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アーユルヴェーダの知恵

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5000年前から続くアーユルヴェーダの生きる知恵を日々まとめています。何かに迷った時のヒントになったら嬉しいです。
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2020年10月の記事一覧

結局は自分を調え、高めておくことがすべて、ということ

結局は自分を調え、高めておくことがすべて、ということ

私たちがヨガや瞑想、アーユルヴェーダを
行うのは、

健康や美容、病気の予防、
気持ちが穏やかになる、リラックス、、、、
などなど

たくさん理由はありますが、

一番は
「自分を知るため」
「自分の状態を知るため」です。

私たちは、
自分がどういう人間かを
分かっていません。

忙しくて
今の自分の身体の状態、
心の状態に気づくことさえも
できていないことがほとんどです。

でも、
今、自分の

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呼吸を調えれば、自然と人生が調う

呼吸を調えれば、自然と人生が調う

私たちの人生を
大きくコントロールしている
もののひとつに

「呼吸」

があります。

だから日本だけでなく、
世界中の先人たちが「呼吸」の大切さを
私たちに伝えています。

呼吸が深い人は、
豊かで幸せですし、

呼吸が浅い人は、
不安や心配、悩みなどに囚われやすくなります。

そもそも呼吸をする理由は
身体の細胞が酸素を必要としているから、です。

身体の中でも
一番酸素を必要している部分、

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どんな問題も解決してしまうシンプルな方法

どんな問題も解決してしまうシンプルな方法

生きていく上で
大切でことのひとつは
安心と穏やかさ、だと私は思っています。

どれだけお金が手に入っても
欲しいものが手に入っても、
それだけでは
幸せは手に入りません。

実際、
お金や世間的な成功を手に入れても
幸せではない方が
たくさんいますし、

人間関係で悩む人も原因は同じで、

結局は
自分の内側に安心や穏やかさがない人は
幸せになることが難しいのだと思います。

外側にあるものや

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極端にはしらず、ほどほどの状態でバランスよく保つ、が健康と幸せの秘訣

極端にはしらず、ほどほどの状態でバランスよく保つ、が健康と幸せの秘訣

ヨガのアーサナ(ポーズ)を
保つことの大切さと同じように、

身体と心のバランスを保つこと
調和をさせておくことは、

仕事にせよ、遊びにせよ、
何をするにも大前提として大切になってきます。

極端にはしらず、
偏りすぎず、
バランスのよいところでキープする。

たとえば、

食べすぎたりすると、
胃がもたれたり、
次の日まで疲れがとれなかったりしますし、

食べなさ過ぎれば、
気力がでなかったり

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身体も心も楽になる1日の過ごし方

身体も心も楽になる1日の過ごし方

アーユルヴェーダでは、
私たちの身体と心は大きくわけて
4時間ごとに変化していると考えますから、

その変化に合わせて生活をすることで、
頑張りすぎなくても、
自然体で
より快適に過ごすことができます。

●午前6時~午前10時
カパ(水のエネルギー)の時間帯。

身体と心の動きはゆるやかで、
消化力は弱く、身体が冷えやすくなります。

そのため、この時間は
排出や浄化の時間と考えます。

身体か

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人間の細胞は 36.5℃以下になってしまうと働きが鈍ってしまうから、平熱はいつも上げておく

私たち人間の細胞は
36.5℃以下になってしまうと
働きが鈍ってしまうといわれています。

「冷えは万病の元」
と昔から言われているように、

体温が低いと
免疫力も落ちますし、
アトピーやアレルギー、喘息などの
アレルギー体質にもなりやすいですし、

血液の巡りも悪くなりますから、
血管も詰まりやすく、
動脈硬化などの原因にもなります。

また新陳代謝も悪くなりますから、
シミやたるみの原因にも

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「生きている意味が分からない」と感じることは、特別なことではないと思う

