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43才からのからだづくりはじめました ~感覚統合療法を添えて

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発達障害の中2と小2の息子の、からだがモロに発達特性のあるおかーさんが、よくわかんない運動や作業で変化する記録です。 からだが不器用だな、とか、なんかうまく動かせないな、という…
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#健康管理

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~背中の感覚、キマシタワァ

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~背中の感覚、キマシタワァ

待たせたな!
(正義のヒーローで行方不明になった人の、再登場の声とポーズで)
風邪がなかなか治らなかった…

さて、この前はおでこから背中の表面の筋肉という、意識をしようとしても存在することを知らないものを呼び覚ましてもらったのだけど。
すどうなったかといえば、まず第一に、物理的な刺激を恐れなくなった。
なんというか、背中やふくらはぎに、体に沿った金属の鎧、あるいは強力なサポーターをつけてもらった

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~感覚過敏が風邪で知る「老い」

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~感覚過敏が風邪で知る「老い」

一昨日から風邪を引いている。
多分、月曜日には一日中半袖の晴れの日だったのが、水曜日には長袖を着ねば寒い雨に変わったからだろう。
あんれ?と思ったのは鼻づまりがひどいことで、次に喉の違和感、最後に身体のダルさと関節痛だった。
あーやっちまったー、熱も出てるなーと体温計を見ると

37.5℃

……この症状と苦しみって、いつも38.0℃を超えてからくるものなんだがなあ、と、思いつつ。
いつものように

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~甦るがいい、我が感覚たちよ!!

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~甦るがいい、我が感覚たちよ!!

さて週1回、10~30分で行われる、施設に出向いて行われる感覚統合療法なのだが。
週1回だけで身体に記事10回分の気付きがでるっていうすごい話なのだが。
この前は夫も連れて行ってきた。

今回使われるのは、まずはやはり「揺れる」系統の、大人も全身を乗せられるサイズのブランコ。

「それじゃあ、刺激を入れていきましょう!」
と講師の先生が言うものの
「刺激という名詞に対して、動詞が入れるって、なんか

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~いい湯だな、も固有感覚

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~いい湯だな、も固有感覚

そして一番の収穫。
身体の芯があるのを感知できたこと。

【身体の芯まであたたまります】

実は入浴剤のCMに出てくる謳い文句のコレ、意味がわからなかった。
身体の芯まで暖めるほど長風呂をしていたら、のぼせてぶっ倒れるし、ぬるめの半身浴にしなさいと言われても、中途半端に入浴してしまうため、やっぱり不愉快である。

しかし我ながら、日常生活で不愉快な思いを抱いていることが多い…
この不愉快さが、特性

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~晴れの日に傘をさしてる馬鹿でいい

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~晴れの日に傘をさしてる馬鹿でいい

さて、触覚にも変化があらわれた。
冷たい/熱いなど、温度感覚が少し違う。
前までは、外気温や雨がそのまま身体の寒さや水滴として襲ってきたが。
しかし、今は何層かになった分厚い皮膚が、ある程度の冷気は冷たいと感じる場所に到達する前に冷気を遮断したり弱めたりする感覚になった。
皮膚や外部と認識している部分は、ある程度外部刺激をやわらげる。
固有感覚だと言われた内側は自分を動かし続けるのを阻害されないよ

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~感じる・考える・実行する

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~感じる・考える・実行する

さて今回は、感覚統合療法を実際に受けてる身からの感覚統合療法の理論。
自分で説明すると簡単すぎるか難解すぎるか、どちらかになるので、LITALICO発達ナビというサイトから拝借して例示。

ここまでの様々な作業を
1.食べようと思って
2.適切な動作を組み合わせて口に持っていき
3.舌がおいしい、甘い・しょっぱいなどを感じる。

これ書いているうちに、食べることすらかったるいことに思えてきたが、本

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~「歩く」で気付く「学ぶ」ということ

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~「歩く」で気付く「学ぶ」ということ

昔から、靴底の減りが極端に減ってしまうような、地面から足の裏を浮かさない摺り足をしていたが、今日はふと

「二足歩行とは、足の裏の重心を変えることで進む技術?!」

という気になってきた。
図のような、かかとで地面を踏みつける勢いを反発力にして爪先に重心を持っていくような感覚。

元夫からずり足だと言われても
(彼は私のミリ単位の挙動にクレームをつけてきたので、今後頻繁に登場する)
じゃあ、どうや

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中年女性、感覚統合療法で身体を作る~足の裏の感覚は全身を司る

