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ブラック企業とブラック上司から身を守るために投資家視点は有効だ

また痛ましい事件が報道されている。いったい何回繰り返すのだろう。被害にあわれたこの若者とご遺族が気の毒でならない。

息子である君がこんな目に合ったら持っている資産すべてを使ってでも必ず相手に報いを受けさせるだろう。が、そうしたことにならないように投資家の立場から君に知っておいて欲しいことがある。

パワハラやセクハラの概念がなかった自分の20代に比べてバラつきはあるものの、日本企業の労働環境はホワイト化が進んでいると言われている。

しかし、企業自体が働きやすくマトモな環境を用意していてもそれをブチ壊すブラックニンゲンが存在スル(上司に限らない)。

残念ながら法令や就業規則が改善されて良くなったとしても、こういったニンゲンが改心・改善する望みは薄い。そもそも自覚症状すらないのが多いからだ。そして以下記事のようにその比率は意外と多い。

自分が勤めた会社でもパワハラ上司は存在した。というか今の基準に照らすと半分くらいがそうだった気がする。

しかし怒鳴り散らして襟首を掴んでくる上司でも、部下が実績をあげれば大喜びで評価してくれたり、部下のミスを庇って一緒に解決してくれたりした。そして時には自腹で残業中に差し入れや奢ってくれたり、プライベートな悩みを親身に聞いてくれたりする人間味のある上司が多かった。

こういった表面上パワハラな上司の部下が病むことは意外とナイ(しかし企業の人事が問題にするのはこういう分かりやすい事例ばかりだったりする)

ただ、そういった人間味もない打算的で冷酷なサイコパスのような上司や同僚も少数ではあるが存在シタ。

さしたる意味もなく真夜中に会議をセットし延々説教をスル、朝までデスクの横に立たせて罵倒する。休日に呼び出して自分の用事をさせる。

あるいは同僚の足を引っ張り、つまらないミスを大げさに騒ぎ立て、部下の功績を自分のものとして報告し、上司の前ではまるでイヌのポチのようになる。

自分のヤルことはいつも正しいし認めてもらいたし、部下は自分の言う通りにして当然と思っているニンゲンだ。相手の気持ちや都合は一切考慮しない。所詮は会社から与えられた上司という役割を権力を与えられたと思いこんでイル。

こういったニンゲンは、たとえパワハラやセクハラで処分を受けたとしても決して自分が悪いとは思わない。上司や被害者の部下や人事の担当者を理不尽に恨むだけだ。改心スル望みは薄い。

だからもし君が運悪くそんなニンゲンに出くわしてしまったら我慢せずに然るべき窓口に相談して出るべきトコロに出て戦うか、休むか、あるいは退職すれば良い(言うなりが一番マズイ)。

だって道端でおっさんが理不尽に殴り掛かってきたらそのままにさせないよな(反撃に出ると意外と脆い)。

特に若いうちは転職できる可能性は高いし、勉強して別の職業に就いたって良い。以前以下の記事に書いたが、投資でも労働でも自分の命を懸ける必要など全くないのだ。

それにしてもこの銀行は残念な金融機関だ。これだけ報道しているのにHPに一言も掲載していない。頭取が形だけ頭を下げて幕引きだ。

労働者として働いていると分からないかもしれないが、この銀行、投資家目線で見るとポンコツで全く投資価値がない。そんな銀行のせいぜいが支店長レベルのパワハラ上司の犠牲になるなんてモッタイナイ(どうやら支店長ですらナイようだ)

どれだけポンコツなのかと言うと以下の通りだ。
同じ群馬県が基盤の群馬銀行と簡単に比較してみた。

東和銀行VS群馬銀行

県内トップの銀行と第二地銀を比較するのは酷と言われそうだが、投資家にとってはそんなことは意味をなさない。

年初から日経平均があれだけ上昇しているのに上昇率が6%とはゴミのようなパフォーマンスだ。またPBRが0.23ということは解散し資産を売り飛ばせば理論上株価の5倍の収益を得られるということにナル。存在意義がナイに等しい。

配当だけは高配当だが、配当につられて投資をするとあとで泣きを見るような投資先だ。

労働者として企業で働いていると、どうしても目線が下がり世界が狭くなりがちだ。これは学校でも同じで自分の周りの世界が全てだと思ってしまう。

しかし投資家としての視点を持つと世界の見え方が違ってくる。君も社会に出るときに両方の視点を持つことでタチの悪いブラック企業やブラックニンゲンから身を守ることができると思う。

追記
被害者をはじめ当該銀行で働く労働者を貶める意図はない。こんなポンコツな経営をしている上に、パワハラの横行を許容しHPに掲載もしない歴代経営者とブラック上司に子を持つ親として、投資家として腹立たしいのだ。

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