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聞くこと知ることみること 常一とか劇場とか

人の頭の中と心の中が見えたらいいのになあ、
よくもわるくもいいのになあ、と思っていたことが昔あった。
可視化されたら、「わかりやすい」、やん、って。
わかりやすいから、
人付き合いの距離感とかも図りやすいし、ええんちゃうん、って。
愚かである。ええ訳ない。ええこと、ぜったい、ぜんぜん、あらへん。
と、いうことは、SNSをみていても、顕著じゃない?
悪いこと、悪い面だけじゃない、いいこと、いい面もたくさんある、し、
さまざまな面と意味で
わたしたちの日常にはもう切っても切り離せない存在となっている。
でもSNS、
最近その中でもXをみると気持ちが疲れてしまうことが(も)多い。
人の頭の中と心の中が見えすぎるから。
しかも数として見えたり、
数の多いものが、例えは極端だったり間違っていたりしていても、
正しいこととして広まり信じられてしまうことも目に見えるし、
強い言葉や強すぎる言葉や感情であることやときやものや、
わかりやすすぎるものばかりになることも少なくなくて、
また、一見整ったきれいにみえたり思われたり(だけが)するものが
数になって正しいみたいになっている・いくのを目にすることもあり、
「んー?」「うーん」と思うことも少なくない。
って、それはSNSだけがとかだからとかではなく、これも、目に見える見えたから、わかること。分かりやすく見えていることで、ぎゃー。
 
ちょっと前にあのドラマにかこつけて【こんなこと】も書いたのだが、
自分のまわりだけが必ずしもぜったいに正しいと思わないこと、
というより疑うことや想像することやその上で考えることとか
(やはり)知ること知ろうとすること想像したり慮ることの大切さ大事さとか決めつけたり罰しようとしたり押し付けたりすることの傲慢かつ
こわさだとか、そんなことを、やはりやっぱり思う昨今、
観た、読んだ、宮本常一は、だから? か? とてもとてもおもしろかった。
 

えーっ。語りが志らく師匠ー?! えー。とか最初は思ってしもてごめんなさい笑
 
基本白黒はっきりきっぱりすぎなわたしが、
「うん。でも、んー?」「んー? でも、うん、せやよなあ」
みたいな考え方(?)になった、というか出来るようになったのは、
劇場、芝居小屋という場所と、場所と人に揉まれてだと思っている。
だからより人間がわからなくなったり
人と人が生きる生きてくことのむずかしさが突き付けられたりして
「あー! めんどくせぇー!」「わっかんねぇー!」にも日々なりすぎるが、
でもでも、それでも、他人事として放るとか、
「自分(たち)とは違うので」とかって
無視したり失礼な傲慢なことをしないように、
あーっ、考える、もーっ、でも、考え続けたい、
と思うのは、劇場という場所で、芝居小屋で、
さまざまを見たり感じたり会ったりしてきたから。
〝人間〟のいいもわるいも吐き気や震えや怒りがとまらないことも
楽しいも嬉しいもしあわせも体験したり聞かせていただいたり一緒に悩んだりしてきたから。……なんじゃないかな。うん、せやなあ、せやんなあ、
なんてことも、観ながら、読みながら、しみじみ、考えました。


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【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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12月Vol.34からは不定期コラムコーナー「DAYS」も書かせていただいています。

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酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在21話)と
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旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
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担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
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