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時間とともに人的資本は劣化するが金融資本は時間が経つほど増加する心強い味方だ!

前回は人的資本の劣化について書いた。
人的資本の劣化タイミングは人によって異なるし、また相当進むまで本人が気づかないケース、稀に退職していくまで気が付かない幸せな人物もイル。

そしてそれはサラリーマンに限らない。サラリーマンはまだ良い方で、スポーツの世界ではそれが残酷なまでに顕著だ。

向かうところ敵なしだった横綱がある場所から急に勝ち星を挙げられず、格下の力士に負け続けて土俵を去る。数年前にはサッカー日本代表のエースだったのにいつの間にか代表はおろか所属チームのレギュラーから外されてひっそりと引退スル。

最近では東京オリンピックの金メダリストの伊藤美誠選手の失速が話題になっている。

サラリーマンはスポーツ選手とは違って、緩やかに進行することが多いものの、最近はデジタル化についていけず急激に劣化するケースも少なくない。

そしてそれはいつか自分自身にもやってクル。

いつの間にか冴えない新入社員だった部下の仕事のスピードについていけなくなったり、新しいデジタルツールを使いこなせず若い派遣社員を質問攻めにしたり、WEB会議で投影された資料の文字が自分だけ読めなかったり・・・
あるいは残業をすると疲れて仕事のパフォーマンスが著しく低下したりといった具合だ。。

そして「その時」はサラリーマンとして先が見え、マネジメントからはずされて専門知識を持たない一兵卒に戻される年代ということが多い。

多くの人はプライドが崩壊しつつ歯を食いしばってリスキリングにチャレンジし人的資本の再構築に取り組まねばならない。
それに成功しなければ会社から早期退職の声がかかる運命が待っている。

みんな必死だ。

一方で、君が若いころから投資でコツコツと積み上げてきた金融資本は時間とともに劣化するどころか増え続けている(最適な投資対象と方法であればだが)。

S&P500であれば7%、オルカンであれば5%、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)と同じバランス型投資であれば4%の期待利回りが複利により坂を転がる雪だるまのように増え続ける。

リスキリングが必要になる40代、50代の頃には君の人的資本の劣化分を補うほど成長している可能性がある。
イメージとしてはこんな感じだ。

人的資本と金融資本の時間経過イメージ

とても心強いと思わないか?

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