資産形成に役立つ資格はあるのか?あるとしたらどんな資格なのか?
FP(ファイナンシャルプランナー)、証券アナリスト、簿記、公認会計士、中小企業診断士、税理士に宅地建物取引士にMBA(経営学修士)などなど…投資のプロと言われる人々が名刺や肩書に入れる資格は多いが、これらは役に立つのかという話
日本において資格と言われるものは星の数ほどある。大きなくくりでは以下のように分類されたりする。なおMBAは資格ではなく学位になる。
①業務独占資格
該当の資格がなければ、商売ができないもので難易度が高いものが多い。弁護士や公認会計士、税理士などだ。
②設置義務資格
商売をする場合に該当する資格を持つ者を必ず設置しなければならない資格。旅行代理店での旅行業務取扱管理者や不動産屋における宅建士など。
③名称独占資格
該当資格がなければ、名称を名乗ることができない。中小企業診断士など。
④認定資格
知識や技能を国が認定している資格。SEやプログラマの世界に多い。
④民間資格
知識や技能を民間の団体が認定している資格。民間と言ってもTOEIC®や英検といった国家資格並みかそれ以上の威力を持つ資格もある。
⑤公的資格
民間団体が認定する資格のうち公的な色合いを帯びた資格で簿記が有名。
結論から言うと資産形成に資格は必ずしも必要ない。良質なブログや書籍を読めば足りることが多いし、オルカンやS&P500に投資するのであればなおさらだ(学ばなくてよいと言っているワケではない、知識を学ぶことは重要だ)
ただ、各種のコンテンツを読んで理解するために資格で学んだ知識は役に立つと思う。自分はFPと宅地建物取引士、MBA(経営学修士)などを保有しているが持っている身としての実感だ。
たとえば株式投資であれば企業活動に投資をする訳なので、それらの知識を網羅的に学べるMBAや中小企業診断士、また財務やファイナンスの知識を得られる会計士や簿記の知識は役に立つと思う。
不動産投資であれば宅建士や場合によっては建築や設計の資格、インテリアコーディネーターなどは役に立つ可能性が高い。
英語が堪能であれば資本主義の本場である米国市場の情報に直接アクセスできるので有用だと思う。
他にも保険関係の資格は、保険が如何に保険会社や販売代理店にとってオイシイ商売なのか分かるので賢い消費者になるのに有効だ。
ただし、いずれの資格を取ったとしても資産形成を必ず成功に導くという資格は存在しない。
やはり資格はビジネスの世界で自分の労働力に付加価値をつけるものと捉えた方が良いと思う。
それが結果的に投資をする場合に役に立つだろうし、何より労働力に付加価値をつければより多くの収入を得て投資するための入金力向上につながるはずだ。
君は高校卒業までに英検の所定水準をクリアする必要があったな。
資格は目的ではなく手段だが、学校では目的になってしまっていることが多い。それが勉強が進まない原因なのだが労働力向上にせよ投資力強化にせよ、将来自分が生きていくための武器だと思って頑張ってほしい。
補足
資格ではないが投資において身につけておいた方がよいスキルがあるので次回の記事にしたいと思う。
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