催者側として、心ゆくまでしっかり関わりたい!


ずーっと関わってみたい!参加してみたい!と思っていた2つのイベントに、主催者の一員として関わることができました。
思いきって手を挙げて本当に良かったし、楽しかった、の一言に尽きます。

▼「ほぼ日の生活のたのしみ展」でスタッフに


▼「一箱古本市」の実行委員に(祝!今年も開催決定✨)


おまけ、ですが、青山のスパイラルで、ほんの数日だけ、ギャラリースタッフのお仕事も経験しました。

このとき、本当に偶然ですが、その少し前に参加した美術作家のオープンスタジオでお話しした方に再会し、わたしがご案内した作品を購入いただく!なーんてことも。とっても嬉しかったです。


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3.ギャラリーはもちろん、学生証が使えるうちに いろんな展覧会やミュージアムを巡って たくさんの作品や作家さんの活動を観て体感しておきたい


この1年、noteであれこれ多数ご紹介してきましたが、はりきって出かけてきましたよ!!!

本当に、行って良かった、と心の底から思えること、ばかりでした。

行ってみたい場所、この目で観て体感したいものは、行けるときにできるだけ行く。本当に大事だな、と実感した1年でした。


▼企画展がどーしても観たくて、静岡県立美術館へ

▼祇園祭を体感すべく、都内から京都へ

▼人生初の"コミケ"へ

▼在籍する大学の通学部の卒展を観に京都へ


▼念願の「アーティストフェア京都」を観に京都へ


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●まとめ&新年度にむけて


2019年、AW1期生として一緒に学び始めた同期たちの多くは、今年も順調に卒業していきました。気づけば4年も経つんです、そらそうだ。

ただ、正直な気持ちを書くと、在籍すればするほど、卒業するのが惜しくなってきている自分がいます。

学べば学ぶほど、この世には自分の知らないことが星の数ほどあり、全く見えていなかった広大な世界がいくつも存在することに気づいてしまい、もっと学んでいたくなってしまうんですよね…。

…社会人大学生の忙しくも面白い沼にハマりつつあるとも言えなくもないですねw
これから本学に編入・入学予定の社会人の皆さま、こんな人もいるんだから自分は大丈夫wと思っていただけたらこれ幸いです。


ということで、4月からの1年は、卒業に向けて全力で学びます。
学びながら、やりたかったお仕事の数々を、全力で頑張ります。


ひとまず勉強時間を確保するため、大好きなヤクルトスワローズの試合中継も、今シーズンは観ない、と決め、DAZNを解約しました。
(10年以上 応援し続けている、川端慎吾選手と石川雅規投手、そして青木宣親選手が、現役ラストシーズンにならないことを心の底から信じてます…)

WBCの応援をもって、野球観戦はしばらくお休み… と思っていたら さっそく燕党な友人が神宮球場に誘ってくれまして。もちろん行きますけども。数年ぶりに応援歌を歌えるのが嬉しすぎます。

話が逸れました。
ですので、このnoteの定期更新は続けますが、これまでの"文章を月3本&音声配信を月3本"からは、しばらくペースを落とします。

文章は15日か30日公開の1本に。(書けたら2日とも・・・)
音声配信は、もう少し短めのものを月2~3本、くらいの予定です。

更新を気長にお待ちいただけると嬉しいです。

長々とお読みいただきありがとうございました。
皆さまの新年度が 幸多き 楽しい日々となりますように✨

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