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『裸の聖書』10. 未来を担保に過去をコントロールする -1

こんにちは、もんぱちです❣
情報戦争につき、必要な情報をできる限りお届けするため『裸の聖書』を翻訳して拡散しています。

群衆の支配は聖書と関係がある?
世界中の何十億もの人々の繁栄が地球の生態系を危うくしている?
世界経済の麻痺が特別な『好機』?
わたしたちは『歴史終焉』のシナリオに直面している?
『ダボス会議』『監視資本主義』『アジェンダ2030 』『ローマ・クラブ』と様々なキーワードが登場します。

ちなみにQAJFではお馴染みのシュワ子も登場するんだけど、用語『グレート・リセット』の生みの親だったんだね~天使の羽やらケツにパフパフキャップつけた変態なのにね。

ドイツの経済学者クラウス・シュワブ-『グレート・リセット』という新語の生みの親

前回の記事はこちら↓↓↓

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未来を担保に過去をコントロールする -1

2020年3月10日の火曜日。世界で初めてロックダウンした中国に続き、今度はイタリアが、その過酷さを体験することとなった。
すべてが閉鎖され、旅行が禁止され、何百万人もの市民が家に閉じこめられ、仕事を休むことを余儀なくされた。閑散とした街は、巨大な静寂に包まれた。その原因は、コロナウイルスの蔓延であった。
マウロ・ビグリーノは、完全な『夜間外出禁止令』モードの中自宅で撮影した注目すべき動画の中で、科学的な情報源を引用しながら、いくつかの興味深い詳細を明らかにした。2020年春、交通機関が完全に停止していたわずか数週間のあいだに、地球の大氣は著しくクリアになった。
ここ数年、世界的な生態系への警鐘がしきりに叫ばれていたのにもかかわらず、地球は、ほんのわずかな日数で元通りになったようだ。インドの専門家によれば、ガンジス川の水でさえも、そのうち飲めるようになっていたかもしれないという。
歴史家は、17世紀のいわゆる小氷河期には、冬のパリでは凍ったセーヌ川でスケートができ、ロンドンでは氷に覆われたテムズ川の水面で市場が開かれていた、と回想している。一方、中世の温暖期と呼ばれた900年から1200年にかけては、アイスランドでも氣温は温暖で、イギリスではブドウが栽培されていた。
誰かが定期的に、特定の出来事を密かに操作し、社会を大きく変えるようなメッセージを発信しているのではないかと疑うのは、正当なことだろうか?
さまざまな公式情報源もまた、グレート・リセットについて、明確に語っている。2020年6月、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ理事は、パンデミック緊急事態によって引き起こされた世界経済の麻痺を、デジタル・クラウド市場と『グリーン』経済を基盤とする『大転換』に向けた手ごたえのある加速という、特別な『好機』であると考えた。
ダボス会議の議長であるドイツの経済学者クラウス・シュワブ(『グレート・リセット』という新語の生みの親)に加わるのは、世界銀行のメンバー、英米の影響力のある政治家、産業界や金融界の大物たちだ。
彼らの真の目的は?このパンデミック危機を利用し、経済モデルを『リセット』し、いわゆる『グリーン・ニューディール』に置き換えることだ。
このモデルは、ハーバード・ビジネススクール教授のショシャナ・ズボフが 『監視資本主義』と呼ぶ巨人たちによって支配されることになる。戦略的に重要なのは、いわゆるテクノロジーのビッグ5の役割だ:つまり、フェイスブック、グーグル、アマゾン、アップル、マイクロソフトである。我々の日常生活のデジタル化が進むにつれて、これらウェブの主要プレーヤーは、『人間の存在をコントロールするために、これまで以上に大きな侵略力と能力をもって浸透していく運命にある。』
群衆を支配する...これは聖書と関係があるのだろうか?
マウロ・ビグリーノの答えは非常に明快だ:この傾向は現代だけのものではない。出エジプト記や申命記のある箇所を見ればわかる。
学者は、そのような『垂直的な類似』を、段階的に描いている。同じパターンが、少なくともその基本的な前提において、何千年にもわたって繰り返されることなどあり得るのだろうか?
パオロ・ルーモアのエッセイ『もうひとつのヨーロッパ 』には、その驚くべき答えが含まれているようだ。人間の出来事は、隠された手によって仕組まれ、本質的に王朝的な方法で権力を継承することができるごく少数の人々によって導かれているという仮説を立てれば、すべてが突然理解しやすくなる。
信じられるだろうか?
これに光を当てるのは、ルーモア自身である。この本は、彼の父であるジャコモの回想録に基づいて書かれた。彼は人生のある時点で、メソポタミア古代にまでさかのぼるルーツを持ち、数千年にわたって途切れることなく地球を支配しているとされる、謎めいた『存在』、非常に小さなエリートの存在に氣づいた。
ルーモアの本に寄稿したロリス・バニャーラのような専門家は、この本で言及されている地名が、チグリス川とユーフラテス川沿いの中東地域の歴史的地理と完全に一致していることを確認している。
もう一人の専門家であるイタリアの著名な政治学者ジョルジョ・ガッリ(自身も本書の共著者の一人)は、ルーモアが言及した有力者たちは、たとえ表舞台に登場しない人々であっても、将来の欧州連合(EU)の『秘密の』構築において、当時一般に知られていた出来事よりも何十年も前に、実際に決定的な役割を果たしていたことを認めている。
そこで疑問が湧いてくる:ジャコモ・ルーモアの情報源は誰だったのか?
目に見えない力で作られたこの幻の『構造』の存在を彼に明かしたのは、秘教主義者で有名なフランスの政治家であり、ガウリズムの創始者の一人でもあるモーリス・シューマンであった。
シューマンがジャコモ・ルーモアに明かしたとされる内容によれば、世界的な影響を及ぼすある作戦は、まるで子どもの遊びのようなものだったという。
これこそ、自称『構造』が常に行ってきたことなのである。
グローバルな監視:戦争、帝国と革命、技術の進歩。そして、知識のコントロール:イデオロギー、信念、情報の段階的拡散。
『グレート・リセット』のようなもの?実際にはよくあるオフィスの日常だ。

