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新NISAを機に投資をはじめた人たちに伝えたい→投資では他人と競争しない方が良い

投資においては他人と比べて資産が増えないことを焦ったり悔しがったりしない方が良い。メンタルに良くないし、追い付こうと無理をしリスクの高い投資に手を出して失敗するパターンにハマるからだ。

我々の住んでいる資本主義の世界は競争社会だ。学校でも会社でも競争を求められる(マイルドに成長と言い換えたりすることもある)そのため資産形成において他人の成績が気になって自分の現状と比べ落ち込んだり焦ったりする人がイル。

たとえば不動産投資の世界ではリアルの講演やYouTubeの中で「1年で家賃収入2千万」とか、「3年で10棟200室のオーナーです!」などとドヤる投資家がゾロゾロでてくる。

また、株式投資ではオルカンなどのインデックス運用でコツコツと時間をかけて資産形成をするのが最適解のひとつであるが、それを「思考停止」で「お金持ちになれない」と言ってみたり、挙句の果てには「出世しない人がやるもの」などと意味不明な煽りをする輩が存在スル。

会社で常に成長を求められ「思考停止するな」と言われたり「できない奴=出世しない奴」になることを本能的に怖れる人々の感情を揺さぶろうとするタチの悪い煽りだ。

こういうことを言う人々はそのあたりをよくわかっていて計算高く頭がイイので注意が必要だ。たいてい自社の商品に誘導しようとしたりどこかのスポンサーの広告塔だったりスルことが多い。そしてその商品は大抵の場合ポンコツダだ。

しかし「競争しろ」、「成長しろ」、「現状維持は悪」「成績をあげろ」と常日頃言われている人たちは、素直で善良な人ほど条件反射的に反応してしまうし、「仕事がデキル」と自認しているビジネスパーソンもプライドを刺激されてしまう。

そこで伝えたいのは、不動産にしても株式にしても、投資においては焦りは禁物ということだ。特に新NISAを機におそるおそる一歩を踏み出した人は注意が必要だ。

通常、投資というのは詐欺を除いてリスク(不確実性)に応じたリターン(利益)がある。他人と競って早く多く利益を求めるほどリスクは高くなり失敗する確率は高くなる。

そして短期で成功したとしても、長期的に1年で資産を何倍にもするような高いリターンを継続するのは至難のワザだ。短期的に成功しているように見える人でも実は内情は火の車で、しばらくすると没落していたというケースは数多い。

資産形成のための投資というのは20年、30年後に果実を受け取るものなのだから他人と比べて焦ったり悔しがったりする必要はない。最適解に近い投資を継続していけばよいのだ。

参考に一時期脚光を浴びてその後市場から退場したケースを紹介しておく。

①不動産投資で家賃収入50億ともてはやされた人のその後

②1年半で30万円を8,000万まで増やした人のその後

投資では成績をアゲロ!と怒鳴る上司も詰め寄る先輩もイナイ。だから自分のペースを維持して進めばヨイのだ。

※掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品や不動産の取引は損失を出す恐れがあります。

掲載する記事は個人の趣味として記載しているものであり、提供される情報は読者の方々にとって適切であるとは限りません。またその真実性、完全性、正確性、いかなる特定の目的への適時性について保証されるものではありません。投資においては全て自己判断、自己責任でお願いいたします。いかなる損失が出た場合でも責任を負うことはできません。

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