朝焼けを覆う夕焼けと塗りたくる朧夜
星野源さんの「アイデア」で起きる。まだ寝足りない。
窓を開けると辺り一面が愁色に染まっているように感じる。それと同じく僕の心もそんな感じがした。そして、道を歩いているサラリーマンや学生の顔も同じ気がしたのだ。
僕は久しぶりの二度寝を行い同じ日に違う朝を迎えることになった。
それからはいつも通り学校の支度をして、入学当時よりも似合うことは無くなった制服を身に着け重い玄関の前に立った。
なぜだろう、足がすくんで一歩も前に進むことが出来ない。
ドアノブを持つ手が震える。心臓の脈がただの鉄で出来たドアノブに触れるたびに加速していく、それと同時に学校という場所に謎の恐怖心が沸き上がる。
僕は今日学校を休んでしまった。
午後二時に僕にとって三度目の朝を迎えることになった。
気分は最悪。窓に目を向けると本来ならば気持ちが弾むくらいの群青日和が広がっていた。道を見渡すと幼稚園ぐらいの子が母親と一緒に笑顔で歩いている。
「ママー今日は凄く気持ちいいね!!!」
「本当だね~公園でブランコとか鬼ごっこしよっか!」
「やったーー!ママ大好き!」
なぜだろう、凄く見ていて辛かった。そして羨ましいなと思ってしまった自分に憤りを感じてしまった。
自分にもあんな時期があったのかと、無垢で人生という荒波にも沈むことひたすらに前に進んでいた、あの時期に戻れたらいいなと思ってしまった。
それから僕は昼食を済ませて勉強を開始した。僕の中でただでは転んでたまるか!という気持ちがあったからだ。ましてや、もうすぐテストを控えている身として勉強をやるのは必然的であったのかもしれない。
そこからは勉強に集中していたので特に何もしていない。というより勉強しか考えたくなかったのだ。学校も親も友達も全てを忘却の彼方に消し去りたかった。ただそれだけを考えて勉強をした。
数時間が経過して日澄み切った群青も翳りを見せて、今日という日が徐々に消えていくのを感じた。街並みにはぽつぽつと幸せが灯っていき、遠くからは沢山の嬉しさや悲しみなどの感情を乗せて走っていくのを窓から眺める。
午後8時。
このままではダメだよな
と直感的に感じてしまったのだ。
すっかり夏のようなジメジメした空気を漂わせながら寄り添ってくるけれど、たまには受け入れてあげても良いかなと思う。雲の隙間から顔をひょっこり出して部屋を照らしてくるような朧月も明日が不安で仕方がない気持ちもそんなことを考えるやつも受け入れて明日に持っていきたいと思います。
最後に
僕は馬鹿で勉強が出来ない。しかもnoteをやっているけれど才能も感じない。語彙力もなければ表現の幅も存在しないと思う。そんな僕のnoteを読んでくれる人本当にありがとうございます。
この先の人生は恐らく真っ暗である感じてやまない。一人の人間が没落、墜落していく様と這い上がろうとする姿を楽しんでいただければ幸いです。
僕のnoteは「人間」をコンセプトにしているということを伝えておきます。
自分が”天才”になるのではなく誰かの”天才”になれるようにがんばります。
通常より読みにくいと思いますが読んで下さりありがとうございます。
フォローして貰えると嬉しいです!
でわでわ~~
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