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個人投資家が息子に伝えておきたい投資で大切な6つのこと(資本主義社会を生き抜くための知恵)

このnoteは定年の近い平凡なサラリーマン兼個人投資家が、まだ未成年の息子に伝えておきたい投資で大切な6つのことを綴っていくもの。

今のところ健康に問題はないが年齢的に突然寿命がくる可能性も高くなってきたので、もしもの時には遺言代わりになると思っている。

デジタル遺言とでも言えばよいのであろうか。
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時の流れは速いものでいつの間にか50代も半ばを過ぎ、定年まで数えるくらいになった。第二の人生を考えるフェーズに入ったのを感じる。

それなりに仕事中心の生活を送っていたが、昨年からペースを落としていろいろなことを始めている。

noteもそのひとつ。
適当に思いついたことを綴ろうと書き始めたが、そこは長年のサラリーマンの性で何かテーマを決めないとどうもしっくりこない。

そこで選んだのが投資について。
資産形成とか運用と言い換えてもよい。

サラリーマンとしては中間管理職止まりで役員にはなれず平凡な戦績に終わりそうだ。

なので仕事で偉そうに伝えられることはない。また残念だが島耕作のような華麗な女性遍歴を披露することもできないし、趣味を極めたワケでもない。

そのため唯一ゼロから始めた割にソコソコの成績を残せた投資を選んだ。

モチロン上には上がいることは百も承知だが、YouTubeなどで「億り人」になったぜ!とドヤっていたりするのを見ると、30年近くかかったとはいえ金額にして3億り人というのは悪くない数字だと思っている。

今年は新NISA元年、日経平均も高値更新してタイミングとしても丁度イイ。

そして伝える相手はまだ未成年の息子の君だ。

今年1月1日に亡くなった経済評論家の山崎元氏の遺作『経済評論家の父から息子への手紙』にヒントを得た。

大学入学とともに成人した同氏の息子に宛てた本だ。働き方やお金に関することを中心にご子息に伝えたいことをまとめている。

山崎氏は業界やスポンサーに忖度しない立場で個人投資家に人気があった。

その見識や経験は、テキトウな妄言を繰り返す自称評論家やジャーナリスト、多くが保険販売員と化したFPやポンコツなリターンしか出せない国産ファンドの代表などとは比べるべくもない。

数少ないホンモノだ。

これまで投資にあたり自分も参考にさせてもらったし、亡くなる一週間前までnoteに記事をあげていて、投資だけなく死との向き合い方についても考えさせられた。

死を覚悟して綴った本は誰に忖度することなくご子息に語り掛けている。

君はまだ学生なので少し早いかもしれないが、山崎氏に倣って息子に伝えたいことを残そうと思う。それが誰かの役に立てるのであればそれも嬉しい。

山崎氏は東大卒でご子息も東大に入学している。
自分や君とは頭の良さは比べるべくもない。しかしそこは気にする必要はない。

そもそも山崎氏は業界の人ではあったが自身の身銭では投資してなかったそうだ。

別に競うわけではないが、身銭を切って市場リスクに身をさらしてきた自分だからこそ伝えられることがあるはずだと思う。

君が成人になり働き始める頃にはAIの技術は更に発展しているだろうし、なかなか大変な時代になっているかもしれない。

しかし日本が資本主義陣営に属する時代が続いているならば、金融と投資について理解しておくことは無駄なことではないはずだ。

自立した人間として資本主義社会で生きていくには一部の例外を除いて「精神的な自立」と「経済的な自立」が必要だからだ。

そして経済的な自立の手段として「労働」と「投資」は必須スキルにナル。

なぜなら資本主義を支えているのは企業で、企業はその二つで出来ているからだ。(別の言い方では「人的資本」と「金融資本」で出来ている)

そして多くの人はそのどちらか、または両方から収入を得ている。

「労働」は先に述べたように自分レベルではたいしたことは伝えられない。

会社のトップになって日本経済新聞の「私の履歴書」を書くくらいになればサラリーマンのなんたるかを伝えるのも良いのだがそうはならなかった。

そして「労働」で成功するには「投資」以上に変数が多いので自分で最適解を見つけて欲しい。

一方で「投資」にはいくつかの最適解が存在する。
その最適解で投資をすれば、労働一本に頼るより資本主義社会を生きやすくなるはずだ。資産形成するスキルを身につけることで経済的に自立した人生が送れると思う。

もちろん、起業して労働者ではなく自ら資本家として経営者になってもよい。起業で成功すれば労働者とは比較にならない経済力が手に入る。

自分も起業したい時期があったがあきらめた。

身体が弱かったのもあるが、一番の理由は会社に勤めてすぐに債権回収の仕事に携わったことが大きい。ちょうどバブルが崩壊しつつある時期だったがそこであまりに厳しく非情な世界を垣間見た。

•不渡り手形を掴まされ倒産した社長
•旦那の会社が倒産し子供を残し失踪した夫人
•会社の金を持ち逃げされ倒産した社長
•華々しくテレビ取材されたが猟銃自殺した車検屋。
•返済出来ないストレスで失語症になった女の子
•借金に追われ薬物に手を出しヤク中になった経営者
(ヤク中は独特の体臭があることを知った)

