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#日経COMEMO
マネジメント教育をせずにプレイングマネジャーを課すのは大罪という仮説
医療従事者の監督職の多くは、プレイングマネジャーではないでしょうか。
2019年のリクルートワークス研究所の調査では、87.3%のマネジャーがプレイングマネジャーであったようです。
本noteでは、病院に勤務するマネジャーがなぜ忙しいのか。そして、その忙しさの緩和に必要な能力は何か。そして、プレイヤーとマネジャーの適切な割合はどのくらいかを短く整理します。
病院に勤務するマネジャーはなぜ忙し
なぜ、若いうちの苦労を避ける傾向に我々は嘆くのか?
最近、Twitterを流し読みしていると、若いうちに進んで苦労しようとする人がいないといった嘆きが目につくようになりました。実際のところ、どうなんでしょうか。
下の図は、日本生産性本部[1]による、働くことの意識調査結果のうち、「若いうちは進んで苦労すべきか」と言う問いに対する回答のトレンドです。平成23年度から急激に「苦労すべきだ」と回答した割合が減り、「好んで苦労すべきではない」と回答した
目でみるコーチングマネジメント
コーチングを取り上げたきっかけ 先日、他の保険医療機関の先輩から「コーチングの講師を紹介してほしい」と連絡を受けました。コーチングは組織のパフォーマンスを高める上でも注目されていますが、われわれリハ専門職にとっては、対象者の自律を支援する上で有効な手段であると私は考えています。つまり、対象者に対する「○○指導」という高圧的なものは論外ですが、「○○教育」よりもむしろ「コーチング」こそが対象者の自律
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