時事問題に戻ろう:『アジェンダ2030』と呼ばれる国連文書は2015年まで遡るが、この文書の目的は歴史的に重要である。アメリカの著名なアナリスト、ウィリアム・エングダールの解釈によれば、アジェンダ2030は『WHOとCIEPの庇護の下、所得平等、男女平等、すべての人にワクチンを』というものだ。つまり、2017年にダボスの世界フォーラムがゲイツ財団と共同で立ち上げた『疫病予防に関するイノベーション連合』のある世界を想定している。
エングダールは、後にヴィガノ司教自身が提唱することになる分析と大差はないが、消費と炭素排出量の削減を促進するために中流階級の収入が大幅に減少するという、もう一つのエリート主義的ディストピアを予測している。しかしこれは、イタリア人経営者アウレリオ・ペッチェイによって設立された『ローマ・クラブ』のような、特に影響力のあるクラブが1968年に提案したものと大差はない。それらは大きな反響を呼ぶ警鐘を鳴らした:人類は野心と消費を抑制し、地球の人口過剰によって引き起こされる環境への影響を緩和し、飢えと欠乏から永遠に解放される世界を創造しなければならない。言い換えれば、世界中の何十億もの人々が徐々に達成しつつある最近の繁栄こそが、地球の生態系を危うくしているというのだ。
今、この予測の時宜を得ていることは、非常に衝撃的であるように思われる。
新たに生まれつつある『監視資本主義』の構造を考えると、前述の『所得平等』は、やはりウィリアム・エングダールによれば、所得を底辺から抜き取り『ピラミッド』の頂点に移転し、単に平等が下方へ押し下げられるだけだ。
世界的な金融機関UBSのアナリストによれば、わたしたちが向かっているのは、『労働者の権利と公正な賃金を求める戦いの黎明期』であった『1905年以来の富の集中を呈する』パンデミック後の世界なのだという。
わたしたちは『歴史終焉』のシナリオに直面しているのだろうか?すでに世界銀行やWHOの一員でもある経済学者ピーター・カーニックが、世界的なパンデミックは結局のところ、経済と政治の糸を引くエリートたちの目的にかなったものだと主張するのを、信じられるだろうか?
もちろん、それは単なる見解にすぎない。チャールズ皇太子の有名な発言は言うまでもないが、パンデミック危機の衝撃波で『人々は大きな変革目標をより簡単に受けいれるかもしれない』というものだ。
2010年に出版されたパオロ・ルーモアの著書が語っているのは、まさに王室に関することだとマウロ・ビグリーノは強調する。
この本は実に奇妙な『秘教的伝統』について言及している。それは、『地球上の人類の歴史は、公式の科学が示すよりもはるかに古く、ずっと多くの論争があるという信念に結びついている』というものだ。
今この本を読み返すと、わたしたちは言葉を失う。
『昔から、そしておそらく今もなお、われわれの知らない非常に高いレベルで、重要な計画に取り組んでいる人々(あるいは組織)が、ヨーロッパだけでなく世界中に存在する。』
著者によれば、秘密のエリートのメンバーたちは、『世論や世間の期待及び心理的な欲望を誘導し、影響を与え、その結果、彼らが推し進める国家共同体を含む構造的変化を受け入れるようにするために、彼らは暗示あるいは偽装技術に頼ることをためらわない。』
各国の政府についても、やはりルーモアによれば『前述の行動計画を妨害する能力はない』ようだ。政党についても同様だ。現実に、彼らの専門用語で いう『偉大なる仕事』からは完全に排除されている。伝統的な錬金術から借用した用語で、秘密組織の入門としてはおなじみのものだ。
では『偉大なる仕事』とは何なのか?
『この計画は、ヨーロッパが道徳的指導者によって統治されることを想定しており、その指導者は、遠い過去にルーツを持つ、部分的にはユダヤ人の血を引く古代貴族の支族に属する個人によって体現される。』

ルーモアは、これを『ある種の横断的な構造体であり、特定の重要な歴史的瞬間や出来事と連動して、経済的、社会的、政治的性質の特定の偶発的な決定の触媒として機能する』と解読している。
この『構造体』の歴史はどれくらい遡るのだろうか?
『厄介な話ではあるが、文明の黎明期である。』
『厄介な』という形容詞は正しい。
『西洋史の多かれ少なかれ重要な部分が、少数の支配者たちによって巧みに、そして深く影響を受けているという主張に対して、驚きを禁じ得ない』とルーモアは告白している。



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未来を担保に過去をコントロールする -2 へ続く
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「裸の聖書」マウロ・ビグリーノ氏関連リンク
グラハム・ハンコック氏との対談動画と、そのスクリプトを記事にしたEriさんのサブスタ記事です。    ↓↓↓


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