自分の先輩は借金苦で一家心中した経営者の自宅の留守番電に、そうとは知らず督促の留守番電話を吹き込み続けていた(遺体発見前の話だ)

経営者だけではない
スポーツ選手
芸能人
政治家
・・・

この時の話だけで記事が余裕で10本以上書けると思う。

自分の知人でも何人か起業をした人がいる。
メンタルも身体もとんでもなくタフで賢くて、彼なら大丈夫だと思う人も脱落した。10年以上生き残っているのはほんのわずかだ。

要は「ビビッて」ケツをまくったのだ。起業して経済的に自立し資産を形成するのは難易度が高い。だから今でも長年事業をしている創業経営者には憧れるし心底尊敬する。

起業はあきらめたが、資本主義社会では労働だけでは豊かになることは厳しい。外資系コンサルでパートナーまで昇りつめたり、総合商社に入って管理職とかなら可能かもしれないが、それも狭き門だ。

そこで選択したのが「投資」だ。
「株式投資」は自分がはじめた頃はネット証券なんてなく店頭か電話で注文した時代。ネットもなく情報は少ない。今では投資の最適解とされるオルカンなどのインデックスファンドなんて存在せず取引手数料もバカ高い。

不動産投資は、そもそも個人がやるものという概念がなく、あっても99%損をする新築ワンルーム投資くらいだった時代だ。

試行錯誤して数多くの失敗や悔しい思いをした。
でも運も味方してくれたおかげで、それなりの結果(資産)を築くことができた。

とは言っても約四半世紀かけて3億、年率にすると12.5%程度である。秒速で億とかマスコミが喜びそうなキャッチーなコピーをつけられない平凡な実績に過ぎないが…

いろいろなメディアや媒体で「投資」「資産形成」を得意げに語る評論家、ジャーナリスト、専門家、FPなど金融関係者の言うことはデタラメなことが多い(マトモな人もいるが少数だ)

肩書はいろいろ付いている。
ナントカ大学教授、MBA保持者、FP、チーフエコノミストにアナリスト、伝説のヘッジファンド出身者などなど・・・

だが、彼らのほとんどは身銭を切って投資していない(ポーズのために多少はしているかもしれない)

利害関係のあるポジショントークか広告宣伝がほとんどだ。

彼らの稼ぎの源の多くは投資ではなく
メディア出演料
講師出演料
自社商品の販売
などが収入源だ。

百歩譲って、そうでなくても身銭を切っていないため頭でっかちの理屈屋でしかない。

「投資」界隈は残念ながらそういう世界なので、一体何が最適解なのか分からず長期に資産を形成できる人は多くない(最近、長期に低コストでインデックス運用するという最適解のひとつが広まっているのは良い傾向だと思う)

投資に興味がないならむしろ徹底的に関わらない方がイイ。それもアリだ。起業や労働に全振りして経済的な自立を目指しても良い。

だが、そうでないなら役に立つ情報や知識を残しておこうと思う。

お金そのものを渡すよりずっと助けになるはずだ。(魚じゃなく釣り方を教えるというアレだ)

主に伝えたい内容は以下についてだ。記事はランダムに書いて分類しマガジンとしてまとめておく。どんどん書き足していくので君が読む頃には大量になっているかもしれないのでこれを手掛かりに読んでいくと良い。

①資産運用をした方がよい理由

②資産運用をする前に知っておくべきこと、やっておくべきこと

③資産運用において必要なマインド、知識、スキル

④資産運用で気を付けなければならないこと

⑤資産運用において有効な戦略・避けた方が良い戦略

⑥その他のハナシ

投資については中長期を前提に伝える予定だ。
短期での運用は金融機関や商社で職業として行う以外は運の要素が大きすぎるからだ。

正しいやり方であれば、資産を築くことは難しいことではない。以下の記事のように築いた資産で高級車を購入することも可能ダ。

しかし、調子に乗ってやり方をミスると以下の記事のようにナル

補足
noteの掲載写真はWEB素材も使うけど、一緒に行った場所で撮影したものも使おうと思う。

特に君が小学生の時に二人で行ったニューヨークの写真を中心にしようと思っている。
楽しい思い出だし、兜町よりウォール街の方がイメージがお洒落だろ。

①資産運用をした方がよい理由
第2話

第3話

第4話

第5話

第6話

第7話

第8話

第9話

第10話

第11話

第12話

第13話

②資産運用をする前に知っておくべきこと、やっておくべきこと
第14話

第15話

第16話

第17話

第18話

第19話

第20話

第21話

第22話


③資産運用において必要なマインド、知識、スキル
第23話

第24話

第25話

第26話

第27話

第28話

第29話

第30話

第31話

第32話

第33話

第34話

第35話

第36話

④資産運用で気を付けなければならないこと
第37話

第38話

第39話

第40話

第41話

第42話

第43話

第44話

第45話

第46話

第47話

第48話

第49話

第50話

⑤資産運用において有効な戦略・避けた方が良い戦略
第51話

第52話

第53話

第54話

第55話

第56話

第57話

第58話

第59話

第60話

第61話

第62話

第63話

第64話

第65話

第66話

第67話

第68話

第69話

第70話

⑥その他のハナシ
第71話

第72話

第73話

第74話

第74話

第75話

第76話

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