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実物投資や事業投資はおやめなさい(破綻実例多数掲載)

投資は証券会社などで購入できる株式や債券、金、REIT、ETFや投資信託、不動産屋を通じて取引する不動産が取引量が多くメインロードといえる(歴史は浅いがFXや暗号資産などもそうだ)

これらの商品は歴史が古く、監督官庁があったり法令がある程度整備されており、ある程度投資家は守られていると言える(もちろん完璧ではないし法の目を盗んで悪いことをする連中はいるので油断は禁物だ)

日本ではこれら一般的な投資先の他にも、実物や事業に投資する投資がある。そういったものは新聞や雑誌、テレビやWEBなどのメディアを使って宣伝したり芸能人や経済人、政治家が広告塔になっていたりする。また、ネットワークビジネスのように友人知人から誘われることも多い。

その対象は幅広く、実物であれば和牛、農産物、ワイン、高級車、FX自動取引ツール、事業であればインターネット事業、カレーのフランチャイズ、シェアハウス運営、未公開株や暗号資産、腕時計レンタルなど多岐にわたる。

たいていの場合、約束されるリターンは国債や銀行預金よりはるかに高く、株式や不動産と比べても高い利回りを提示していることが多い。そして出資する場合は比較的高額な場合やローンを組ませられるようなこともある。

結論から言うが、これらに投資するのは止めておいた方が無難だ

↑であげた例はモレなく破綻して事件化し出資者にはほとんど返金されていない。最初から実態がなく詐欺に近いものもあれば、実体がちゃんとあって数年かそれ以上の年数配当が出ていたりするものもあるのでやっかいだ。

しかし最初は上手くいっていても、出資者に高い利回りを支払って事業を運営しつづけるのは至難のワザだ。

財務会計の知識が少しあれば理解できるが、利回り(フロー)だけを見るだけでなく自分の投資(出資)した資産(ストック)が何で担保されていて、担保されるだけの価値があるかを確認しなければならない。

それができなければ手出しは無用だ。


株であれば企業価値はさまざまな指標により証券市場で評価され、ある程度の価値は評価できる。不動産であれば公示価格や取引事例で確認できる。
しかしこういった現物や非公開の事業価値は素人の個人投資家の手に負えるものではないのだ。

参考事例は主なものだけでも以下リンク先の記事だけある。これらの事件は都度ニュースで「投資」詐欺として報道され、カモにされた人々がテレビ画面に映し出される(氷山の一角だ)。

自分の息子が出ていたら悲しいし残念な気分になるから止めて欲しい。

こういった投資とは言えないものに手を出すと投資家としてのスタートラインにすら立てなくなる。

■和牛

■カレーのフランチャイズ

■高級ワイン

カーシェア

農作物

■シェアハウス

未公開暗号資産

腕時計レンタル

FX自動売買システム

なお、最近話題になっているSNSでの勧誘詐欺は言うまでもないが、向こうから儲け話を持ってくるニンゲンとは距離を置け。それが友人、先輩、親族そして恋人だったとしてもだ。

※掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品や不動産の取引は損失を出す恐れがあります。

掲載する記事は個人の趣味として記載しているものであり、提供される情報は読者の方々にとって適切であるとは限りません。またその真実性、完全性、正確性、いかなる特定の目的への適時性について保証されるものではありません。投資においては全て自己判断、自己責任でお願いいたします。いかなる損失が出た場合でも責任を負うことはできません。

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