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上司と部下

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#人生哲学

見えない部分の評価

『時間内に3つの物を作れる人が1つしか作らない事はサボりである』

『一生懸命やって1個しか作れない人はそれで良い』

ここまではまぁ分かる。

『その2者の評価は等しい』

『頼んでも出来ないだろう人には頼まない。できる人にはサボらせちゃいけないからどんどん仕事を頼む』

これがわからない。

「1しかできない人は、そういう対応をされるとわかった時点で、それでも同じ給料貰えるならおいしいと感じ、

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働くということ

会社員であれば、労働力を提供して給料をいただくという契約。

うちの職場は働かなくても良い。というのか、働かなくてもその人を叱ることが上司にとって不利ならば黙認されて、その人への教育は諦めて、やってくれそうな人に全て押し付けて良しとする社風。

他の部署から異動してきた人はベテランだが、うちの部署の仕事は未経験。しかし、その人を指導すると「トゲがある」と指導するこちらが非難され、上司はその人の肩を

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良い叱り方、悪い叱り方

叱り方について持論を少し。

叱り方の良し悪しはその目的にあると思う。

良い叱り方は、なぜ叱るのか、何がいけないのか、その理由をちゃんと伝え、改善策を伝え、相手を正しい方向に向かわせたり目的を達成することを目的としている。例えば「これはこうだからいけないことだ、こういうようにしていきましょう」相手の個人攻撃はしない。仕事のため、相手のためを思ってすること。

悪い叱り方は、相手の人格を否定して侮

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消せない承認欲求

誰の仕事でもない仕事があり、誰もやらないからひとりで5年くらい続けてきた。

後輩が「やりたい」と言うので同じようにやらせてみた。

すると上司が

「〇〇さんがやってくれてるんでしょ!ありがとう!やっぱり〇〇さんは違うな!」

と後輩を褒めた。

俺は1回もお礼を言われたこともない。

褒められようとか評価されようとかではなく、ひたすら仕事の目的のために、自分が動けばいいと思って貢献してきたつも

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資格を取る意味とは。

全くの異業種から、この業界の上位資格を取得してから入社してきた後輩。

全く知識も経験もないところから、すごく興味を持って頑張って勉強してきたんだろうなと思っていた。

しかし、資格の範疇にある内容の仕事を説明するとちんぷんかんぷんな感じだった。実際の話を聞くと「公式覚えただけです」「意味もわからず暗記してました」とのことだった。興味も薄いようだ。

空き時間に(個別指導の先生かな?)と自分で勘違

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のびのび育てる

本人が自由に振る舞える機会と場を与える。

部下が「こうしたい」と言った時、それが安全面や今後に与える影響で問題なければ、できるだけやらせるようにしている。

部下は自分に責任を感じながら、自分で判断をし、積極的に勉強し、自分に足りないと感じるものを補い、自分がやりたいと思っていることを行動する。

イキイキしているように見える。

逆に自由な機会と場を与えると何もしない人も出てくる。何をしたらい

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肯定感の大切さ

世間の目に触れない仕事。

人事評価をする人の目にも触れない仕事。

「誰にも見られない」「評価されていないのでは?」「自分は何の仕事の成果もあげてない」

爆発したように愚痴り、落ち込む部下。

悲しかった。

「あなたの事は私が見ている」「こないだはあんな事やってくれていたじゃないか」「あなたのやっている事は私が上に報告している」「この仕事は世間にとって有って当たり前の仕事。成果や売上があるわ

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突き放してみる。

次の班の後輩が、今日1人で大仕事をする。

今日休みのその子の班長から私に

「きちんと教えたし、わかったような感じだったから」

と言付けがあったが。

その子はいつも仕事をナメていい加減なので、あまり信用できなくなっていた。

今朝の引き継ぎの時に向こうから質問があれば念押しで教えようとも思ったが、質問もないのでそのまま帰った。

その後輩の事は上司に何度か伝えていて「雇ってるのは会社の責任な

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少数派と多数派

普通の職場は「言われなくてもやる人」が2割、「言われたらやる人」が6割、「言われてもやらない人」が2割いるなんて話を聞いた。

うちの職場は「言われなくてもやらない人」が上層部に多い。自分がそこに在籍して給料を受け取るだけ、仕事は下層部に押し付ければ良い。

しかも上層部は「押し付けても文句を言わない人」「スムーズに喜んで仕事を受け取ってくれる人」を見極めているので、その人に仕事が集中する。

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手軽な社員の意識調査!?

社員がどういう意識で仕事しているか。

それは人によりそれぞれ違うけど。

仕事の意味や立場を理解して献身的に仕事に対峙する人と、ただ在籍してなるべく楽をして給料貰いたい人はちょっとした態度で分かる気がする。

例えばうちは公的な施設に間借りして維持管理を任されているので。お客様(施設の持ち主、公的機関)がちょくちょく訪れる。

通路にゴミが落ちていて、拾う人は「自分<仕事」。関係ないとそっぽ向い

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悔しさをバネに

職場で、明らかに怠けている人と、なかなか仕事が身につかないが意欲を持って挑戦を繰り返している人がいる。

後者の後輩に対して、上司が「俺からしたらお前らなんて大差ない」と言ったらしい。

後輩はものすごく悔しがっていた。「そんなの関係ないですけどね。俺は頑張りますよ!」と力強く口にしていた。

俺も「大差つけてやればいい」と伝えた。

悔しいと思って頑張る力は、悪く使えば復讐に燃えてしまうが、良く

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ゆとり世代の部下

ゆとり世代と言われる年齢の部下がいる。

付き合ってみて特徴がわかってきた。

・ストレス耐性が無い。ちょっと注意すると「もういいです」と逆ギレしたりやる気を無くす。自分を正当化して「僕のせいじゃない」と逃げようとする。
・失敗を恐れる。失敗や経験を積み重ねて探りながら成長しようとせず、正解を知ろうとする。マニュアルを欲しがる。
・指示待ち。自分の意志がない。自分で知恵を出し考えようとしない。

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自分が楽しければいいのか?

後輩から聞いた話。

後輩はほぼ同期の人と一緒に資格試験を受けた。

後輩不合格、もう1人は合格だった。

それを知った上司は

「あーあ、差がついちゃったなあ!」

と皆の前で後輩を笑ったらしい。

周囲の皆が

「パワハラですよ!」

と言い、後輩も笑ってやり過ごしたそうだ。

上司は

「俺はそういう事言って楽しんでるだけなんだけどな!」

と言って笑って去っていったらしいけど。

本人はす

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部下との相性

部下に課題を与える。

部下は今ある能力で精一杯仕事する。

それを私がチェックし、うまくいったところは認めてやる。うまくいかなかった所は「どうすればうまくいくか」と話し合う。

それを繰り返しているのだが、「楽しい」と言ってくれる。それを言われるとほっとする。

この仕事を意欲持って取り組んでくれてるんだろうなと感じる。

他の班の新人さんは「めんどくさい」「できません」ってすぐ言うらしいので。

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