「生きている意味が分からない」と感じることは、特別なことではないと思う

自殺する若者が増えているという
ニュースを見ると、

何が理由は
詳しくは知らないので分からないものの、

「消えてしまいたい」という
気持ちはわかるな、
と感じることがあります。

「どうせ死ぬのに、
なぜ生きなければならないのかなぁ」

という思いは
私も小さなころから感じていたこと。

たとえ、病気や人間関係や
仕事でうまくいかない、などの
何か具体的な理由がなくても、

むしろ、社会的には

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風邪予防にも消化剤にも「大根」が活躍してくれます

風邪予防にも消化剤にも「大根」が活躍してくれます

すっかりと寒くなってきましたね、
着るものに困る今日この頃です。

寒いといえば、お鍋やおでん。

おでん、と言えば、、、
大根の美味しい季節です♪

チャラカサンヒター
(インドの古典医学書)では
大根は3つのドーシャバランスを整えて
くれるとあります。

温めて
おでんや、お鍋、風呂吹き大根などにしていただくと
ヴァータ(風)とカパ(水)を整え、

生のままの
大根おろしや大根サラダでいただく

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永遠の幸せを得るための唯一の方法

永遠の幸せを得るための唯一の方法

インドで最も古い書物の
「リグ・ヴェーダ」には
宇宙のはじまりについて書かれています。

宇宙のはじまりは
無も有もない、
昼も夜もない、
まさに何もない状態でしたが、

唯一そこにあったのは
「源」だと言われています。

「源」だけが存在していて、
つまりは、
最初はすべてはひとつだった、ということ。

この「源」からすべてが始まりますから、

今、多くの人が耳にしている
「ワンネス」や
「すべ

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いつも身体と心を調えておくことが最優先な理由

いつも身体と心を調えておくことが最優先な理由

もし、今、大変な目にあっている、
と感じていたり、

辛い出来事ばかり続いて、
どうしたらよいか分からない、と

感じている人も
いるかもしれませんが、

でも実際には、
自分が今感じている
不安や辛い気持ちと
今の状況とは関係がなかったりします。

起きている現実は
自分を落ち込ませる本当の理由ではない、ということ。

私たちはついつい、
今自分に起きてる現実が

自分を不安にさせたり、
イライ

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今がどんな状態、環境だったとしても幸せに前向きに生きるための智慧がある

今がどんな状態、環境だったとしても幸せに前向きに生きるための智慧がある

アーユルヴェーダでは
ガンや不治の病も治せるのか、という話題が
よく出てきます。

アーユルヴェーダでは
単に病気を治することを目的にはしていません。

アーユルヴェーダでは
どの病気、どの症状に対しても、
その人の本来あるべき
ドーシャバランスに戻していきます。

その過程で
自然治癒力や、免疫力が強化されて、
さまざまな病気や症状が緩和されていくと
教えています。

たとえ病気や症状が残ってい

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じわじわ冷える時期になってきましたから、ぼちぼち準備を

じわじわ冷える時期になってきましたから、ぼちぼち準備を

朝晩は涼しくなりましたね。

朝起きると、
足先が冷えているのを感じて、
いよいよこの季節がやってきたな、、と感じます

冷え対策を
はじめている方もいらっしゃると思います。

冷え対策の基本は

頭寒足熱。

そこで、
そろそろ重ね履きを始める方も増えますね。

「頭寒足熱」や「上虚下実」の考え方は
昔から健康のための基本とされているもの。

下半身にしっかりとエネルギーが溜まり、
上半身がリラ

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「進んで土俵から降りる」が実は自分が幸せに自由に生きるための方法

「進んで土俵から降りる」が実は自分が幸せに自由に生きるための方法

何か問題が起きた時には、
その土俵から降りることが一番の解決方法。

土俵から降りて、
その土俵を上から眺める感じで
起きていることを客観視する。

そうしていると、
問題だと思っていたことも、

そもそも問題ではなかった、
自分で勝手に「問題」を作り出していた、

ということに気づきます。

それでも
「私は絶対に負けないぞ!」と、
意気込んでずっと同じ土俵にたっている間は、

ずっと同じ問題、

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深くゆっくりな呼吸と、静かに坐る時間は
確実に私たちを健康で長生きに導いていく

深くゆっくりな呼吸と、静かに坐る時間は 確実に私たちを健康で長生きに導いていく

私たちは
どの命にも「寿命」があって、
それは生まれた瞬間から決まっています。

私が以前、
アガスティアの葉を開いて見てもらった時、

私の寿命が書いてあったようですが、
あえて聞かないでおきました。

どの命にもある程度の「命の長さ」は
決められているんですね。

生まれたその瞬間に
プラーナ
( サンスクリットで「呼吸、息吹」を意味する)
の一生分の総量も決定されていて、

人はその自分の決

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