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君がお金持ちになれない理由

「お金持ちになりたい」
息子である君が成人し社会に出て働き始めたら、たぶん一度は思うと思う。(もしかしたらもう思っているかもしれない)

多くの仕事では週に5日働かなければいけないし、ほとんどの若手の給与水準は平均より低い。なぜこんなに毎日まじめに仕事をしているのに使えるお金が少ないのか。

結婚するには年収500万は必要というし、タワーマンションは1億円でも買えない。子育てには1人あたり数千万かかるというし、これではフツウに生活するにもお金が足りない。

結婚している先輩や上司を見ていると自分以上にカツカツな生活だ。これではイヤな上司や取引先であっても我慢しなければナラナイ。

お金があれば会社を辞められるしもっと自由な生き方ができるノニ

なぜお金が足りない?
お金持ちにナルにはどうしたらよいのか?

就活を頑張ってソコソコ大きくてソコソコ安定している企業に入った。
上司や先輩に言われて財形貯蓄も始めた。
親戚の叔母さんを通じて生命保険にも加入した。

安全で安定し安心して暮らしていく準備は万端だ。

あとはお金持ちになれたらなおイイ

でも、その道筋がミエナイ

勉強を頑張って良い大学に入れば良かったのか
英語を勉強して話せるようになれば良かったのか
今から資格をとればなんとかなるのか
もっと残業して仕事を頑張れば良いのか
そもそも親ガチャに失敗したのか

君がこんな感じで悩んでいたら、できるアドバイスは一つだけだ。

君がお金持ちになれないのはリスクを取っていないから


リスクというのは「危険」という意味ではない。「不確実性」などと訳されるがむしろ「チャンス」や「機会」と捉えた方が適切だと思う。

安全・安心・安定とは逆を行くことを意味する。

「労働」の世界では起業、スタートアップへの参加、あるいは歩合制やインセンティブのある会社を選ぶことで高いリターンを得る可能性がある。

言い換えると自分の「人的資本」をリスクにさらしてリターンを得られるのだ。

「投資」の世界では「預貯金などの現金」ではなくリスク資産への投資することで高いリターンが期待できる。

こちらは「金融資本」をリスクにさらしてリターンを得ることになる。

古来からリスクをとった者が富を得られる。
シルクロードを旅した商人
大航海時代の船乗り
江戸時代の紀伊国屋文左衛門

これをリスクプレミアムと言う。
高いリスクを取ればその分リターンを得る可能性がある。

投資であれば「預貯金」より「債券」、「債券」より「株式」や「不動産」の方が高いリターンが得られることが知られている。

残念ながら起業などせず毎月定額の安定したサラリーを受け取り、元本保証の「預貯金」のみで生きていくのであれば「お金持ち」になることはあきらめなくてはならない。

ただ、その代わりに得られるものもある。それはある程度は先の見通せる安全・安定・安心な生活だ。

それもなかなか魅力的な選択肢だ。

資本主義社会で民主国家の日本ではどちらを選ぶかは君次第だ。

ナニ?資本主義は大変?

では社会主義や共産主義社会の国に行ったらよい。
自由に生き方が選択できる幸せを実感できるかもしれないぞ。

追記
お金持ちになるからと以下のような類に手を出すことは強く止めたい。
・情報弱者や高齢者をカモにする商売
・各種ネットワークビジネス
・未公開株や未公開の暗号通貨への投資
・怪しい実物資産への投資
・業者が営業をかけてくる不動産投資への投資
・過大な初期投資の必要な副業や情報商材
・金融機関が宣伝している商品への投資
・信用取引やレバレッジファンドなど

これらのリスクは「不確実性」でも「チャンス」でも「機会」でもなく「危険」と訳した方がふさわしいものがほとんどだからだ。

※掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品や不動産の取引は損失を出す恐れがあります。

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