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「繊細さん」は投資に向いていると思う

HSP気質の人を「繊細さん」と呼ぶことを最近知った。今日はこういった気質を持つ人こそ投資に向いていると思ったので記事にしようと思う。

きちんと調べたことはないが自分自身もこの気質を持ち合わせていると思うからだが、息子である君は家での傍若無人な振る舞いを見るとむしろ真逆な気質な気がする。

しかし親といえど心の中までは分からないので、もしかしたらこの記事が将来参考になるかもしれない。繊細な人が投資に向いていると思う理由は以下の通りだ。

① 繊細さは「労働」では不利な状況になりやすい。
資本主義社会においては経済的な自立は生きていくうえで重要な要素だ。そして経済的な自立の方法には大きく「労働による収入」と「投資による収入」がある。

長年自分の会社や取引先や顧客を見て思うのだが、労働の世界で出世し高収入を得る人は、言葉を選ばずに言うと多かれ少なかれ「無神経」だったり「神経が太い」「人に関心が薄い」「自信過剰」な人が多いことだ。

もちろん全く関心がないようなサイコパスな人はあまりいないし、中には人間的に素晴らしい人もいる。しかし相対的にそういった人が多い印象だ。

そういった人たちは上司や顧客からの無茶な要求優先で部下の事情はあまり考慮しないし、逆に自分の実績や評価のためであれば顧客や会社の不利益になることも厭わなかったりスル。

自分の経験では以下のような感じだ。
① 事務負荷を考えず無茶な案件を契約してくる営業
② 顧客のためにならない金融商品を売る窓口担当
③ 予算達成困難な取引先ばかり押し付ける先輩社員
④ 取引先と組み無理なローンで顧客に買わせる営業
⑤ 審査担当に圧力をかけ融資させる営業部門の上司
⑥ 無茶な納期でも引き受け部下が常に高残業な上司
⑦ 非正規雇用をドライに契約終了する担当者

あげればキリがないのでこのあたりで止めておくが、「労働」の世界ではありがちなハナシではないかと思う。

そして上記であげた人たちは見た目の数字をアゲるため評価されやすいし出世しやすい。

ただまぁこういった行動はサラリーマンとしては正解なのかもしれない。

一方で能力はあるし優秀であっても繊細な人は相手のことを考えてドライに割り切ることができない。

故に後れを取ったり、そうでない上司や同僚にイイように使われたり、板挟みになって苦しんだり、尻拭いを押し付けられたりする人が多い(単に自分の見てきた職場がそうだったのかもシレナイが…)

今でも労働の世界で語られる「武勇伝」の類は、自分がいかに肝が太く無茶して(相手のことを考えずに)数字を挙げたのかだったりする。

反対にいかに丁寧に仕事をしたかをドヤる人はあまり見かけない。

自分が顧客の場合、対応した営業担当の名刺に前年度No1営業マンとか入っていると逆に警戒して付き合うようにしている。

会社に評価されるニンゲンが顧客にとって良いとは限らないからだ(BtoBの取引の時は無理をきいてくれる可能性があるので重宝スル)

ちょっとハナシが脱線したが以下の記事でも書いたとおりサラリーマンに必要なスキルはコミュニケーション系のものが多い(除く専門領域)

ところが不動産投資を除く株式投資などはこの手のスキルはほぼ必要ない。買った銘柄が下落したからと言って罵倒する上司はいないし、ノルマを競う同僚も、面倒な取引先やクレーマーだっていない。

経済的自立のための収入獲得手段としては格段にストレスが少ない。人付き合いに気を遣う繊細な人には「労働」より良い手段ではないかと思う。

② 無茶なリスクを取らない(気がする)
投資家の視点で出世街道を驀進する人を観察していると大きく2パターンがあると思う。

ひとつは投資には全く関心がなく「労働」に全リソースを突っ込むタイプ。
もうひとつは労働と同じくらいアグレッシブにリスクを取りに行く自信過剰なタイプだ。

前者は投資はしないし、後者は仕事ができる自分なら投資攻略もちょろいとばかり誰も着目していない「いつかは爆上がりする秘密の銘柄」に集中投資しいつまでも大事に含み損を抱えていたりする。

あるいは、あっちの銘柄、こっちのファンドと忙しく資金を動かしてせっせと証券会社に手数料を落としていたりもする。

それに対して繊細タイプの人は慎重だ。
派手な投資行動を控え周囲の熱狂に巻き込まれにくいので長期の資産形成に向いていると思う。

そしてHSPの人の長所として物事の本質を感じとる能力が高く、直感や予感が鋭い特徴があるそうだがこれは投資において有効な武器にナル。

繊細なタイプの人は投資自体を敬遠していたりするのでモッタイナイ気がしている。

たとえ労働ではシンドイ割に後れをとったとしても「投資」で挽回すれば帳尻は合うし精神的に救われる。人によっては自信にもなる。

現代社会は複雑なコミュニケーション能力が必要な仕事が増え、シンプルで丁寧にやるような仕事は機械やAIに置き換わっている。これからもそれはどんどん進んでいくだろう。

繊細なマインドを持つ人にはシンドイ労働環境になっていくが、「労働」だけでなく「投資」という方法があることを知っていると生きやすくなるかもしれない。

かくいう自分も、投資資金が暴落でみるみる溶けていく様を見るより、無茶な要求をしてくる上司や、人を人とも思わない取引先や顧客などを相手にする方がストレスが大きかった。だからこそ投資にホンキで向き合えたのだと思っている。

※掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品や不動産の取引は損失を出す恐れがあります。

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