中年女性、感覚統合療法で身体を作る~足の裏の感覚は全身を司る

次に変わった、というか、新しく意識できたものに
「足の裏の感覚で体重や重心をとる、身体のバランスを司る」
がある。
たとえば悪路を歩くやら、足に力を込める作業をする時には、足の裏の内側に意識を向けて、足首で位置や向きを決めて動かなければならないようだ。

これをすると、余りフワフワした動きもせず、安定するので転びづらいし、足が滑っても足の力を内側から外向きに移動するから転倒まで至らずに済む。
最近

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~バランス感覚が良くなった!

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~バランス感覚が良くなった!

偶然か、良い影響なのかわからないが書き記す。
足元に何かありつまずいた。
しかし手にはコーヒーカップ、中身は熱々のチャイだ。
以前書いたが、私は運動音痴だし、怖がりだし、瞬発力もない。
うわあーこれはあとが大変!!
と思いつつ、腰を落として身体をひねり、軸足と逆の左足を踏む場所を見つけて着地。

なんと!転ぶのを防げたのだ!!

また、もしかしたら人生初の
「大股で歩いて通る」
をしたかもしれない

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~人間も目からビームを出していた

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~人間も目からビームを出していた

療育をした次の日の昼間、夫とファミレスに行った。
私は相変わらずドリアで、夫はチキンステーキをオーダーした。
2人一緒に料理が運ばれてきて、はた、と首をかしげた。
ファミレスの鉄板のお皿って、こんな小さかったっけ?
夫にも聞いてみたが
「昔からこんなもんだけど?」
と素っ気ない。

えー変わらないかー?とまわりを見渡してみると

遠いもの全部の輪郭がはっきり見えて、ぶっちゃけ気持ち悪い…

それま

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~発達障害と合理的配慮

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~発達障害と合理的配慮

今、小学2年の息子のバザーに出向いているが、私は支援教員の職員室でこれを書いている。
学校にある小さなホールは、壁全体に窓があり、ピアノが置いてある。
やたらにエモいので、写真を撮ってきた。

本来保護者は出店や子に付き添いながら買い物をしている。
しかし私は、人混みのざわつきや空気で体力とテンションが下がり続け死に体になる。
祭りなど鬼門で、パニック発作で泣き出したり、人いきれで吐いたりする。

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~療育を受けたあくる日

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~療育を受けたあくる日

さて、肩車やブランコで自分が上下左右に揺らされ、なんとなく気分が落ち着いて、数日経った頃である。

身体に常に空気が濃いのだ。

全身がSF映画の異星人が気体のバリアーに覆われているような感覚になり、その範囲の中では自分は安全を感じるような…要は無理に出さなくてもATフィールドは自然とあるし、パーソナルスペースを意識しなくとも、なんとなく他者が介在してこない、落ち着く範囲は決まっているのを理解した

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~こだわりと感覚過敏

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~こだわりと感覚過敏

よく
「発達の人はこだわりが多い」
と言われる。
自覚はあるような、ないようなで、むしろ
「感覚が許容できる範囲がえらく狭い」
というのがしっくりくる。
許容範囲外のものに遭遇するとその場で固まったりプルプルしだす人もいる。
それくらい嫌だったり、許容できるものは
「ライナスの毛布」
の如く、いつも手放さずにいたり、いつも同じものを使って安心感を得る。

……発達障害って臆病じゃね?と思った人もい

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中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~運動と心理的安全性

中年女性、感覚統合療法で身体をつくる~運動と心理的安全性

もともと身内向けに書いていたものを元に補完をしていただけだったので、改めて自己紹介をします。

内向的かつ辛辣、真面目だけど忘れん坊のASD強めの中学2年生と、いつも陽気で負けず嫌いの、ADHDな小学2年生のおかーさんをしています。
年齢は今年44才で、身長154cm.体重75kgで、実は20kgくらい痩せないと標準体重になれないです。
最近、おそるおそる柔軟体操や感覚統合療法をしてます。

言動

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