良い叱り方、悪い叱り方

叱り方について持論を少し。

叱り方の良し悪しはその目的にあると思う。

良い叱り方は、なぜ叱るのか、何がいけないのか、その理由をちゃんと伝え、改善策を伝え、相手を正しい方向に向かわせたり目的を達成することを目的としている。例えば「これはこうだからいけないことだ、こういうようにしていきましょう」相手の個人攻撃はしない。仕事のため、相手のためを思ってすること。

悪い叱り方は、相手の人格を否定して侮辱することを目的としている。「こんな事もわからないの?」「こんな事するなんてあなたはバカだ」「頭が悪い。もっと考えろ」自分が相手を侮辱し萎縮させて言う事を聞かせる、自分が優越感を得ることで満足。相手の改善や物事の遂行が目的ではないから改善策の提案はしない。

叱られる方も、良い叱り方をされると、納得し、素直に反省し、前向きに立ち直る事が出来る。出てくる言葉は最終的に「ありがとうございます」。

悪い叱り方をされると(さらに皆の前で大声でやられたりすると)、恥を感じ、劣等感、自己否定感が増す。上司に対する恨み、反抗心も生まれるかも。出てくる言葉は最終的に「ごめんなさい」「どうせ自分なんて」「自分は向いてない」「辞めたい」

そもそも「叱る」と「怒る」も違う。「叱る」は相手の行動をたしなめて正しく諭すこと。「怒る」は感情的に当たり散らすこと。

良い叱り方を心がけていきたい。



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