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金融のプロと呼ばれる金融機関の実情とイカしたプロの市場予想の行方について

君は金融や投資のプロと聞いてどんな人たちを思い浮かべるだろうか。メディアがプロとして紹介すのは多くの場合以下のような人々で、一般の人が持つイメージもそれに近いのではないだろうか。
・銀行や保険や証券会社の社員
・FP(ファイナンシャルプランナー)

では実態はどうなのか、日本を代表する経済紙である日本経済新聞に面白い記事が掲載されていたので紹介する。

みずほ銀行が社員の年金制度を刷新して行員の年金運用を確定拠出型に一本化するというもの。この記事の何が面白いのかと言うと主題ではなくさりげなく記載されていた以下内容だ。

同行が従業員向けに実施した調査では約9割が資産運用の必要性を認識しているが資産運用の支援内容に満足しているのは3割だったという。それをうけて10本のシリーズ動画を作成して資産形成を学ぶらしい。

みずほ銀行といえば3大メガバンクの一角。言い方は良くないが地域密着型の信用金庫や信用組合と違いグローバルに展開する銀行だ。

確かに銀行とはいえ人事や総務など金融や投資とは距離のある部署では全員が金融や資産運用に詳しいワケではないだろう。しかしそれにしてもちょっと寂しい話だと思わないか。

銀行や証券会社というと、いかにも「金融や投資のプロ」という感じであるが内実はこの程度と知っておいた方が良いと思う。

窓口で投資信託を勧めてくる行員がいたら、その人が確定拠出でどんな商品を選んでいるか聞いてみるのも一興だ(個人情報なので断られると思うが)

ただ、銀行や証券会社には窓口で投資信託を販売する人たちではなく本当のプロ中のプロがいるのも事実だ。

その人たちの肩書は横文字でイカしている。
例えばこんな感じだ
グローバルストラテジスト」
「チーフファンドマネージャー」
「アナリスト」
「チーフエコノミスト」
などなど・・

同じく日本経済新聞の4/12の朝刊記事にはこの金融と投資のプロ中のプロの人たちが今後の市場予想をしている。

なので備忘のためここに記しておく(だいたい年内の予想だ)。自分が年末までnoteを続けていて忘れなければ答え合わせをしてみようと思う。

なお、誤解がないように伝えておくとこういった人たちはアタマがイイので断定的な言い方や書き方はしない。

たいていの場合「~とみている」「~となってもおかしくない」「~はありうる」「~の余地がある」と言った言い回しだ。だからたとえ予測をハズしても責められる言われはないし、責任をとって辞職するなんてことはないのだ。

なにやら政治家の答弁に似ていなくもない。

①大和証券 チーフグローバルストラテジストH氏
米国株S&P500指数は年末に5.000を見込む。

②ソニーフィナンシャルグループ チーフアナリストO氏
為替は年内140円の円高はあり得る。

③あおぞら銀行 チーフ・マーケットストラテジストM氏
円相場は年末140円、年内は135~155円で推移。

④SBI証券 チーフ債券ストラテジストD氏
米国の利下げは9月と12月の2回計0.5%にとどまる。
日本の長期金利は1.1%、1.3%まで上振れ余地あり。

年末を楽しみにしている自分は性格が悪いと思うか?すまないが君の父親にはそういうちょっと歪んだトコロがあるのだ。

追記
上記にあげた③のM氏の予想は1ヶ月も経たないうちにハズれてしまった(円は160円まで円高が進んだ)。プロ中のプロなのだからもう少し頑張ってほしい。なんとか一人くらいは年末までもって欲しいものだ。

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