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いただきます。

3月11日。
もう9年も経つんですね、
この間、
人生の節目を何度も迎えました。

こういう時だけ
こういう話をするのは
まだ暮らす環境が整っていない方や
ずっと現地を支えてきた方に対して
失礼かもしれないのですが

思いを馳せ
小さな祈りを捧げること
なんの形あるものも
生み出さないけれど…
なにか、心が向かう、
思いがあるんでしょうね…、
うまく言えないですが…。

思いはいいけれど
じゃあ実態は?
9年立った今、
私にできることってなんだろう?


最近、よく考えていた事があります。
福島の農作物が受けている
風評被害についてです。
(もちろん、福島だけではありませんが、
ここではしぼって書こうと思います。)

↓頭の中では整理できなくて
ブレインストーミングなんてし始めちゃって。

(字がすごいのと
おバカなこと書いてあるのとは
見過ごしてください…。笑)


震災が起きた時。
被災地のために
わたしができる1番の応援って

その地域の食べ物を食べること

です。

食べる事がすきってのはもちろんだけど…

何百円、何千円かもしれないけれど
その地域の経済を動かすことができる。

農家の方、漁師の方が働く。
農水産物ができる。
人々が食べる。
生きることができる。

「経済」っていうと堅苦しいけど
間すっ飛ばして考えると
それって「生きること」と直結する。

だから私は
福島の桃を食べてみたり
宮城のお米を買ってみたり
茨城の野菜を選んでみたり
そうやってポジティブに
被災地を応援したいという考え。

でも、
消費者にとってこの数年間
ずっと引っかかっているのが
「放射能」
この3文字だと思います。

つい最近も
「トリチウム水を海水放出する」
という案が出て
福島の漁業関係者たちは大反対しています。

そりゃあそうですよね。
震災が起きて、
放射能汚染だなんだと言われ、
ネットではいろんな噂が流れ、
テレビでまで騒がれて、
海外も買ってくれない、
ましてや日本人にすら怯えられ、
操業を自粛しながら
耐えて耐えて耐えて、
やっとここに来て
出荷制限魚種がなくなりました。

そんな、
「これから、やっと、」
という時に、、

大気放出案もあります。
農家の方も漁師の方も、
気が気でないでしょう。


では消費者は
どう考えたら良いのか。

私も科学的な難しい話は分かりません。
分からないのに語っていいのか
分からないんですが…

数字が安全を示すのなら
どうして怖がる必要があるのか。

これが私には
ずーっとよく分からなくって…。

だから、上に載せたような
ブレインストーミング?で
「何が正解なんだー!わー!」って
頭の中ごっちゃごちゃになっていたんですが。

どなたかの書籍の中で、

安全は数字で示せても
安心は人の心の問題だから
何かによって決めることはできない、
というような内容がありました。

なるほど、
たしかに、、
もし私に子供がいたら?
数字では大丈夫と思っていても
テレビで聞いたあの話が引っかかって
「念のため…」と
違う地域の食材を手にしているかも。

心は簡単に動かせないし
否定できるものじゃないんだな。。

だからね、わたしは
こうしなければならない!と
声高々に訴えることはできない。
けど、、。
これだけは言いたい!

どうなるにせよ
私はこれからも
福島県産の
海の幸・山の幸を
有り難く大切に
頂くと
宣言します!!!!

っちゅーことです、、
私は
ここ日本で安全基準を満たして
世に出回ったものであるなら
信頼して食べます。
一生懸命作ってくださった方に感謝して
美味しいものは美味しいと、言います。

そして、
「わたしも、ぼくも、
 食べることで福島を応援したい!」
という方がいるのなら。

いっしょに、宣言しましょう!

今ね、
生産者と消費者の間に
物理的距離があって、
それを埋めるための
コミュニケーションとしてのメディアが
機能してないと、わたしは思います。

究極言ってしまえば
風評被害生み出してるのって
実はメディアじゃない?
ってわたしは密かに思っているんですが…笑

リアルな「産直」の時代。
生産者からの思いだけじゃなく
消費者からも「直」で

いつも美味しい食材をありがとう!

って伝えられますし、
伝えたいですね。

たくさんの方の
「一生懸命」という土台の上に
今の日本があると思います。

だから、
感謝して、
生きたいのです。

あぁ、やっぱりわたし
「いただきます」って言葉がすきだなぁ。
自然にも、
作ってくださった方にも、
運んでくれた人にも、
料理した人にも、
買ってきてくれた人にも、
いっしょに食べる人にも。

「いただきます」には、
いろんな「ありがとう」がつまってますね。

なんだか話があっちやこっちに行って
ゴールがここであってるのか
微妙なとこですが…。

「福島のごはん応援し隊!」
の同志の方がいらしたら
嬉しいなぁ〜と思いながら、

思いを馳せ、
祈り、
また、
明日を生きたいと思います。

長い長いわたしの文章を読んで
同じ時間を共有してくださり
ありがとうございました。

大好きな会津の雪景色を添えて。

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